【遥と香夏子のお答えコーナー 其の二】

「遥と!」
香夏子「香夏子の」
香夏子「「お答えコーナー!」」
「なんと二回目のお答えコーナー! ありがたいね!」
香夏子「私は迷惑よ」
「あれ? この前もちゃんとバイト代出たでしょ?」
香夏子「それとこれとは話が別。私だって忙しいんだから」
「小峯くんとのデートで?」
香夏子「そ、それは、だって・・・」
「デートにもお金いるでしょ? ちょうどいいじゃん、短時間で終わるバイトなんだし」
香夏子「わかったわよ、きちんとやるから。で、今回の質問はなに?」
「小師さんから幾つか質問が届いたんで、まとめてお答えしちゃいまーす!」
香夏子「最初がえっと・・・『冬香さんはテコンドー一筋と聞きましたが、他はどんなスポーツが好きですか?』」
「これは、と・・・沢宮冬香さん宛だね。本人の回答はこちら!」
香夏子「『テコンドー一筋だけど、バスケなんか好きかな』だそうです」
「よーし、次行ってみよー」
香夏子「ドリフ? まあいいわ、次は『凱さんの女性のタイプの話は本当ですか?』だって」
「凱さんって、<地下闘艶場>のレフェリーだね。こちらも本人からの回答があるね」
香夏子「『本当ですよ。筋肉美女はタイプです』だそうです。いろんな趣味の人が居るのね」
「香夏子は趣味がいいよね」
香夏子「なんで?」
「ほら、小峯くんって頼りないけど、決めるときは決めるし、香夏子の矯正で・・・」
香夏子「人聞きが悪い! オシャレに目覚めさせたの!」
「ごめん、冗談だから。香夏子ってば、小峯くん絡みの冗談だと本気で怒るから恐いよ」
香夏子「わかってて言うほうが悪いでしょ」
「反省。それじゃ、小師さんの最後の質問は・・・」
香夏子「『四周年にあたって推薦状を投稿できますが、あれは既出の選手でなくてもよいということでしょうか?』だって」
「<地下闘艶場>としては、無名の選手を発掘したい、っていう目論見で募集したみたい。だから、小師さんだけが知っている選手で構わないみたいだよ。というか、『出場経験がある選手は募集対象外』っていう項目が追加されたって。最初から書いとけば皆勘違いしなかったのにね」
香夏子「なんか、新たな犠牲者の発掘、って気もするけど・・・」
「でも、闘うことが好きな選手なら、試合ができるってのが魅力的なんだよね〜」
香夏子「でもセクハラがあるんでしょ?」
「それがなかったらな〜(がっくり)」
香夏子「そろそろ参戦やめたら? 怪我も恐いし、精神的なストレスだって・・・」
「大丈夫! 私、絶対プロレスラーになるんだから、場数を踏みたい。そうじゃないと、もうプロになってる人とどんどん差がついちゃうから。夢に向かうための経験なんだから、私が挫けることはないよ!」
香夏子「・・・まったく、このプロレスバカときたら」
「えへへ・・・香夏子、心配してくれてありがと。でも、私は大丈夫だからね」
香夏子「はいはい、やる以上は頑張りなさいよ!」
「了解! それじゃ、今回はこの辺で!」
香夏子「さようなら〜」


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