【十一周年記念企画 人気投票結果発表(女性選手編)】


洋子「それでは皆様、ご静粛に。お待たせ致しました、これより十一周年記念企画で行われた人気投票の結果を発表致します。今回は女性選手編となります」

ナスターシャ(以下ナス)「今回も女だけだ。事務員すら今回は除外した」

洋子「前回同様、1票も獲得できなかった選手は呼ばれておりません。ご了承ください」

ナス「女性選手も増えたからな、全員呼ぶと収拾がつかなくなる。その代わり、今回も美味い食事と飲み物を準備してあるぞ」

洋子「それでは、発表に移ります。敬称は略させて頂きますので、ご了承ください」


ナス「それでは発表していくぞ。まずは1票獲得者からだ。1票獲得者は・・・

 鈴代咲夜

 堂倶燕

 嵯暁スミレ

 高良森香

 鬼島洋子

 ナスターシャ・ウォレンスキー

 クリスティーナ・ローゼンメイヤー

の7名だ」

洋子「・・・また貴女と同じ1票だなんて」

ナス「うるさい、それはこっちの科白だ」

洋子「・・・まあいいわ、さっさと次にいきましょう」

ナス「・・・いいだろう」


洋子「続いて2票獲得者の発表です」

ナス「2票獲得者は・・・

 唐辻巳詩夜

 天現寺久遠

 沢宮冬香

 沢宮琴音

 嵯暁さくら

 桐志摩こなみ

 芦鷹アウラ

 カミラ・アーデルハイド・バートリー

の8名だ」

洋子「意外な順位の選手も居ますね」

ナス「試合の過多は関係ない、ということなのかもな」


洋子「次は3票獲得者の発表です」

ナス「3票獲得者は・・・

 八岳深津魅

 朱花紫檀

 嵯暁紫苑

 黒芽雪緒

の4名だ」

洋子「あら、ほとんどが1試合しかしていない選手なのね」

ナス「それぞれ個性のある選手だからか?」

洋子「それを言うなら、<地下闘艶場>の選手ほとんどがそうだけれど」

ナス「なんだ、いちゃもんをつけてくるじゃないか」

洋子「事実を言ったまでだけど?」

ナス「・・・」

洋子「・・・」

ナス「・・・」

洋子「無駄な時間ね」

ナス「そうだな、仕事に戻るか」


洋子「次は、4票獲得者の発表です」

ナス「4票獲得したのは一人だけだな。

 森下恋

だ」

洋子「根強い人気を持っているわね」

ナス「負け役が多いが、それが良いということか?」


洋子「次にいきましょう、5票獲得者の発表です」

ナス「5票獲得者は・・・

 九条雪那

 茨木美鈴

の2名だ」

洋子「まったく正反対の二人ね」

ナス「顔、性格、生い立ち。一緒なのは性別くらいか?」


洋子「6票獲得者の発表です」

ナス「6票獲得者は・・・

 谷早霧絵

だと?」

洋子「霧絵さん、後でちょっとお話ししましょうか」

霧絵「ちょ、ちょっと待ってください、私は別に・・・」

ナス「さ、もういいぞ、向こうに行っていろ」

霧絵「ナスターシャさんまで! そんな恐い顔で・・・」

ナス「向こうに行っていろ、と言ったぞ?」

霧絵「は、はい、わかりました・・・」

洋子「・・・なぜ、霧絵さんに6票も・・・」

ナス「腹立たしいが、結果がすべてだ。次に行くか」


洋子「7票獲得者の発表です」

ナス「7票獲得者は・・・

 比良木寿絵梨

だ」

寿絵梨「え、私? マジで? すごっ!」

洋子「日本語が不自由な方は、あちらでお待ちください」

寿絵梨「なに言ってんの、日本語しゃべってんじゃん」

ナス「頭の悪い奴は黙っていろ、と言わなければわからないか?」

寿絵梨「えっ・・・」

洋子「さ、向こうへ行きましょうね(微笑)」

寿絵梨「こわっ・・・マジなんなの・・・マジわけわかんない・・・」


洋子「次は8票獲得者の発表です。ここからはトップ10となります」

ナス「10位の8票獲得者は・・・

 ステファニー・クレイトン

だ」

ステファニー「え! 私デスか? Very Very So Happy! とっても嬉しいデス!」

洋子「おめでとうございます」

ナス「では、次に行くか」

ステファニー「Oh、随分とあっさり流されちゃいマシた・・・」


洋子「次は12票獲得者の発表です」

ナス「9位の12票獲得者は・・・

 小比類川彩萌

だ」

彩萌「私が? え、いいんですか?」

洋子「話し方があざといですね」

ナス「ああ、あざといな」

彩萌「あ、あざとい?」

洋子「キャラの作り方があざといので、話し方もあざとくなるんでしょうね」

ナス「ああ、そうだろうな」

彩萌「9位なのに、なんでここまで言われるんですか?」

洋子「9位だから、ですね」

彩萌「・・・やっぱり<地下闘艶場>絡みは恐いです」


洋子「13票獲得者の発表です」

ナス「8位の13票獲得者は・・・

 栗原美緒

だ」

美緒「8位か〜。嬉しいけど、もうちょっと上に行きたかったな、なんて」

ナス「ほほう、随分と向上心があるじゃないか。結構なことだ」

美緒「ナスターシャさん、嫌味がきついです」

ナス「ふん、さすが慣れてるだけあって、さっと切り返してくるな」

洋子「それくらいにしておきましょうか」


洋子「14票獲得者の発表です」

ナス「6位の14票獲得者は・・・

 八岳琉璃

 ニナ・ガン・ブルトン

の2人だ」

琉璃「6位ですか。最近は試合もありませんでしたし、仕方ありませんか」

