【特別試合 其の四十八 アリッサ・オルコット:護身術】  紹介者:ロップス様

 犠牲者の名は「アリッサ・オルコット」。22歳。身長170cm、B96(Hカップ)・W63・H93。透き通る白い肌と煌びやかな金の長髪、肉感的な肢体を持つアメリカ女性。アメリカ育ちだが、日本人の母を持つため日本語も堪能。その美貌を飾る青い双眸からは、おおよそ感情と呼べるものが感じられない。口調も丁寧だが、どこか機械的な冷たさを感じさせる。
 ずば抜けた計算力で迅速に仕事をこなす美女。無感動な様子とは対照的に、密かな趣味はサバイバルゲーム(ソロプレー)である。
 ある大企業の重鎮たる父の指示を受け、勉学から護身術に至るまで、幼い頃から寸暇なく様々な教育を施されてきた。父にとって自分が社長を味方につけるための道具でしかない。そう薄々感じ始めた頃には、既に父の会社へ入社していた。
 しかし父にも誤算はあった。あまりに厳しい教育は、アリッサの理性を研ぎ澄ました一方で、その感情を奪い去っていたのだ。
 ただ淡々と会社に従事するアリッサと、思い通りにならない現状に頭を抱える父。
 そんな中、<地下闘艶場>から接触があった。ある条件を飲まなければ会社の不正を開示する、という脅迫だった。その条件とは、アリッサの<地下闘艶場>への出場と勝利。不正が発覚すれば会社は存続の危機。それを防ぐにはアリッサが試合に勝利するしかない。
 猛り狂う父は、娘に<地下闘艶場>への出場を命じた。

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 リングの上では既に男女が向かい合っている。
「赤コーナー、『オーターズ1』、ツェネッガー!」
 アリッサの対戦相手は"オーターズ"の一人であるツェネッガーだった。迷彩帽を被り、サバイバルゲーム用のゴーグルを着け、口には迷彩を施したマスクに加え、迷彩柄のアーミールックという出で立ちだ。リング下には相棒である小太りのジャンクロが、頭と口元にバンダナを巻いてセコンドについている。
「青コーナー、『カリキュレーター』、アリッサ・オルコット!」
 自分の名前がコールされ、アリッサは淡々と控室で教えられた通りにガウンを脱いだ。その下から現れたのは、迷彩を施された白いつなぎだった。当然ただのつなぎではなく、サイズが小さめのせいで、アリッサの魅惑のボディラインが浮き上がっている。しかもそれだけではなく、ジッパーが上がり切らずに、アリッサの豊かな胸の谷間と紺色の下着が露わになっている。観客から飛ばされる視線や野次にも、アリッサの表情は変わらなかった。

「今回は特別ルールとなります」
 黒服の説明に、観客席も静まっていく。
「選手にはウォーターガンが支給されます。凶器にはなりませんが、当たればそこそこの痛みを感じる程度の水圧に設定されています。アリッサ・オルコット選手は格闘経験が乏しいため、ハンデも兼ねての特別ルールです」
 アリッサとツェネッガーに渡されたウォーターガンを見て、場内がざわつく。俗に言う水鉄砲だったからだ。この玩具で盛り上がるのかどうか、観客が疑問に思うのも当然かもしれない。
 ウォーターガンはデザートイーグルを模したものだが、グリップの下側に予備のウォータータンクが付けられている。
 グリップの握り具合を確かめるアリッサに、レフェリーが近づく。
「随分とそそる格好だな」
「そうですか」
「アメリカ人は経験豊富だそうだが、その大きなおっぱいを何人の男に揉まれてきたんだ?」
「どうでしょうか」
 レフェリーのセクハラ発言を淡々と受け流し、アリッサの表情は変わらない。
「おっぱいの大きさが良くわかるが、何か隠しているかもしれないからな。ボディチェックを行う」
 いきなり伸びてきたレフェリーの手だったが、アリッサはその動きを予測し、最小限の動きで躱していく。
