【外伝 ナスターシャ・ウォレンスキー 其の二】

「なぜここに呼ばれたか、わかっておるな」
 ナスターシャの耳に、「御前」の声が冷たく響く。
 本多柚姫との闘いの翌日、ナスターシャは「御前」から呼び出しを受けていた。柚姫との闘いは余裕を持って優位に進めていたものの、最後に逆転の一撃を受け、咄嗟の反撃で引き分けに持ち込むのがやっとだった。今日も痛む身体を引きずり、漸く執務室まで来れたというのが正直なところだ。
 「御前」の執務室の中、「御前」と二人きりで向かい合う。普段ならば胸が躍るところだが、呼び出された理由がわかっている以上、震えを抑えることしかできない。
「返事はどうした」
「も、申し訳ございません、ここに呼ばれた理由はわかっております」
「ならば、罰を受けなければならんこともわかっておるな?」
「・・・はい」
 「御前」の罰。同僚からはそれがどんなに恐ろしいものか、脚色交じりで教わっている。
「脱げ」
 「御前」の言葉に、スーツと下着を脱いで全裸となる。「御前」から放られたものを落とさないように、両手で受け止める。
「それを穿け」
 ナスターシャに渡されたのは、革製のショーツだった。サイド部分に金具があり、よく見てみると、底の内側部分に突起がある。
「いつまで眺めておる。儂はそれを穿け、と言った」
「はい、只今」
 ショーツに脚を通し、身に着ける。後ろが紐のように細くなっているため、突起部分が秘部に押し付けられる。ナスターシャが姿勢を正すと、かちり、と微かな音がした。
「もう服を着ていいぞ。ああ、下は穿くな。否、スカートは穿け」
 服装を整えたナスターシャだったが、下着を着けていないことが気後れを生じさせる。また今まで穿いていたパンティをそのままにしておくこともできず、スーツのポケットにしまい込む。
「これから三日間、風呂と排泄のとき以外は、その貞操帯を着けて外すな」
「はい、わかりました・・・!?」
 突然、ナスターシャの秘部を振動が襲う。微弱な刺激とは言え、秘部を刺激され続けるのは女にとって辛い。
「遠隔用のローターというものが付いておる。三日間耐えること、それが罰だ」
 「御前」の手に、手の中に収まる位の小型の装置がある。
「か、軽めの罰に抑えていただき、ひぅっ、ありがとうございます、うぅっ」
「もし仮にそれを外そうとしても、簡単には外れんぞ。無理に外そうとすれば、刺激が強くなる。このようにな」
 「御前」が手の中の機械を触ると、刺激の量が跳ね上がる。
「ひぃぃっ!」
 突然の刺激に、股間を押さえて蹲る。それを見た「御前」が元の強さに戻す。
「話はそれだけだ。もし仕事中にミスをすれば、今以上の罰を与えねばならん。わかるな?」
「は、はい。当然です。通常の仕事も、ミス無く勤めてみせます」
 ナスターシャが頷くと、「御前」は一枚の書類を差し出す。
「ならば、今日はまずここに行け。車と相方も用意している」
「わかりました。すぐに」
 ナスターシャは一礼すると、執務室を退出する。秘部から与えられる刺激を耐え、宣言通りに仕事をこなすため駐車場へと向かった。

***

「今日はよろしくな」
 待っていたのは真崎だった。にやにやと笑いながら、ナスターシャを眺めている。
「・・・ああ」
 貞操帯を着けていることを悟られまいとするナスターシャに、真崎が話しかけてくる。
「どうだ、貞操帯の感想は? あれな、俺が作ったんだ」
「なんだと・・・くぅっ」
「気に入ってくれたみたいだな。ほら、乗れよ」
 助手席のドアを開けてくれた真崎を一度睨み、白い普通車に乗り込む。
「今日の相手は<地下闘艶場>のお得意さんらしい。なんでも<地下闘艶場>に上げて欲しい女がいるんだと。粗相がないようにしてくれよ」
「・・・お前こそな」
 エンジンを掛けながら軽口を叩く真崎に一瞥をくれ、ナスターシャは正面を向いた。