ニナ「試合がなくて6位なら、とても嬉しいですね〜」

ナス「相変わらずふわふわしているな、お前は」

洋子「琉璃さんも、登場がなくて6位なら良いのでは?」

琉璃「私は、八岳の一族ですから。常に上を目指さねばなりませんの」

ナス「・・・向こうで一人騒いでいるのがいるな」

琉璃「ああ、彼女も一応八岳の一族ですから」

ナス「一応、ね」

洋子「八岳グループにも色々とありそうですね」


洋子「16票獲得者の発表です」

ナス「5位の16票獲得者は・・・

 ルシーラ・フォン・ディルクラント

だ」

ルシーラ「5位だなんて・・・初参加なのに、なんだか申し訳ありませんわ」

ナス「本物のお姫様なのに、随分と殊勝じゃないか」

ルシーラ「もうわたくしは姫ではありません。ただの一般人です。殊勝に生きるのは当たり前です」

洋子「そう言えるのがお姫様の証、なのかもしれませんね」


洋子「20票獲得者の発表です」

ナス「3位の20票獲得者は・・・

 暮内ゆかり

 於鶴涼子

の2人だ」

ゆかり「えーっ! ゆかり、今回こそ1位だと思ったのにー!」

涼子「(ため息)ゆかりさんと一緒とは、今年はあまり良い年になりそうにありませんね」

ゆかり「えー、それどういう意味?」

涼子「それがわからなければ、尚のことですね」

ゆかり「ぶー、すぐゆかりを馬鹿にするんだからー」

洋子「漫才はそこまでにして頂いて宜しいでしょうか?」

ゆかり「漫才じゃないの!」

涼子「・・・ふう、少しムキになってしまいました。申し訳ありません」

ゆかり「ふふーん、わかればいいよ!」

涼子「いえ、貴女には一切謝っていませんよ。貴女以外のすべての皆さんに謝罪しただけです」

ゆかり「なにそれー!」

ナス「いいかげんにしてくれ」


洋子「21票獲得者の発表です」

ナス「2位の21票獲得者は・・・

 ピュアフォックスことダークフォックスこと来狐遥

だ」

遥「うわー、嬉しいけど悔しい! 2位も凄いよ? でも、1位になりたかったな〜」

ナス「お前はいつもトップ争いに絡んでいるな。長編の外伝まで書いてもらえているとは、ずうずうしい奴だ」

遥「そう言われても、書いてもらったもの勝ち、ってとこもあるし。ナスターシャさんだって、外伝あるじゃないですか」

洋子「ナスターシャ、絡むのもほどほどにしておきなさい」

ナス「ちっ」


洋子「いよいよ第1位の発表です」

ナス「25票獲得して1位になったのは・・・

 ビクトリア・フォレスト

だ!」

ビクトリア「私が・・・本当に?」

洋子「ええ、負けっぷりと脱がされっぷりに定評のあるビクトリアさんが、見事1位となりましたよ」

ビクトリア「ちょっと、随分と突っかかってくるじゃない?」

ナス「事実を伝えただけだろうに、怒らなくてもいいだろう?」

ビクトリア「あのね、1位になった人間に失礼な発言して、怒るなってのがおかしいでしょ?」

洋子「<地下闘艶場>でほとんど勝利がないのも、全裸に剥かれることが多いのも、両方事実ですからね。事実を言われて怒るのもどうかと思いますが」

ビクトリア「あんたね・・・」

ナス「ま、何はともあれ1位になったんだ。コメントでももらおうか」

ビクトリア「もうちょっとすっきりと言わせてくれれば良いのに・・・コホン、見事1位となりました! 応援してくれた皆、ありがとう! いつか必ずモトハシにリベンジするからね!」

ナス「無理だな」

ビクトリア「んなっ」

洋子「無理ですね」

ビクトリア「こういうときだけ息ぴったりなのね。性格の悪さが出てるわよ」

ナス「ふん、負け犬に言われてもな」

ビクトリア「ふーん、1票しかなかった人がそんなこと言うんだ」

ナス「・・・人がおとなしく漫才に付き合っていれば、面白いことを言うじゃないか」

ビクトリア「事実を言われて怒るな、って言ったのは誰だっけ?」

ナス「それは洋子だな。記憶力が悪い奴だ」

ビクトリア「なんですってえ!? それはね・・・!」

洋子「ビクトリアさん、謝罪しますので落ち着いてください。そろそろ締めたいと思いますので」

ビクトリア「・・・わかった、1位だからね、謝罪を受け入れるわ」

洋子「ありがとうございます。ほら、ナスターシャも」

ナス「ふう・・・申し訳ございませんでした、暴言の数々、以後気をつける所存です」

ビクトリア「なんか、謝られた感じがしないんだけど・・・」


洋子「それでは、これで十一周年記念企画の人気投票結果発表、女性選手編を終了致します」

ナス「食い物がいる奴は自由に持って帰ってくれ」

洋子「皆様、お気をつけてお帰りください」

他の一同「(ぞろぞろ・・・)」


洋子「ふう、なんとか終わったわね」

ナス「こうしてみると、事務員の奴も緩衝材として役に立っていたな」

洋子「・・・そうかもしれないわね、認めたくはないけれど」

ナス「お前はどこまで事務員を嫌っているんだ」

洋子「嫌ってはいないわよ。評価していないだけで」

ナス「それ、どこが違うんだ?」

洋子「そんなことはどうでもいいわ。それでは皆様」

ナス「これからも<地下闘艶場>を宜しく頼むぞ」

洋子「皆様の応援が存続の推進力となりますので」



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