「動くな! ボディチェックができないだろ!」
「触られたくありませんので」
 レフェリーとアリッサの鬼ごっこは暫く続いたが、レフェリーが諦めたことで終わる。
「ボディチェックを受けなかったこと、後悔するなよ。ゴング!」

<カーン!>

 レフェリーの脅迫にもやはり表情は変えず、アリッサはウォーターガンを構える。いきなり水弾が飛んできたが、最小限の動きで躱す。続くツェネッガーの射撃も躱し、距離を詰めて接近戦を挑む。
「(#゚Д゚)」
 ツェネッガーが乱射する。当たるかと思われた瞬間、アリッサは自分のウォーターガンで水弾を受けていた。しかも受ける動作からツェネッガーの顔面を狙ってウォーターガンを振り抜く。
「Σ(゚∀゚;)」
 銃を射撃武器としてだけでなく、打撃武器としても扱う「ガン=カタ」だった。
「(;゚Д゚)」
 焦るツェネッガーに、アリッサが水弾を撃ち込む。しかし、ツェネッガーのアーミールックに効果が薄い。
「・・・」
 アリッサは何故か一旦距離を取った。焦って撃ってくるツェネッガーの水弾を躱しながら、ツェネッガーの動きの癖を読む。
「計算終了」
 この一声の後、再びツェネッガーに接近する。
「(||゚Д゚)」
 焦りから更に水弾を連射するツェネッガーだったが、アリッサに掠りもしない。と、アリッサがウォーターガンを抜き撃った。ツェネッガーのゴーグルに命中した水弾で、ツェネッガーは視界を封じられた。
「(+Д+;≡;+Д+)」
 慌てたツェネッガーはウォーターガンを乱射するが、アリッサはツェネッガーの腕や銃口の向きで射撃方向を予測し、回避しながら接近する。ゴーグルを拭いながら後退するツェネッガーだったが、コーナーまで追い込まれる。
「・・・ヽ( `皿´)ノ!」
 破れかぶれで前に出たツェネッガーの手首を、アリッサは極めると同時に投げを打つ。ロープの上へと放り出されたツェネッガーの体は、リング下へと叩きつけられた。
 まるで立ち上がろうとしないツェネッガーを見定め、アリッサがレフェリーを見る。
「これで私の勝利ですね」
「・・・いや、さっきボディチェックを受けなかったんだ、もう一戦してもらう」
 レフェリーはそのままセコンドについていたジャンクロを呼び込み、ジャンクロもすぐにウォーターガンを手にリングに上がった。
「次の対戦相手は、『オーターズ2』、ジャンクロ!」
 即座にコールがなされ、なし崩しに第二戦が始まる。それならば勝利を挙げるのみだと切り替え、アリッサは接近しながら水弾を撃つ。
「あたたた! 痛い、痛いですぞ!」
 ツェネッガーとは違い、ジャンクロにはウォーターガンの効果があった。水弾の威力に怯み、逃げ腰になる。しかしアリッサは逃さず、一気に距離を詰め、水弾を撃ち込む。至近距離で撃ち込まれた水弾に、ジャンクロが弾き飛ぶ。
「計算終了」
 とどめを刺すべく突進したアリッサだったが、突然転倒する。
(今のは)
 足元に水弾を受けたのが原因だった。衝撃を受けた方角に視線を向けると、先程リング下へ投げ落としたツェネッガーがライフルタイプのウォーターガンを構えていた。しかも少し粘つく感触から、弾が水ではなくローションだと気づく。
「レフェリー、敗北した選手が攻撃を加えてくるのは反則の筈では? しかも弾がローションでは私だけ滑って不公平です」
 アリッサの当然の抗議だったが、レフェリーは取り合わない。
「何を言ってるんだ、ツェネッガーがリング下に落ちても試合終了のゴングは鳴ってないぞ。それに水でもローションでも害がないのは一緒だ、問題ない」
「しかし・・・っ!?」
 いきなりアリッサの顔面に水弾が撃ち込まれた。アリッサの意識がレフェリーに向いているのをいいことに、ジャンクロが銃撃したのだ。思わず顔を覆ってしまったアリッサに、リングに上がったツェネッガーが襲いかかる。
「ヽ(`Д´)ノ」