***

 相手は、ある企業の社長だった。三十代とまだ若いが、ナスターシャを見る目には好色な光がある。
 男が望んだのは、自分の子どもが通う学校の教師を<地下闘艶場>に上げることだった。写真に写る女性教師の楚々とした風貌は美しく、プロポーションも素晴らしい。ただ、強さに関してはまるで話にならない。この場での明言は避け、返事は「御前」に図ってから、ということになった。
 会話の途中、男が何度もナスターシャの顔やスーツを押し上げている胸元、ミニスカートから伸びる太ももに視線をやってくるのがわかったが、気づかない振りをして話を進める。秘部からの振動は堪えきれないほどではなく、なんとか無事に終えることができた。

***

 本拠地に戻って真崎と別れ、トイレへと向かう。
 トイレに入って用を足そうとすると、貞操帯の金具部分が自然と外れていた。膝まで下ろしたそれを見ると、自分の愛液でべっとりと濡れている。
(こんなになるなんて・・・)
 まだ初日だという認識が、ため息となって零れた。

 用を足し、貞操帯の金具を嵌めるとかちり、と音がする。どういう仕組みなのかはわからないが、トイレで用を足す前に外れるようになっているらしい。おそらく浴室に入っても外れるのだろう。
(いつまでもここにいたいが・・・そうもいかないな)
 覚悟を決めて貞操帯を穿き直し、また再開された刺激を耐える。これくらいのことで弱音を吐きそうになった自分に腹が立った。

 トイレを出たナスターシャの前を、鬼島洋子が通りかかる。
「洋子・・・!」
「あら、なにか用かしら」
 「御前」に最も近しいと言って良い存在の洋子。ナスターシャには「御前」の寵を競う相手だとの認識があるが、洋子のほうは常に余裕を感じさせる対応を取るため、それがまた癪に触る女だった。
「私を笑いに来たのか・・・」
「偶々通りかかっただけなのに、とんだ言い掛かりね」
 苦笑を浮かべた洋子だったが、すぐに微笑を含んだ顔を向ける。
「『御前』に罰を受けている最中だそうね」
「貴様、誰から聞いた!」
「『御前』よ。他に誰がいると言うの?」
 洋子はあっさりと種を明かした。「御前」から聞いたことを隠そうともしない態度にまた腹が立つ。悔しげなナスターシャに、洋子の顔が近づく。
「それだけで済むならいいじゃないの。私がどれだけの目に遭ってきたか・・・全て教えてあげましょうか?」
 耳元に囁かれた言葉は、重たいものを含んでいた。ナスターシャが洋子に視線を合わせると、洋子の目には形容できない色が浮かんでいた。
「それでも、私は『御前』を選んだ。貴方のように軽い気持ちではないの」
 離れ際、洋子の指が秘部を掠めていく。
「ひぅっ!・・・洋子、貴様!」
「喧嘩を売ってきたのは貴女よ。それとも、そんな状態で遣り合うつもり?」
 洋子には珍しく悪戯っぽい微笑を浮かべ、腰に手を当てて立っている。
「くっ・・・」
 確かに、今の状態で遣り合っても勝ち目は薄い。それにもし私闘が「御前」の耳に入れば、またどんな罰が待っているか・・・
「お前の言う通りだな。今日は引こう」
「ふふっ、頑張ってね」
 皮肉を残して去って行く洋子に対し、ナスターシャは何も返すことができなかった。

***

 夜、ベッドに入ったナスターシャだったが、秘部からの刺激が眠らせてくれなかった。浅い眠りに落ちても、秘部への振動がまた覚醒させる。
 結局、殆ど眠ることができないまま朝を迎えた。

