【荘王の冠 裏座談会 其の十】

レフェリー(以下レ)「おいおい、とうとう裏座談会も十回目だぞ!」
マスク・ド・タランチュラ(以下マ)「結構続いたもんだな」
「十回とはなぁ。感慨深いものが・・・」
「で、今回のお姉ちゃんは?」
「お前、余韻とかさ・・・」
「余韻なんかよりお姉ちゃんのほうが大事だ!」
「・・・お前らしいよ(ため息)」
「で、今回は誰だ?」
「さあ、俺も聞いてない」
?「(ちゃーっ、ちゃーちゃー、ちゃーちゃー、ちゃーちゃー♪)」
「な、なんでいきなりアン〇ニオ猪○のテーマが・・・」
「お、もしかしてプロレス姉ちゃんの登場か!?」
?「ざーんねーん・・・」
「え?」
巳詩夜「元気ですかー・・・その正体は・・・わ・た・し・・・」
「またお前かよ! なんでだよ! こっちは綺麗どころ楽しみにしてたんだぞ!」
巳詩夜「候補は三人、居たの・・・私・・・洋子ちゃん・・・ナスナス・・・」
「ナスナスって、ナスターシャのことか?」
「却下だ却下! なんできっつい奴ばっかりなんだよ!」
巳詩夜「文句ばかりいうのなら・・・裏座談会、完・・・」
「ああもう、それでいいよ」
巳詩夜「ただしその場合・・・<地下闘艶場>から、存在が・・・抹消・・・」
「怖いわ!」
「仕方ねぇな、お前でいいからおっぱい揉ませろ」
巳詩夜「うふふ・・・一揉み、一万円になります・・・」
「ふざけんな! お前のおっぱいにそこまでの価値があるか!」
「と言いつつ、手が伸びようとしてるぞ」
「おっと、つい本能が」
巳詩夜「揉んでも・・・いいのに・・・」
「一万円も払えるか!」
「もういいから、さっさと始めるぞ」
巳詩夜「うふふ・・・」

巳詩夜「まずは、第九十一話・・・シスターの、栗栖美葉音ちゃん・・・対戦相手は、"オーターズ"・・・ツェネッガーと、ジャンクロの二人組・・・」
「へぇ、いきなり二対一か。シスターって強いのか?」
「どうだろうなぁ。強いと言い切れるほどじゃないが、技の切れがあるな」
「ふうん。"オーターズ"とかいう二人の実力は?」
「あまり強い感じじゃないが、コンビネーションはいいほうだったな」
巳詩夜「"オーターズ"の二人・・・二人掛かりで、美葉音ちゃんにセクハラ・・・」
「どうせこいつも加わったんだろ?」
「誰がこいつだ」
巳詩夜「正解・・・正解者の方に、女王様の鞭を・・・」
「いらんわ! どんな罰ゲームだ!」
巳詩夜「うふふ・・・美葉音ちゃんは、一瞬の隙を衝いて脱出・・・"オーターズ"の二人を、同時に締め落として、勝利・・・」
「凄いな、二人同時かよ」
巳詩夜「私も・・・絞め落とされてみたい・・・」
「黙れM嬢」
巳詩夜「うふふ・・・」

