【九周年記念企画 人気投票結果発表（衣装編）】
事務員（以下事）「＜地下闘艶場＞をご覧の皆さん、いつもありがとうございます。司会進行の事務員です」
シーナ「アシスタントのシーナです」
事「今回は、九周年記念企画で募集した人気投票の衣装編、その順位の発表となります。そしてなんと・・・」
シーナ「・・・私、シーナがその衣装に着替えて発表とします」
事「いやー、シーナさんの七変化、楽しみですねー（満面の笑み）」
シーナ「（こそっ）あの・・・本当に着替えないと駄目なんですか？」
事「（小声）それが今回の肝ですから。宜しくお願いしますね。その分出演料にも色をつけますから」
シーナ「・・・わかりました。受けた以上、きちんと仕事します（ため息）」
事「さて・・・カーテンの向こうには、既に着替えたシーナさんが居ます！ では、下の順位から発表していきますね。１票と２票しかなかった衣装は省略しています。３票取った、まず最初の衣装は・・・これです！」
（カーテンオープン）
シーナ「・・・テニスルックです」
事「うわぁ、シーナさんが着ると長い脚が映えますね！」
シーナ「あ、ありがとうございます。でも、スコートがなかったんですけど・・・」
事「それが＜地下闘艶場＞なので！」
シーナ「そうですよね（ため息）」
事「次の衣装は・・・」
（カーテンオープン）
シーナ「・・・チャイナドレスです」
事「これもスリットから覗く脚線美がいいですね！ ボディラインが強調されているのも！」
シーナ「あの・・・なんで＜地下闘艶場＞のチャイナドレスって、胸にも穴が開いてるんですか？」
事「それはエロ・・・いやいや、なんででしょうね？ わかりません！ では、次に行きましょう！」
事「次の衣装は・・・」
（カーテンオープン）
シーナ「・・・ＯＬルックです」
事「これもミニスカートから伸びる脚線美！ ぴっちりとしたワイシャツもポイントですね！」
シーナ「このワイシャツ、サイズ合ってないですよね？」
事「え、そうですか？ いやー、発注ミスかなー」
シーナ「・・・もういいです」
事「次の衣装からは４票獲得した衣装になります。その最初は・・・」
（カーテンオープン）
シーナ「・・・巫女服です」
事「白い上着に赤い袴、和のテイストが素晴らしい！」
シーナ「これ、胸元が開いちゃうんですけど・・・」
事「巫女服はそういうサイズが普通ですよ？」
シーナ「絶対違います！」
事「ま、まあまあ、次に行きますので、着替えてきてくださいね」
シーナ「・・・」
事「次の衣装は・・・」
（カーテンオープン）
シーナ「・・・浴衣です」
事「これも和服ですね、シーナさんが着ると色っぽさが増しますね！」
シーナ「（よかった、これはまとも・・・）」
事「おおっ、下着のラインが透けてる！」
シーナ「ええっ！？（がばっ）」
事「いやー、眼福ですねー」
シーナ「（最っ低！）」
事「次の衣装は・・・」
（カーテンオープン）
シーナ「・・・レオタードです」
事「うわ・・・身体のラインが浮き出てエロい！ さすがグラビアアイドル！」
シーナ「グラビアアイドルは関係ないと思いますけど・・・」
事「あっ、また下着のラインが！」
シーナ「えっ！ もう、着替えてきます！」
事「次の衣装は・・・」
（カーテンオープン）
シーナ「・・・くの一衣装です」
事「これもある種、男の夢ですよね？」
シーナ「私女なので、『ね？』と言われてもわからないです」
事「でも、色っぽい衣装と人気の一角ですよ？」
シーナ「知りません！」
事「次の衣装からは５票獲得した衣装になります。その衣装は・・・」
（カーテンオープン）
シーナ「・・・ライダースーツです」
事「うわぁ、胸の谷間が全開！ 色っぽいですよシーナさん！」
シーナ「ど、どうも。でもこれ、ファスナーがないのがおかしいですよね？」
事「えっ？ ＜地下闘艶場＞では当たり前ですけど？」
シーナ「・・・」
