【十三周年記念企画 人気投票結果発表 男性選手編】


洋子「始めます。着席」

一同「(ブー!)」

マスク・ド・タランチュラ(以下マ)「おい待て! いきなりなんだ!」

ナスターシャ(以下ナス)「今から人気投票の発表だ。座れ」

レ「いきなりそんな喧嘩腰じゃ、こいつらだって気分が悪いだろう」

洋子「では、発表なしで帰っても宜しいですか?」

一同「・・・」

マ「おい、今日は特に荒れてないか?(ひそひそ)」

レフェリー(以下レ)「なんでも、二人共得票が一つもなかったらしい。それで、『御前』から罰として司会をさせられているんだと(ひそひそ)」

ナス「そこ、私語は慎め」

レ&マ「(ビクッ)」

洋子「では、発表に移ります」


ナス「まず1票だ」

洋子「1票取ったのは

 猿冠者

ですね」


ナス「次は2票だ」

洋子「2票取ったのは

 草橋恭三

 蒲生漣次

 ジグ・ソリタード

 湖童陣

 亀河健史

 スレイブズ

ですね」


ナス「3票に行くか」

洋子「3票取ったのは

 ダン<ザ・マッスル>ホフマン

ですね」

レ「お、おい、このペースで行くのか? さすがに適当過ぎじゃ・・・」

洋子&ナス「(ぎろっ)」

レ「い、いや、手際良いな、良いんじゃないか、ハハハ・・・」

マ「日和るなら言うなよ、根性なし」


ナス「次は4票だ」

洋子「4票取ったのは

 アシュタルト・デフォー

 古池虎丸

 ヴァイパー

 小四郎

 火筒剛

 獅子牙タケル

ですね」


ナス「5票だ」

洋子「5票取ったのは

 チャベス・マッコイ

 伊柄克彦

 ツェネッガー

ですね」


ナス「6票だ」

洋子「6票取ったのは

 小男

 ロックマスク

ですね」


ナス「7票だ」

洋子「7票取ったのは

 瓜生霧人

ですね」


ナス「8票だ」

洋子「8票取ったのは

 マンハッタンブラザーズ1号2号

 ジャンクロ

ですね」

マ「おい、マジでこのまま淡々と進みそうだぞ(ひそひそ)」

レ「仕方ないだろ、お前、あの二人に文句言えるか?(ひそひそ)」

マ「いやー、今のあいつらには無理だな(ひそひそ)」


ナス「9票だ」

洋子「9票取ったのは

 サンダー・桝山

 ジョルジュ・マホーニー

 尾代呑太

ですね」


ナス「10票だ」

洋子「10票取ったのは

 三ツ原凱

 ミステリオ・レオパルド

ですね」


ナス「11票だ」

洋子「11票取ったのは

 阿多森愚螺

 影波士羅彦

ですね」


ナス「ここからは10位以内か」

洋子「一応一言もらいましょうか。面倒くさいですが」

マ「お前ら、もうちょっとな・・・」

ナス「10位は14票だ」

洋子「14票取ったのは

 虎路ノ山

ですね」

虎路ノ山「がっはっは! 意外と人気者じゃったのお!」

洋子「身体が大きいだけで、練習不足ですね」

ナス「よくポカをしてるしな」

虎路ノ山「むむむ・・・」

ナス「なにが『むむむ』だ」

マ「これ、上位なのにけなされるのか?(ひそひそ)」

レ「・・・もう何も言うな(諦め)」


ナス「9位は15票だ」

洋子「15票取ったのは

 甲羅木駁

ですね」

駁「折角なら、涼子ちゃんと一緒に喜びを分かち合いたかったな」

ナス「黙れ、『御前』のお近くに寄れるからと言って、調子に乗るんじゃないぞ」

洋子「今は純愛を貫いている、みたいな顔をしていますが、どれだけの女性を泣かしてきたのか、調べはついていますからね」

駁「過去は過去、未来は未来ですよ、ナスターシャさん、洋子さん」

洋子&ナス「馴れ馴れしく呼ばないで!・呼ぶな!」

駁「ははは、息ぴったりですね、二人共」

マ「つえぇな、あいつ。あの二人に動じてないぞ(ひそひそ)」

レ「まあ、芸能界で生き残っている人間だしなぁ。あれくらい余裕だろう(ひそひそ)」


ナス「8位は17票だ」

洋子「17票取ったのは

 護覚

ですね」

護覚「ふむ、拙僧が8位とな。善哉善哉」

洋子「身嗜みをどう考えているんですか? 臭いですよ」

ナス「むさ苦しいしな」

護覚「これも修行の一つでな。着たきり雀もまた善哉善哉」

マ「こいつも動じてないな(ひそひそ)」

レ「エセ坊主のくせにな(ひそひそ)」


ナス「7位は19票だ」

洋子「19票取ったのは

 早矢仕杜丸

ですね」

早矢仕「うわっほー、マジっすか! いやー、まさか7位だなんて、俺も人気でてきたな〜」

ナス「黙れ給料泥棒」

早矢仕「うへっ?」

洋子「弱さだけが個性では、意味がないですからね。もっと実力をつけなさい」

早矢仕「うへぇ・・・」

マ「あいつにはあれでも足らないだろ」

レ「多分明日には忘れているだろうな」


ナス「6位は20票だ」

洋子「20票取ったのは

 ジョーカーこと河井丈

ですね」

丈「本当ですか、嬉しいです」

洋子「まだ十代の子に手を出すなんて」

ナス「犯罪者だな」

丈「人聞きの悪いことを言わないでくださいよ! 久遠とは相思相愛・・・だと、思っているんですが・・・」