 ツェネッガーはアリッサの背後から胴締めスリーパーホールドを極め、抵抗を奪う。
「ううっ・・・」
 ツェネッガーの容赦ないスリーパーに、アリッサは意識を失わないように両手でツェネッガーの腕を引き下げるしかできない。
「やれやれ、やっとボディチェックができるな」
 しゃがみ込んだレフェリーが、つなぎのジッパーを下げる。途中まで下げたところで、肩紐なしのブラに包まれたHカップのバストが自ら飛び出すように現れた。
「こいつは凄い・・・」
 生唾を飲んだレフェリーが、右手を伸ばす。
「触らないで、ください・・・」
 レフェリーを蹴飛ばそうとしたアリッサだったが、所詮苦しい体勢からの儚い抵抗だった。
「足癖が悪いな」
 レフェリーはアリッサの太ももの上に乗り、あっさりと抵抗を封じる。
「どれ、この大きいおっぱいを調べるとするか」
 レフェリーはジャンクロにアリッサの足を押さえさせ、自分はお腹の横に座り直してから爆乳へと手を伸ばす。
「こいつはまた・・・やっぱりアメリカ人のおっぱいはモノが違うな」
 両手でアリッサのバストを揉み回し、レフェリーは一人悦に入る。
「退いてください」
「いやいや、これはボディチェックだからな、簡単には終われんよ」
 そんなわけはないだろうに、レフェリーはアリッサのバストを揉み続ける。
 ようやくレフェリーが手を放し、やっとセクハラが終わったかと考えたアリッサだったが、そんな甘い<地下闘艶場>ではなかった。なんと、レフェリーが紺色のブラに手を掛けたのだ。
「どれ、アリッサ選手のおっぱいを確認するか」
「待ってください、それは嫌です」
 アリッサが言葉で拒否するが、レフェリーは取り合わない。
「これだけ大きいんだ、実際にこの目で確認しなきゃな!」
 紺色のブラを掴んだレフェリーは、無理やり剥ぎ取った。96cmHカップを誇る乳房が揺れながら解放される。あまりの質感に、男たちの視線が集中して離れない。
「・・・いかんいかん、見ているだけじゃ調べられないな」
 思わず見入っていたレフェリーは、アリッサの両乳房を鷲掴みにすると、そのまま捏ね回していく。あまりの大きさに、レフェリーの手から零れそうになる。
「これだけ大きいと、触って調べるのも大変だな」
 そういう割には顔を緩ませながら、レフェリーはアリッサの乳房を揉み続ける。
「お、そうだ」
 何かを思いついたのか、レフェリーが顔を上げる。
「おい、ジャンクロ」
 レフェリーの小声での指示に、ジャンクロが頷く。
「なるほろ、それはグッドですぞレフェリー」
 立ち上がったジャンクロに代わり、レフェリーがアリッサの足を押さえる。
「くふふ、行きますぞ」
 ジャンクロがライフルタイプのウォーターガンを拾い、アリッサの乳房に狙いを定める。
「ふぁいやー!」
「あうっ!」
 着弾の衝撃に、Hカップの乳房が揺れる。ライフルタイプに装弾されているのはローションであり、アリッサの乳房はローション塗れとなった。
「うっはぁ、これはエロいですぞ、ローション塗れのおっぱおはエロいですぞ!」
 ウォーターガンを放り投げたジャンクロは、アリッサに走り寄った。
「確かにエロいな」
「ヽ(*´ェ`)ノ」
 ローション塗れにされた乳房に男たちの手が伸びる。ローションも相まって、ぬるつく感触も加わった乳房と乳首を我先にと弄り回す。
「ううっ・・・」
 ローションが加わった上での乳房責めは、確実に快感を与えてくる。しかも幾本もの男の手が責めることで、思ってもみない箇所を同時に触られ、より官能を駆り立ててしまう。
 レフェリーが、ジャンクロが、ツェネッガーが、乳房を触り、揉み、弾ませる。乳首をつつき、摘み、転がす。乳房を好き勝手に弄られる屈辱を与えられながらも、押さえ込まれたままのアリッサは反撃ができなかった。
 アリッサの眉を寄せた表情を見て、レフェリーがにやつく。