(やっと、朝が来たか)
 少しやつれた顔で窓から外を見る。正確に言えば朝日が差しただけであって、朝というには少々早いかもしれない。それでもベッドに横になっているよりは起きだしたほうが気が紛れる。ナスターシャは朝のトレーニングをしてからシャワーを浴び、スーツに着替えた。

***

「ようナスターシャ」
 突然、右目に眼帯をした男が前を遮る。
「無業・・・」
 ナスターシャが<地下闘艶場>へと上げられたとき、控え室で身体検査と称して乳房を弄り回した男だ。同僚となった今でもなにかと絡んでくる。
「俺が手伝えることがありそうだな」
 下品な笑みを浮かべ、親切めいた口調で顔を覗き込んでくる。
「なにを・・・くふぅっ」
 抱き締められ、振動が続く秘部を押さえられると、服越しとは言え堪らなかった。
「ほれみろ、欲求不満なんだろ? 俺ならそいつを解消させてやるぜ」
 バストを揉まれながら耳元で囁かれると、一瞬この男に身を任せようかという誘惑が襲う。
「・・・『御前』の許可は受けているのか?」
 その一言で、無業の動きが止まる。
「受けていないなら離れろ。それとも、『御前』から私を奪ってみるか?」
 挑発的に睨んでやると、舌打ちをして無業が離れる。
「このことは、『御前』に報告させて貰うからな」
 ナスターシャの言葉に、無業の唇の端が上がる。
「勝手にしろよ。ただな、俺から逃げることができなかったからおっぱいとアソコを触られました、ってちゃんと言うんだぞ」
 この言い草に、ナスターシャの頬が紅潮する。しかし、プライドに懸けてそんなことを「御前」に言える筈がない。そこを見越した上で無業はナスターシャに絡んできたのだろう。
「用件はそれだけか? なら私はもう行くぞ」
「そうかい、またな」
 別れ際、無業の右手がナスターシャのヒップを撫でた。
「貴様!」
 普段ならばそんな隙は絶対に見せない。怒りに突っかかろうとしたナスターシャだったが、そのときには無業の姿は廊下の角に消えていた。
「くっ・・・」
(この罰が終わったら、殺してやる!)
 追いかけて行くだけの余裕も無い自分が、無性に腹立たしかった。

***

 ノックをし、ドアを開ける。
「『御前』、こちらの書類です、が・・・」
 「御前」の執務室に指示を仰ぎに来たナスターシャの前で、「御前」と洋子が服を着たまま交わっていた。
「おお、見せい」
 「御前」は洋子の上半身を机の上に置き、後ろから力強く突いている。そのたびに洋子の嬌声が上がり、ナスターシャの体温を上げる。
「こ、こちらのこの部分なのですが・・・」
 洋子を貫いたままの「御前」に書類を渡した瞬間、洋子と目が合う。洋子の頬は上気し、普段は冴え冴えとした目元が潤んでいる。その口元には優越感に満ちた微笑があった。
(くっ・・・洋子・・・!)
 自分は機械に苛まれているというのに、洋子は「御前」に抱かれて女の喜びを味わっている。立場の違いが叫びだしたいほど悔しかった。
「ふむ、数字はよいが、もう少し手順を練って来い。わかった・・・のっ!」
「あふぅぅぅっ!」
 ナスターシャに書類を返し、「御前」が洋子の尻に腰を叩きつける。話は終わったとばかりに、凄まじい突き込みを開始する。
「し、失礼、致します・・・」
 ドアを閉める瞬間まで、その光景から目が離せなかった。洋子の絶叫が耳の奥に残響し続けた。