事「それに、ブラが見えているのがまた・・・」
シーナ「っ！（胸元隠し）」
事「次の衣装は・・・」
（カーテンオープン）
シーナ「・・・チアリーダー衣装です」
事「意外な衣装が高評価ですね。健康美がいいんでしょうか？」
シーナ「さあ・・・」
事「肩から腕が剥き出しだし、太ももも露わだし。おへそも覗いてますしね」
シーナ「・・・変なところばかり見ないでください」
事「次の衣装からは６票獲得した衣装になります。その衣装は・・・」
（カーテンオープン）
シーナ「・・・道衣です。その筈なのに、ズボンがないんですけど？」
事「あ、それが＜地下闘艶場＞基準なので」
シーナ「・・・最悪（ぼそっ）」
事「次の衣装は・・・」
（カーテンオープン）
シーナ「・・・スポーツユニフォームです。今回はサッカーのレプリカユニフォームです」
事「うーん・・・これはさすがに色っぽさが・・・」
シーナ「（全部こういう衣装ならいいのに）」
事「次の衣装からは７票獲得した衣装になります。その衣装は・・・」
（カーテンオープン）
シーナ「・・・メイド服です」
事「おおー・・・シーナさん、メイド服も似合いますね。今すぐメイド喫茶で働けるんじゃないですか？」
シーナ「まあ、少しだけバイトしたことはありますけど」
事「えっ？」
シーナ「あっ・・・（しまった、言わなくても良かったのに！）」
事「なるほどー、似合う筈ですね。今度、その衣装で参戦を・・・」
シーナ「お断りします！」
事「次の衣装は・・・」
（カーテンオープン）
シーナ「・・・バニーガールです」
事「うわぁ・・・胸元露わで、太もも剥き出し、バニー耳にハイヒール！ 凄いですね！」
シーナ「・・・そんなにじろじろ見ないでください」
事「いやー、それは見ちゃいますよ。シーナさん、スタイルもいいですし」
シーナ「・・・ど、どうも」
事「次の衣装は・・・」
（カーテンオープン）
シーナ「・・・ぶ、Ｖ字水着です」
事「ぶふっ！（まずい、本気で鼻血出そうだ・・・）」
シーナ「さ、さすがにこれはちょっと・・・もう脱いでいいですか？」
事「え、ここで！？ 生着替えですか？」
シーナ「そ、そんなわけないでしょ！」
事「でも、裸とほとんど変わらないですし・・・」
シーナ「ちゃ、ちゃんと隠れてるから違います！ もう、着替えてくるから！」
事「（あー、やばかった）次の衣装は９票獲得した衣装になります。その衣装は・・・」
（カーテンオープン）
シーナ「・・・ビキニ水着です」
事「さすが本職ですね、ビキニがお似合いです！」
シーナ「こ、こんなに面積が少ないビキニ、初めて着るんですけど・・・」
事「これで仕事の幅が広がりますね！」
シーナ「嫌ですこんなビキニ着ての仕事！」
事「・・・次の衣装が、本日最後。１２票獲得し、第一位となった衣装は・・・」
（カーテンオープン）
シーナ「・・・学校の制服、です」
事「おおっ、今日はセーラー服ですね！」
シーナ「うちの高校はブレザーなので、セーラー服は初めて着ました。でも、スカートの丈が短いのって・・・」
事「ええ、＜地下闘艶場＞基準です」
シーナ「でしょうね（ため息）」
事「ということで、人気投票の結果で行われる特別試合は、女性選手に制服を着て試合をしてもらいます」
シーナ「え、もし仮に高校生じゃない女の人が試合のときは・・・」
事「勿論、成人女性でも制服を着てもらいます」
シーナ「それ、結構な辱めのような気が・・・」
事「案外似合うかもしれませんよ？ ・・・イメクラみたいになるかもしれませんけど」
シーナ「サイテー（ぼそっ）」
事「（ぐさっ！）と、ともかく、今回の発表は以上になります。シーナさん、今日は七変化お疲れ様でした」
シーナ「お疲れ様でした（ミニスカートじゃなければ、ハイキックを見舞ってたのに・・・）」
事「（ぞくり）な、なぜか急に寒気が・・・風邪かな？ では皆さん、特別試合までしばらくお待ちください！」