「随分と気持ち良さそうだな。アリッサ選手はおっぱい責めが好きなのかな?」
「・・・そんなわけないでしょう」
 一度呼吸を整えてからレフェリーに返答する。
「ふん、素直じゃないな。よしお前ら、もっとアリッサ選手を楽しませてやれ」
「イエッサーですぞ!」
「ヾ(*´∀`*)ノ」
 レフェリーが煽り、ジャンクロとツェネッガーが更に乳房責めを加えてくる。
 そのとき、アリッサはセクハラにのめり込んだツェネッガーの拘束が緩んだことに気づく。気づいた瞬間には男たちの手を振り払い、脱出する。
 転がって距離を取ってから立ち上がり、ジッパーを上げて豊かな乳房を隠す。
「・・・んっ」
 しかし、先程まであったブラが奪われ、乳首が直接つなぎに当たることで擦れてしまう。
「ツェネッガー、油断し過ぎだ」
「(′・ω・`)」
 レフェリーに怒られ、ツェネッガーがしょぼくれる。
「まあまあレフェリー、また捕まえればいいだけですぞ。相棒、落ち込んでいる暇などない! 行けばわかるさ、ですぞ!」
「(`д´)」
 ジャンクロの叱咤に、ツェネッガーが奮起する。オーターズの二人はウォーターガンを構え、ローションで飾られたアリッサを厭らしく見る。
「突貫ですぞ!」
「( `・д・)〓―」
 オーターズがウォーターガンを打ちながら接近する。
「んぅっ!」
 対応しようとしたアリッサだったが、乳首からの刺激に加え、ローションで全身がぬるつき、微細な快感を与えてくる。そのため普段の動きができない。しかし分析力で水弾を躱し、一度距離を取る。
「くふふ、なにやら内股になってますな」
 アリッサの立ち姿を見て、ジャンクロが薄く笑う。
「ほお。大方、乳首が擦れて気持ち良くなってるんだろう」
「(*´д`*)」
 レフェリーの指摘は事実だったが、それを認めるわけもない。
「もう限界は近いぞ、だが油断はするなよ」
「イエッサ!であります」
「(`Д´)ゞ」
 レフェリーの指示に、オーターズの二人が改めて襲いかかってくる。
「くうっ!」
 服の下で、ローションで摩擦係数を減らされた乳首が擦れ、甘い痺れが生じる。しかも徐々に硬度が増し、更に甘さを増していく。
 それでも緻密な計算力とガンカタで男たちの動きを読み、躱していく。
「んっ!」
 しかし、動けば動くほど甘い疼きが身体を侵食していく。計算力が落ちていくのがわかる。
「よっし、捕まえた・・・ででいっ!?」
 動きの鈍ったアリッサにジャンクロが飛びかかるが、水弾を受けてリングに転がる。
「( `д´)〓―」
「っ!」
 ツェネッガーに邪魔され、ジャンクロにとどめが刺せない。水弾をツェネッガーの腹部に連射し、怯ませる。
 距離を取って呼吸を整えるが、体内の甘い毒は消えないままだ。それどころか動くたびに乳首が擦れ、快感を掻き立ててしまう。
「ででで・・・しかし、痛みに負けてはおれないのであります!」
「(`・ω・´)」
 ジャンクロが立ち上がり、またもツェネッガーと共に距離を詰めてくる。甘い痺れと失っていく体力が、精密な計算力を曇らせていく。しかし、精神力で無理やり抑えつけ、まずはジャンクロに水弾を放つ。
「たわばっ!?」
 顔面に水弾を食らったジャンクロが引っ繰り返る。更にツェネッガーに向かって引き金を引いたときだった。
「っ!?」
 手応えがない。遂にウォーターガンが水切れとなったのだ。
「(`∀´)」
 水弾を受けなかったツェネッガーにタックルで捕えられ、組み伏せられてしまう。
「・・・くふふ、もう逃がしませんぞ。この痛み、はらさでおくべきか!」
 ジャンクロもアリッサを押さえ込む。アリッサはまたも男たちに捕えられてしまった。唇を噛むアリッサを、レフェリーが覗き込む。
「いかんなぁ、アリッサ選手。まだボディチェックは終わってないぞ?」
 レフェリーの手が、再び厭らしく肢体を這う。
「・・・っ!」