洋子「そこで言い切れないのが情けないですね」

ナス「犯罪者だな」

マ「そうだそうだ! あんな若くて可愛い子に手を出すのは犯罪だぞ!」

レ「お前、ここぞとばかりに・・・恥ずかしくないのか」

マ「全然」

レ「だろうな(ため息)」


ナス「4位となったのは27票だ」

洋子「27票取ったのは

 元橋堅城

 グレッグ<ジャンク>カッパー

ですね」

元橋「おやおや、この老人をまだ応援してくださる方がいらっしゃいますか。有難いですなぁ」

グレッグ「うぇへへ、俺も、上のほうなのはうれしいぞぉ」

洋子&ナス「・・・」

マ「さすがにあの二人も、元橋の爺さんには何も言えないらしいな(ひそひそ)」

レ「実力もそうだが、『御前』にも注文をつけられる立場なんだぞ? 無理だって(ひそひそ)」

洋子&ナス「(ぎろっ)」

レ&マ「(ビクッ)」


ナス「3位は31票だ。3位が【特別試合】への参戦となる」

マ「ここだ! 俺今回は3位狙い!」

レ「(頼む、今回は外れてくれ・・・!)」

洋子「そこ、うるさいですよ。31票を取り、【特別試合】へ出場するのは・・・

 山森黄一郎

ですね」

山森「ふぉほほ、私ですか。強い女性だといいですがね」

洋子「選ばれた以上、無様な試合はできませんよ」

ナス「ただ感じさせれば良い、ってわけじゃないからな」

山森「ふぉほほ、肝に銘じておきますよ」

マ「ぐぬぬ・・・なんで俺じゃないんだ! ああ、人気者なのが憎いぜ!」

レ「俺は3位じゃなくて良かったけどな」

マ「お前、前回の【特別試合】であんな無様晒しといて、良くここに居れるよな。と言うか生きてられるよな」

レ「あ、あれは、ちょっとだけ作戦が狂っただけだ!」

洋子「そこの二人、さっきからうるさい!」

レ&マ「へふぁいっ!」


ナス「次の順位だが・・・同数の40票だ」

洋子「40票取って1位となったのは

 レフェリー

 マスク・ド・タランチュラ

ですね」

レ「おお、今回は1位か!」

マ「ええー、1位は嬉しいけどよ、お前と同率かよ」

ナス「良かったな、お下劣コンビ」

レ&マ「誰がだ!」

洋子「<地下闘艶場>を代表する品のなさですからね、二人共」

マ「はっはーん、お前ら、1票も入らなかったから、1位の俺に嫉妬してるな?」

洋子&ナス「(ピキッ!)」

レ「おい馬鹿やめろ! とばっちりがこっちにも来る!」

洋子「・・・あら? こんなところに一枚の写真が」

ナス「どれどれ、おや? やけに腕の長い姿が写っているな。素顔で」

マ「おい待て、まさかそれ、俺の素顔じゃないだろうな! 盗撮は犯罪だぞ!」

レ「お前が言うと、まったく説得力がないな」

洋子「思わず拡散してしまいそうですね」

マ「ままま待ってくれ、俺が悪かった! だから拡散だけはしないでくれ!」

ナス「誠意が足らないな」

マ「ぬぐぐ・・・拡散は、やめてください(土下座)」

洋子「まあ良いでしょう。こんな画像を拡散してもしょうがないですし。はい、写真もお渡しします」

マ「・・・あんがとよ。・・・って待ておい! なんだこの写真!」

ナス「うん? やけに腕の長いオスの写真だが?」

マ「ふざけんな! これ、オランウータンじゃねぇか!」

洋子「嘘は一つも言っていませんが。そんなにオランウータンが好きだったんですね。土下座がしたくなるほどに」

マ「くっそー、ふざけやがって! いつかベッドでひぃひぃ言わせてやるからな」

洋子「二重の意味で無理ですね(微笑)」

レ「おい、そろそろ締めないと、皆呆れているぞ」

ナス「そうだな。では、以上だ。解散!」

レ「最後までそんな締め方なのか(頭抱え)」

元橋「鬼島嬢、ナスターシャ嬢」

洋子&ナス「は、はい」

元橋「男はおなごの我儘も受け入れますが、それでも八つ当たりはほどほどが良いですぞ」

洋子「・・・はい、申し訳ありませんでした」

ナス「・・・わかった、気をつけよう」

元橋「素直なのが一番ですなぁ」

マ「すげぇ! さすが元橋の爺さんだぜ! それ、もっとはし! もっとはし!」

レ「もっとはし! もっとはし!」

一同「もっとはし! もっとはし!」

元橋「(ぱんっ!)」

一同「(びくっ!)」

元橋「裏の格闘とは言え、皆あやつに強さで以て仕える身。あやつの側近相手にやり込められるとは、恥ずかしくないのですかな?」

レ「まずい、この流れは・・・」

マ「元橋の爺さん、説教モードに入っちまったか・・・」

元橋「これも精神面での鍛え方が足らないからですな。どれ、一つ稽古といきますか」

一同「(青ざめ)」

元橋「どうせここも貸し切りですからな、多少物が壊れてもどうとでもなります。善は急げ、覚悟を決め、掛かって来なさい」

マ「どうしてこうなった・・・」

レ「俺まで巻き込まないでくれ! 俺はただのレフェリーだー だー だー・・・(エコー)」



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