巳詩夜「第九十二話は、プロレスラー、須座久菊奈ちゃん・・・対戦相手は、変な蜘蛛のマスク被った・・・変態さん・・・」
「ちょっと待て、それって俺のことだろ! 好き勝手言ってんじゃねぇ!」
巳詩夜「うふふ・・・菊奈ちゃんの衣装は、魔女・・・」
「あんなのより、もっと露出度の高い衣装のほうが良かったのによ」
「文句を言うな。試合に出してもらえなくなるぞ」
巳詩夜「出れなくなれば、いいのに・・・」
「酷いこと言うな!」
巳詩夜「うふふ・・・二人掛かりで、菊奈ちゃんにセクハラする・・・ブサメン二人・・・」
「「誰がブサメンだ!」」
巳詩夜「うふふ・・・仲良い、ね・・・」
レ&「「仲良くねぇよ!」」
巳詩夜「ほら・・・うふふ。<タランチュラホールド>で捕まった、菊奈ちゃん・・・蜘蛛マスクを引っ張って、脱出・・・」
「あー、あれでつい意識を逸らしちまったんだよ。失敗したぜ」
巳詩夜「脱出した菊奈ちゃんは・・・えっと・・・良くわからない投げ技で、勝利・・・」
「そこで諦めるんじゃない。本人は<タランチュラキラー>だって言ってただろ」
巳詩夜「訳すと、蜘蛛殺し・・・うふふ、いい技名・・・うっとりしちゃう・・・」
「変態女め」
巳詩夜「褒め言葉、ありがとう・・・」
「絶対めげないな、こいつ」

巳詩夜「次は、第九十三話・・・カメラマンの、森下恋ちゃん、登場・・・」
「お、恋ちゃんか。俺とも試合を組んでくれないかな〜」
「ちょっと待て、お前、第二回シングルトーナメントで森下選手と闘ってるだろ」
「あー・・・そういえば。本編とシングルトーナメントって、時間軸が良くわからないから困るんだよな」
「メタ発言をするんじゃない」
巳詩夜「恋ちゃんの衣装は、ミニチャイナドレス・・・しかも、際どい奴・・・」
「なんだって! (写真確認)おおー・・・こいつはエロいな」
「確かにエロかったな。ボディチェックにも力が入ってしまったぞ」
「くっ、たまには俺にもレフェリーをさせてくれてもいいのに・・・」
巳詩夜「対戦相手は、火筒剛・・・モジャッティ・・・」
「やめろ、変なあだ名をつけるんじゃない」
巳詩夜「にょろ〜ん。火筒っちは、剛毛のぼうぼう・・・触るだけで、恋ちゃん戦意喪失・・・」
「あー、あいつはなぁ・・・見るだけで引くよな」
「まあ、慣れれば頼もしいんだけどな」
「えっ・・・」
巳詩夜「えっ・・・まさかの、タイプ発言・・・」
「しとらんわ!」
「引くわー、モジャモジャ好きのホモって引くわー」
「違うって言ってるだろ! 俺はノーマルだ!」
巳詩夜「うふふ、そういうことに、しておいて・・・あげる・・・」
「いや、だからな・・・」
巳詩夜「火筒っちに抱きつかれた、恋ちゃん・・・それだけで、動けなくなっちゃって・・・セクハラされ放題・・・羨ましい・・・」
「セクハラされたいのか、セクハラしたいのかわからんな。変態ドMめ」
巳詩夜「嬉しい・・・もっと、言って・・・」
「やかましい、さっさと進めろ」
巳詩夜「うふふ・・・セクハラされまくっちゃう、恋ちゃん・・・でも、レフェリーが余計なこと言って・・・ブチ切れ・・・」
「まーた余計なこと言ったのか、無能レフェリー」
「う、うるさい、言葉責めもレフェリーの仕事だ」
「んなわけねーだろ!」
「<地下闘艶場>のレフェリーだと当然の仕事だろうが!」
「ん、まあ、そう言われればそうか」
巳詩夜「恋ちゃん、最後はおっぱい固めで窒息させて・・・勝利・・・」
「おっぱい固め! なんて羨ましい技だ! よし変態女、今ここで俺に実践してみせろ」
巳詩夜「え、いいの・・・?」
「遠慮するな、良し来い!」
巳詩夜「なら・・・リクエストにお応えして・・・五十万円になります・・・」
「高ぇよ! なんだ一回五十万って! プロレスパブでもそこまでぼったくらねぇぞ!」
「お前、プロレスラーのくせにそんなとこ行ってるのか」
「え? いや、一回覗いただけだって」
巳詩夜「うふふ・・・私に言ってくれれば、安くしとく、のに・・・」
「え? 幾らだ?」
巳詩夜「一回、百万ぽっきり・・・」
「ふざけんなぁ!」