 ローション塗れの身体で動いたことで、ぬるついた快感が溜まっていた。レフェリーの手がその快感を呼び起こしていく。直接素肌に触れられているわけではないのに、快感の値が上昇する。
「我慢しなくてもいいんだぞ、アリッサ選手。声はどんどん出してくれたほうが、お客さんも喜ぶからな」
 衣装の上からバストを撫で回し、レフェリーがにやつく。もう反論も難しく、アリッサはボディチェックと称したセクハラを黙って耐える。しかし、膨らんだ快感はもうアリッサ本人の手綱を外れようとしている。
「本当は気持ちいいんだろう? ええ?」
 レフェリーの揶揄にも答えを返せない。ローション責めを受けた身体は、更に官能が高まっていく。
「服の上からでもわかるくらいに硬くなってるじゃないか、ええ?」
 レフェリーが膨らんだ乳首の辺りを押し込む。
「くぅぅ・・・っ」
 それだけで、乳首から腰のあたりに甘い電流が奔る。
「なんとか言ったらどうだ?」
 レフェリーが両手の指で、同時に乳首の位置を押し込み、振動を加えてくる。たったそれだけで、快感の量が限界を超えた。
「くっ、ううっ・・・・んんんんんっ!」
 服の上からの愛撫なのに、絶頂に達してしまった。
「イッたな、アリッサ選手」
「・・・なんのことでしょうか」
 それでもアリッサは虚勢を張る。
「そうか、認めないか。なら、素直になるまで責めるとしようか」
 レフェリーが更に乳首周辺を衣装の上から刺激する。一度達して敏感になった身体は、またも絶頂へと転げ落ちていく。既に絶頂へと舗装された快楽の道は、容易くアリッサを二度目の絶頂へと導いた。
「くぅぅっ・・・っ!」
 二度目の絶頂でも、アリッサは嬌声を噛み殺した。
「今のもイッたようにも見えたんだがな、アリッサ選手」
「・・・気のせい、です」
 荒い息を無理やり飲み下し、アリッサは平静を装う。
「そうかそうか、はっきりと証拠を掴まないと認めないか」
 唇の端を吊り上げたレフェリーが、ジッパーを下ろすと衣装の胸元を掴む。そのまま思い切り左右へと広げる。アリッサはまたもHカップの乳房を剥き出しにされてしまった。
「やはり大きいおっぱいだな」
 剥き出しにされた乳房にローションを塗り込められていく。
「そら、ここが気持ちいいだろう?」
 乳房の中心で立ち上がった乳首を扱きながら、レフェリーがにやつく。
「き、気持ち良くなど・・・ありません」
「そうか? ここはこんなに硬くなってるんだけどなぁ」
 レフェリーは乳首を嬲りながら、アリッサの顔を覗き込む。
「正直に言えよ、感じてるんだろ?」
「か、感じてなど、いません」
「そうか・・・正直になるように、躾けが必要だな!」
 レフェリーが両方の乳首を掴み、ローションを利用した高速の扱き責めを加えてくる。
「あうううっ!」
 とうとう我慢できず、嬌声を洩らしてしまう。
「声だけじゃ証拠にならないからな、まだまだ感じてもらうぞ!」
 レフェリーが更に乳首を苛め、アリッサの快感を引き出す。衣装の上からでも二度達してしまったのだ、直接乳首を弄られたことで快感が急激に高まる。
「くぅぅっ・・・ううっ、あっ、あああーーーっ!」
 とうとう、三度目の絶頂に達してしまった。声も抑えることができず、派手な嬌声を上げてしまう。
「お、潮を吹いたな」
 そのうえ、ジッパー越しにもわかるほど激しい勢いで愛液が迸っていた。
「これでもまだ認めないのか? ええ?」
 アリッサの秘部に触れたレフェリーが、そのまま撫で回す。
「んっ!」
 思わず出そうになった声を噛み殺す。しかし、もう感じていることを否定することはできなくなった。頬を染め、顔を逸らすアリッサは、官能的な色気を発していた。
「も、もう我慢なりませんぞ!」
「(*´∀`)ノ」
 黙ってアリッサを押さえつけていたジャンクロとツェネッガーも、アリッサの身体に手を伸ばし、好き勝手に触り始める。脱出の好機なのに、快感がアリッサを縛る。