***

「はぁ、はぁ、はぁ・・・あふぅっ!」
 その晩、シャワールームで自慰に耽るナスターシャの姿があった。二日間ローターに責められ続け、体が快楽ではちきれそうだった。しかも、「御前」と洋子の濃密な性交を見せつけられたのだから堪らなかった。乳首を潰し、秘裂を指でなぞり、膣を掻き回す。
「ふぅ、ふぅ・・・んんんっ!」
 二度、三度と腰を跳ねさせ、ナスターシャは達した。暫くそうして壁に寄りかかっていたが、シャワーで汗と愛液を流した後、よく拭いた貞操帯を身につける。
(あと一日だ、あと一日耐えればいい)
 それだけを思い、ベッドに身を横たえた瞬間秘部を暴力的な振動が襲う。
「あああぁぁぁっ!」
 一度達したことで宥められた官能が、再び目覚めさせられる。
(どうして、急にこんな強烈な刺激が・・・!)
 幾ら考えても答えは出なかった。ナスターシャは、ベッドで一晩中淫らにのたうった。

***

 翌朝、ナスターシャは朝一番で「御前」から呼び出しを受けていた。貞操帯からは、昨晩から休むことなく強烈な振動を与えられている。へたり込みそうな体を、精神力で無理やり直立させる。
「儂が自慰を許可したか?」
「い、いいえ・・・ひぅっ、そのような許可は、んんっ、頂いておりません、うぅっ」
 なぜナスターシャがシャワールームで自らを慰めたことを知っているのか。その疑問も、浮かんだ瞬間に秘部からの刺激で掻き消される。秘部に伸びそうになる手を必死で制止する。
「今日一日耐えて見せよ。儂の部下になった以上、それくらいで音を上げるな」
「は、い・・・ありがとう、ございます」
 「御前」の叱咤に、深々とした一礼で応える。それだけのことがとても辛かった。

 自分の股間で暴れる貞操帯からの振動を堪え、驚異的な精神力で仕事をこなしていくナスターシャだったが、まるで夢の中でもがいているような感覚がずっと抜けなかった。それでも無理やり昼食を流し込み、体力の温存を図る。

 ふらつきながら歩いていたナスターシャを洋子が呼び止め、夕食に誘う。抗う気持ちも起こらず、肩を押されるまま食堂に移動し、皿の上に乗った料理を機械的に口に運ぶ。半分食べたところで立ち上がり、何も言わずに食堂を後にする。洋子が呼んだ気がしたが、そちらに意識を向ける注意力も残っていなかった。

「はっ、かはぁ・・・んっ・・・」
 トイレに入ると貞操帯は外れたが、余りに強烈な刺激を長時間受け続けたため、秘部にはまだ振動が残っている感覚があった。思わず伸びかけた指を必死に押し止め、用を足す。後始末をしたティッシュは、もう何の液体で濡れているのか判別ができなかった。

 歩くたびに自らの秘部が水音を立てている錯覚に陥る。快感を堪え、目を潤ませているナスターシャに男達が振り返るのにも気づかない。また太ももの内側を愛液が流れ落ちていく。
(「御前」から命じられたんだ、今日一日耐えなければ・・・今日一日耐えれば終わる)
 呪文のように繰り返しながら、歩く。その歩みは雲を踏むように感覚がない。
(「御前」・・・)
 視界が暗転した。

 気づいたとき、ナスターシャはベッドに寝かされていた。あれほど猛り狂っていた貞操帯も、今は沈黙している。
「なにが・・・どうなった・・・?」
 シーツをはぐって確認すると、裸身に貞操帯をつけただけの姿だった。
「気がついたか」
 聞き慣れた声。それだけで誰が発したかわかる。
「『御前』・・・」
「情けないの、あれくらいで失神しおって」
「申し訳ありません」
 すぐに姿勢を整え、深々と頭を下げる。「御前」も、途中でナスターシャが気を失うなどと考えていなかったのだろう。
「では、改めて罰を続ける。気絶していた分も纏めてな」
「え・・・うあああぁぁぁっ!」
 「御前」の宣言と同時に、貞操帯が凶暴な牙を剥く。今までの責めがさざ波に思えるほど、荒れ狂う奔流がナスターシャに襲い掛かり、手負いの獣のようにのたうつことを余儀なくされる。反射的に秘部へ指を持っていったが、より強く振動を感じてしまい、喘ぎながら指を離す。
「ほれ、もう少しで今日が終わるぞ」
 「御前」の声は届くが、時計に目をやるほどの余裕がない。貞操帯の刺激に秘部が泣き出し、淫核に波動が叩きつけられる。シーツを握り締め、太ももを擦り合わせ、ただただ耐える。
(まだか、まだ、終わらないのか・・・!)
 二度目の失神など許されない。食い縛った歯が軋んだ。

