【九周年記念企画 事前アンケート結果発表】

洋子「<地下闘艶場>をご覧の皆様、いつもありがとうございます。以前に<地下闘艶場>開設九周年を記念した行事にどのようなイベントを行うのが良いか、事前アンケートを行わせて頂きました」
ナスターシャ(以下ナス)「2017年4月14日から28日までだな。今回はその発表を行うぞ。だが、なぜ私とお前なんだ?」
洋子「事務員の胃に穴が開いたから、だそうよ」
ナス「まったく、お前が苛めすぎるからだろう。だから面倒くさい仕事が私に回ってきてしまうんだ」
洋子「あら、今回は貴女と事務員が行う予定だったと聞いているけど?」
ナス「勝手に捏造するな」

洋子「それでは、さっそく発表にいきましょうか」
ナス「今回は、『推薦選手の募集』、『人気投票』、『その他』の三つの項目から選んでもらう様式にした。『その他』は実施希望の内容も記入してもらったぞ」
洋子「結果としては・・・『推薦選手の募集』と『人気投票』、どちらも行います」
ナス「ん? それでいいのか?」
洋子「今回、ほぼ同数だったのよ。喜んでもらえるのなら、そのほうがいいでしょう? 事務員の仕事が増えるだけだから」
ナス「お前、事務員を胃潰瘍にまで追い込むつもりか。あいつの仕事がこちらに回されたら、それはそれで面倒くさいぞ」
洋子「胃潰瘍くらいで仕事ができなくなるわけないでしょう?(微笑)」
ナス「・・・いい性格をしている(ため息)」
洋子「『その他』にも多く意見を頂きました。一部を発表させて頂きます」
ナス「どれ・・・
『人気投票で一位になった女性&男性選手を試合させるのどうでしょう?レフェリー一位になればまぁそれはそれで(笑)』
『男性選手、女性選手の人気投票。試合のシチュエーションと衣装を募集して人気投票。その上位を組み合わせた試合が見たいですね。』
『本編の選手によるリクエストマッチ』
他にもあったが、今回は割愛しているぞ」
洋子「『推薦選手の募集』は今まで通りとして、『人気投票』がどのような形式で行われるかは実施までおまちください」
ナス「では、今回はここまで・・・?」

(ガチャッ)

事務員(以下事)「さーて、ちょっと早いけど発表の準備を・・・あれ? なんで洋子さんとナスターシャさんがここに?」
洋子「貴方こそ、なぜここに? 胃に穴が開いたんでしょう?」
「なんの話ですか?」
ナス「お前の胃に穴が開いたから、今回は私と洋子で発表しろ、と言われたんだが」
「え、誰から?」
ナス「レフェリーだが」
洋子「・・・そういうこと」
「でも、なぜレフェリーがそんなことを・・・」

(ガチャッ)

?「すみません、遅くなりました! 急に時間が変更になった、と聞いてたんですが、のんびりし過ぎたみたいで・・・」
「あ、シーナさん!」
ナス「なるほど。本来なら事務員とシーナが発表する筈だった。しかしなぜか二人共発表の時間に遅れ、私と洋子に発表をするよう連絡があった」
「その連絡をしたのはレフェリー」
洋子「つまり・・・原因は、レフェリーのつまらない嫉妬、というわけですね」
シーナ「??? なんの話かわかりませんけど、今日のお仕事はどうなったんですか?」
洋子「それなんですが・・・こちらの手違いで、もう終わってしまったんです。大変申し訳ありません」
ナス「なに、今日の分のサラリーは払うよ。迷惑料もつけて、な」
シーナ「・・・はぁ。何もしなくてお金をもらうのは気が引けますけど、<地下闘艶場>絡みだから遠慮なく」
「あ、そ、それなら、どうでしょう? お詫びを兼ねて、このあと軽くお食事でも・・・」
シーナ「え? えっ、と・・・ごめんなさい、友達と約束があるので、今日はこれで帰ります。お疲れ様でした(そそくさ)」
「えーっ・・・」
ナス「くくっ、逃げられたな」
洋子「仕事が何時に終わるかわからないのに、友人との約束を入れるわけもないですしね」
ナス「ま、傷つけないように気を遣ってくれたんだ、それだけでありがたいと思え」
「(しょぼーん)」
洋子「高望みが過ぎると失敗するのは当たり前ですね。甲羅木駁に芸能人とのコンパを頼み込んでおいて、結局本番では緊張で一言も喋れなかったらしいですし」
「!」
ナス「情けない男だな。真崎を見習え」
「駁くん・・・口が軽いよ・・・」
洋子「折角コンパを開いたのにまったくの無駄ともなれば、愚痴りたくもなるのは当然でしょう?」
「あう・・・」
ナス「そろそろこいつを苛めるのにも飽きた。私も帰らせてもらう」
洋子「そうね、今晩は私が『御前』番だし、無駄な時間は切り上げましょう」
ナス「ふん、『御前』に粗相がないようにな」
洋子「あら、誰に言っているのかしら?」
ナス「なんだ、それすらわからなくなったのか? 若年性の健忘症になったんじゃないのか?」
洋子「ふう、遠回しな物言いが通じないと疲れるわね。こんな部下を持った『御前』に心労が溜まらないといいのだけど」
ナス「嫌味もそこまでいくといっそ感心するな。性格の悪さを隠そうともしないこともな」
洋子「あら、よく嫌味だとわかったわね」
ナス「あのな・・・」

(洋子、ナスターシャ退場)

「・・・おのれレフェリー、グラドル・シーナとの楽しい時間の筈だったのに! 月夜の夜ばかりだと思うなよ! ・・・こほん、気を取り直して、と。というわけで、九周年記念イベントでは『推薦選手の募集』と『人気投票』を行います。そのときにはまたぜひ皆様からの投票をお願いします! ・・・はー、誰か誘って飲みにでも行こう(泣)」


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