 レフェリーは更にジッパーを下げ、下着を剥き出しにするとその上から秘部を弄り始める。ジャンクロとツェネッガーはそれぞれ乳房を揉み、乳首を弄る。
「おっぱお、デカおっぱおですぞ!」
「(*゚Д゚)=3」
 ローション塗れにされたアリッサの乳房は照明を受けて淫らに煌めき、男たちの手によって変形させられる。乳首も容赦なく弄り回され、尚も硬度を増していく。
「くうっ・・・!」
 ローションと自らの愛液に濡れた秘部もレフェリーにひたすら弄り回され、多量の快感を生んでしまう。
 このままではまた達してしまう。覚悟したアリッサだったが、不意にレフェリーが叫ぶ。
「よし、二人共ストップだ!」
「・・・っ?」
 絶頂の寸前で責めが止んでいた。思わずレフェリーを見ると、下卑た笑みで返された。レフェリーはオーターズの二人にアリッサの手足を押さえさせ、アリッサの顔を覗き込む。
「どうした、アリッサ選手。触られたくないんだろう?」
「それは・・・そうです」
 頷きを返すと、レフェリーがゆっくりと乳房を揉み込んでくる。
「んっ・・・」
 再び快感がゆっくりと高まっていく。しかし、それも途中までだった。先程までの欲望に任せた責めが襲ってこない。
「触られたくない割には、声が甘いように聞こえるがなぁ」
 レフェリーが乳首をつつきながら、Hカップの乳房を揉み回す。ゆっくりと快感が高まり、アリッサを絶頂へと導いていく。
 徐々にレフェリーの乳首責めが強くなる。今度こそ絶頂に達してしまうと思った瞬間、レフェリーの手が乳房から離れていた。
「な、何故・・・んっ!」
 今度は秘部を弄られる。下着の上からゆっくりと撫で回され、徐々に快感が全身に広がっていく。レフェリーが秘部を撫でながら、淫核の辺りを弄る。
「あっ、はぁっ・・・んんう!」
 今度こそ、と思っても、やはり寸前で止められる。
「なるほろ。さすがレフェリー殿、意地が悪・・・いやいや、巧みな責めですなぁ」
「( ・ω・)b」
 レフェリーの狙いに気づいたジャンクロとツェネッガーが納得する。
 レフェリーはアリッサを快楽の兵糧攻めにするつもりだったのだ。絶頂をちらつかせ、決してそこには辿り着かせない。絶頂への寸止めを繰り返されると、嫌な筈の絶頂を望むようになる。冷徹な美貌を持つアリッサを色責めで落とす、それが観客たちの興奮も煽る筈だ。
 再び乳首を弄りながら、レフェリーがアリッサに顔を寄せる。
「どうだ、イキたいか?」
 身体は快感を求めている。しかし、理性がはしたないことだと手綱を引く。
「イキたいんだろう? だが、今のままじゃイカせられないなぁ」
 ひたすら乳首を苛めながら、レフェリーが下卑た笑みを浮かべる。
「気持ち良くなりたいのなら、はっきりとそう言うんだな。その代わり、会社の不正がバラされるかもしれんがな」
「そん、な・・・」
 追い込まれた二者択一に、アリッサは迷いを生じていた。
「素直にならない限り、ずっとイクことはできないからな」
 レフェリーは宣言通り、アリッサの乳首を弄りながらもある水準は越えさせようとしない。
 快感はひたすら溜め込まれ、しかも解消させてくれない。達したい、絶頂して溜めこまれた快感を発散させたい。徐々にまともな思考ができなくなり、快楽へと転がり落ちていく。
「中々頑張るな。そら、乳首を苛めてやろう」
 レフェリーの指が高速で乳首を扱く。だが。
「ああっ・・・っ!」
 もう一歩、というところで責めを止められてしまう。
「達したいだろう? それなら、はっきりと自分の口でおねだりするんだ」
 快感の充満した身体は、思考までも犯し始める。快感と使命の狭間に揺れるアリッサの脳裏に、過去の情景が浮かんだ。

『何故私の言う通りにしない!』
 父親の叱責に、びくりと肩を震わす。
