【九周年記念企画 推薦者発表】

洋子「<地下闘艶場>をご覧の皆様、いつもありがとうございます」
事務員(以下事)「今回は、九周年記念として皆様から募集した推薦選手、その内の参戦が決まった選手を推薦して頂いた方を発表致します」
洋子「ようするに、当選した推薦人を発表する、ということです」
「え、なぜわざわざ言い直したんですか?」
洋子「貴方の言い回しがわかりにくいからに決まっているでしょう? もう少しわかりやすい言葉遣いを心掛けてください」
「・・・はい。(何かにつけて細かいなぁ。もうちょっと優しくなればいいのに)」
洋子「何か?」
「い、いえ別に! そ、それでは、推薦者の発表を行います!」
洋子「発表はあいうえお順にさせて頂きます。それでは発表致します。

 桜花様
 クレハ様
 サイエンサー様
 小師様
 スヴィドリガイロフ様
 スミ様
 とあるファン様
 はぐれ観戦者様
 ひみつ様
 妄想の使徒様

以上、10名の皆様から推薦頂いた選手が参戦となります。他にも何人もの推薦を頂いたんですが、何度かにわけて複数人を推薦したり、『御前』の趣味とは合わない選手だったりしたので、今回は落選とさせて頂きました。申し訳ありません」
「折角推薦頂いたんですが、全員の参戦は厳しくて・・・」
洋子「また、この順番で試合をしていくわけではありません。予めご了承ください」
「ちょっと発表が遅くなってしまいました、お詫び致します」
洋子「・・・ちょっと?」
「(びくっ)」
洋子「推薦を締め切ってから、何か月が経ったと思っているのかしら?」
「い、いえ、その・・・中々時間が取れなくて・・・」
洋子「あら、『御前』はいつも、やるべきことは早め早めに済ませておかなければならない、と仰ってるわよね?」
「は、はい・・・」
洋子「わかっているのなら、中々時間が取れない、などという言い訳は言えない筈でしょう?」
「・・・そうです」
洋子「貴方も『御前』の部下の、その下の、そのまた端っこに引っ掛かっているくらいの存在だとは言え、しっかりとしてもらわないと。『御前』に恥を掻かせることになるのよ」
「・・・(うわぁ、機嫌悪いモードになってる・・・これは下手な言い訳は火に油を注いじゃうぞ)」
洋子「聴いているのかしら?」
「はい、聴いてます! これから気をつけます!」
洋子「そう。次はないわよ」
「(怖いよ! 何なの今日は!?)」
洋子「それでは蛇足もありましたが、発表はこれまでとさせて頂きます」
「こほん、試合の開催とレポート完成まで、暫くお時間を頂きます。宜しくお願・・・」
洋子「で? いつ発表になるの?」
「えっ? えー、っと・・・半年後くらい、には・・・」
洋子「もうちょっとピッチを上げるのね。さっき反省したんでしょう?」
「は、はいぃ・・・正月前後には発表開始できるように頑張ります」
洋子「ま、その辺が妥当かしらね」
「(ほっ)」
洋子「試合順は順不同となります。ご了承ください」
「それでは、発表まで暫しお待ちください。(ただの発表だと思ったのに、ストレスがマッハだよ!)」
洋子「(じろり)」
「(びくっ!)お、お疲れ様でした・・・それじゃ、これで失礼しますね・・・」
洋子「(じーっ)」
「(怖いよ! 無言が怖いよ! なんなんだよもーっ!)」(脱兎)
洋子「・・・ふう。これだけ脅しておけば、少しは早くレポートが上がるかしら。皆様、仕事の遅い事務員がご迷惑をお掛け致します。試合結果の発表まで、今暫くご辛抱をお願い致します」


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