 永遠にも感じる時間が過ぎた。深夜零時となった瞬間、振動が止まり、貞操帯の留め金が外れる。
「ああ、ああぁ・・・」
 ナスターシャの愛液に押し流されたように、貞操帯がベッドに落ちる。
(終わった・・・)
 放心してベッドに横たわるナスターシャに、素早く服を脱ぎ捨てた「御前」が覆い被さる。
「よく耐えたな。褒美をやろう」
 既に立ち上がっている「御前」の逸物が、熱く蕩けている秘部へと潜り込んで来る。
「あぁぁーーーっ!」
 いきなりの挿入でも、ナスターシャの膣はあっさりと「御前」の逸物を呑み込んでいた。「御前」はナスターシャの太ももを抱えると、強烈な打ち込みを開始する。
「これほど高まっているなら、遠慮はいらんな。本気で行くぞ」
「あっ、はっ、はぁぅっ!」
 最早、どんな刺激も快感になっていた。しかもそれが「御前」の本気の責めともなれば、耐えろと言うほうが無理だ。
「はぁぁぁっ・・・!」
 絶頂は突然だった。脳裏に白光の火花が弾け、意識が飛びそうになる。それでも、三日間蓄積された快感の解消には程遠かった。
「イッたな。これでお終いにしておくか?」
 「御前」の言葉に、素早く首を振る。
「まだ、まだ駄目なんです、まだ・・・!」
「わかったわかった。ならば、上に乗って動け」
 「御前」はナスターシャの腰を抱えたまま仰向けになり、太ももをぴしゃりと叩く。
「は、はい! ありがとうございます!」
 ナスターシャは「御前」の腹に手を置き、腰を上下させだした。

 「御前」の上で、ナスターシャの肢体が淫らに弾む。自らの手で乳房を揉みながら腰をくねらせ、上下させる。口からは熱い吐息が洩れ、下の口からは愛液が迸る。何度絶頂を迎えても、ナスターシャの腰が止まることはなかった。途中からはそれに応え、「御前」も下からナスターシャを突き上げる。
「あっ、はぁぁっ! ご、『御前』・・・! ああ、気持ちいい、気持ちいいんですぅ!」
 ナスターシャが腰を下ろした瞬間に「御前」も突き上げ、快楽指数が何倍にも跳ね上がる。
「あっ! あっ! あっ! あっ!」
「ぬぐぉぉぉっ!」
 腰を突き上げ、「御前」が咆哮と共に精を迸らせる。
「あああぁぁぁっ・・・!」
 身体の最奥に熱い飛沫が叩きつけられ、ナスターシャの背が反り返る。今度はゆっくりと前のめりになり、「御前」の厚い胸板で乳房が潰される。
「どうだ、落ち着いたか?」
 「御前」がナスターシャの背を撫で、逸物を抜こうとする。
「いや、まだ足りないんです・・・『御前』、まだ・・・」
 ナスターシャは腰を揺すり、膣中にある「御前」の逸物を律動で刺激する。
「やれやれ、淫らな雌豹だ」
 苦笑交じりに呟く「御前」だったが、そこには微かな親しみが含まれていた。
「ま、夜はまだ長い。たっぷりと楽しませて貰おうか」
「はい・・・はい・・・!」
 快楽に蕩けた表情で、ナスターシャは淫靡に微笑んだ。


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