『お前は私の言う通りに動いていればいいんだ!』
 更なる追い討ちに心が冷える。
『お前の意思などどうでもいい!』
 父親は自分を道具としてしか見ていない。子供心に気づいたアリッサは、以後自分の感情を封じ込めてきた。

 しかし、心の奥では反発したかったのかもしれない。サバイバルゲームのような趣味を持ったのも、父親からの解放を無意識に望んでいたからに違いない。
 しかし、約束を破ること、自ら快楽を望むことを忌避する心もある。
「さあ、覚悟は決まったかな?」
 にやけたレフェリーが、アリッサを絶頂しないぎりぎりの線で嬲りながら返答を促す。
(・・・私、は)
 揺れ動いていた心の天秤が、そのときはっきりと片方に傾いた。
「・・・ぃ」
「ん? なんだ、聞こえないぞ」
 アリッサのもどかしさを更に煽ろうというのか、レフェリーが硬く立ち上がった乳首をぐにぐにと弄る。それがスイッチになったのか、アリッサが大きく息を吸い込む。
「イキたいのぉ! ああっ、イキたい、イカせてぇ! 感じたいのぉ!」
 遂に、アリッサが陥落した。大声で恥ずかしい科白を叫び、絶頂をねだる。
「そこまではっきりと言ってくれると、こっちも張り切らざるを得ないな」
 レフェリーがジャンクロとツェネッガーに頷き、男たち三人が改めてアリッサへの責めを開始する。乳房を揉み、乳首を潰し、秘裂を弄る。
「あっ、ああっ、あはあああああ!」
 絶頂への寸止めを続けられていた身体は、あっさりと絶頂に達していた。
「た、足りないのぉ、もっと、もっとぉ!」
 しかし、一度くらいの絶頂では解消されない。アリッサのおねだりに、男たちの嗜虐心に火が点く。
「それなら、こうしてやる!」
 男たちはアリッサを責めながら、迷彩服を脱がしていく。
「ああっ、脱がすのね、私の裸を見るために脱がすのね」
「いや、違うぞ。見るだけじゃない、もっともっと感じさせてやるためだ」
「ああ・・・嬉しい、もっともっと感じさせて・・・!」
 腰をくねらせる間に迷彩服を脱がされ、下着一枚にされてしまった。
「お望み通り、こうしてやるよ!」
「あおおっ!」
 アリッサがいきなり叫び声を上げる。レフェリーの手がパンティの中にまで侵入し、直接秘部を弄り始めたのだ。自らの愛液とローションでぬるぬるになった秘裂を弄られると、快感が一気に弾ける。
「あおっ、はぁん・・・ふああああっ!」
 またも絶頂したアリッサの腰が跳ねる。
「そうそう、そうやって素直に感じていればいいんだよ」
 愛液の噴出を手に感じながら、レフェリーは淫核までも振動を加える。
「ひっ、あひぃっ!」
 下着の上からでも感じていたのに、直接弄られると感じ方は段違いだった。腰が勝手に跳ね、大きく喘ぐ。しかも両方の乳房と乳首は弄られっぱなしなのだ。
「さて、こいつも脱いでもらおうか」
 レフェリーの手が、最後に残された一枚を掴む。
「えっ・・・しかし・・・」
 パンティまでも脱がされることに、アリッサはさすがに羞恥を覚える。
「ああうっ!」
 しかしそれも一瞬だった。ジャンクロとツェネッガーの乳房への責めに嬌声を上げ、喉が見えるほどに仰け反る。
「さて・・・これで、オールヌードだ!」
 レフェリーが最後の一枚も脱がせ、アリッサを全裸とする。ローションと愛液でぐちょぐちょになったパンティを思い切り放り投げると、観客席に飛び込んだパンティに観客が群がり、争奪戦となる。
「ジャンクロ、ツェネッガーでもいい、アリッサ選手にもう一度ローションを撃ってやれ」
 早速秘部を弄りながら、レフェリーが指示を出す。
「( ´∀`)ノ」
 ツェネッガーが素早く立ち上がり、ライフルタイプのウォーターガンを構える。
「( `・ω・)〓―☆」
「はぁあっ! あふぅ、はあん!」
 ツェネッガーの連射に、アリッサの全身がローションで覆われていく。快楽に堕ちたアリッサは、着弾にも嬌声を上げる。
「それじゃ、アリッサ選手をローション漬けにしてやろう」
 レフェリーがローションを掬うと、股間から太ももまで塗り広げていく。
「それでは、こちらはおっぱおを!」
 ジャンクロはHカップの乳房と乳首にローションを塗り込んでいく。
「(m *´д`) m」
 ツェネッガーはアリッサの長い両腕と腹部にローションを塗りつけていく。
 男たち三人の手により、ローションが塗り伸ばされていく。摩擦のない責めの感触は官能を煽り、快感を生じてしまう。
「あおおっ! I'm comming,I'm comming!」
 遂には英語で叫び、絶頂へと転げ落ちていく。
「どうやらアリッサ選手は限界が近いようだ。折角だ、思い切りイカせてやれ!」
「了解であります!」
「ヽ(*´∀`)ノ」
 男たちの手が激しく動く。乳房を、乳首を、脇腹を、臍を、太ももを、ヒップを、淫核を、秘裂を、ローションを塗り込めながら嬲り、責める。
「Nooooooooo!」
 遂にアリッサが何度も潮を吹き、絶頂に達した。あまりの快感に意識までもが飛ばされ、失神する。

<カンカンカン!>

 アリッサの失神に、試合終了のゴングが鳴らされる。
「まだまだ、こんなもんじゃ終われないな」
 レフェリーはアリッサの乳首を弄りながら、頬を軽く叩く。その刺激に、ゆっくりとアリッサが目を開ける。
「アリッサ選手、勝たなきゃいけない試合で負けちまったなぁ」
「あっ・・・」
 気絶したことで僅かに理性が回復したのか、アリッサの頬が赤く染まる。男たちの手から一糸纏わぬ身体を庇い、乳首と股間を隠す。しかしレフェリーは気にする様子もなく言葉を続ける。
「安心しろ、これからお客さんがお前の身体で楽しむペナルティを受けてもらうが、それで会社の不正がバラされることはなくなるからな」
「ペナル、ティ・・・?」
 まだ上手く頭が働かない。しかし、それもレフェリーがリング下に合図を出すまでだった。
 黒服に促され、リングに観客たちが上がってくる。数の圧力に、快感に寄っていたアリッサの理性が戻ってくる。
「む、無理です、こんな大勢・・・」
「なに、あれだけ悦んでくれたアリッサ選手だ、皆に可愛がってもらえるさ」
 レフェリーは名残惜しげにアリッサの肢体を眺めてから、ジャンクロ、ツェネッガーと共にリングを下りる。
「それでは皆様、アリッサ・オルコット選手の身体をご堪能ください」
 黒服の合図と共に、ローションに塗れたアリッサに男たちが群がる。
「いや、そんな・・・っ!」
 逃げようとしても、度重なる絶頂の疲労に身体が動かない。男たちの手の動きは見えているのに、たちまち組み伏せられてしまう。
 観客たちの手や舌がアリッサの肢体を這い回り、官能を更に掻き立てていく。
「AHAAA!」
 嫌な筈なのに、身体は容易く屈服した。男たちの手とローションの感触が生む快感を、素直に受けいれていく。
 四つん這いにさせられ、口づけを受け、Hカップの乳房を揉まれ、硬く尖った乳首を転がされ、ヒップを揉み立てられ、淫核を弄られ、秘裂を刺激される。
「AAAAHUUUUUU!」
 上げる声に意味はなく、大量に与えられる快感を少しでも紛らわせようと叫ぶだけだ。しかしそれもディープキスによって防がれ、快感が全身で暴れ狂う。
 一人が離れても、即座に一人が加わる。否、幾本もの手が一瞬でも早くアリッサに触れようと、隙間から差し出され、アリッサの肢体に群がる。観客の放つ欲望の圧力は、アリッサを官能の渦に叩き込んだ。

 最後の一人が離れるまで、アリッサは絶頂、失神、覚醒をひたすら繰り返した。今は意識を失い、リングにローション塗れの全裸を晒しているその顔にはもう、試合前の冷たい美貌は欠片も残っていなかった。


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