巳詩夜「第九十四話、イクね・・・」
「ちょっと待て、発音が違うぞ」
巳詩夜「うふふ・・・九条雪那ちゃんの試合・・・対戦相手は、亀河健史・・・名前が、卑猥・・・」
「どこがだ!」
「亀か? 亀だけで反応したのかM女」
巳詩夜「うふふ・・・薙刀の雪那ちゃんと、トンファーの亀さん・・・」
「亀さん言うな」
巳詩夜「じゃあ、亀っち・・・」
「呼び方は何でもいいから、続けろ」
巳詩夜「にょろ〜ん。雪那ちゃんの薙刀捌きに、追い込まれる亀っち・・・」
「なんだ、相変わらずたいしたことないな、亀河の奴」
巳詩夜「しかし、亀っちの躱した先に、レフェリーが居ました・・・思わず薙刀を止めちゃう、雪那ちゃん・・・」
「そのままぶん殴れば良かったのに」
「なんてこと言うんだお前は!」
巳詩夜「私も、そう思う・・・」
「な・・・」
巳詩夜「そこから、攻め込まれる雪那ちゃん・・・ネクタイで、手を縛られて・・・セクハラされ放題・・・」
「え、ネクタイ? そういや、雪那ちゃんの衣装は?」
巳詩夜「言ってなかった、っけ・・・衣装は、スーツ・・・ただし、ネクタイ以外・・・シースルー・・・」
「なにぃ! 写真見せろ写真! ・・・おおー、下着にネクタイだけしてるようにも見えるな。相変わらずすげぇおっぱいだし。くそぉ、揉んでみてぇ・・・!」
「『御前』に頼んでみたらどうだ? 九条選手のおっぱいを揉ませてください、ってな」
「いや、それは・・・さすがの俺でも、拙いってことはわかる」
巳詩夜「うふふ・・・根性なし・・・」
「うるせぇ!」
巳詩夜「セクハラされちゃった、雪那ちゃん・・・最後は、我慢できなくなって・・・ギブアップ・・・」
「ま、仕方ないよな」
「ってことは、雪那ちゃんはまだ『御前』に・・・」
「ああ、愛液採取されてるだろうな」
「畜生・・・俺も雪那ちゃんの愛液採取してぇ・・・!」
「だから、『御前』に頼んで・・・」
「頼めるかぁ!」
巳詩夜「うふふ・・・根性なし・・・」
「だからうるせぇっての! 天丼被せてくんじゃねぇ!」
巳詩夜「にょろ〜ん・・・」

巳詩夜「第九十五話は、タッグマッチ・・・笹塚水華先生と、美容師の鴉箕まほろちゃん・・・対戦相手は・・・また出た、変態蜘蛛・・・」
「またとか言うな! 変態蜘蛛でもねぇ!」
「間違ってはないだろ」
「てめぇ、喧嘩売ってんのか?」
巳詩夜「うふふ・・・変態同士のいがみ合い・・・」
「「誰が変態だ!」」
巳詩夜「うふふ・・・やっぱり、仲良い・・・」
「「仲良くねぇよ!」」
巳詩夜「うふふ・・・変態蜘蛛の、パートナーは・・・最弱の呼び声も高い、杜丸っち・・・」
「あいつ、練習は普通にしてる筈なんだけどなぁ。才能がないんだろうな」
巳詩夜「女性陣、二人の衣装は・・・椰子の実のプリントがされた、ビキニブラと・・・腰蓑がプリントされた、パレオみたいなスカート・・・しかも、スカート左側は、膝上でカット・・・」
「俺としちゃあ、水華先生は女教師ルックが良かったんだけどなぁ」
「今回はパートナーが鴉箕選手だったからな。美脚な二人の脚を見せたかったんだろ」
「それならミニスカでも良かったじゃねぇかよ」
「文句なら担当者に言えよ」
「あれ? 衣装って『御前』が決めてるんじゃないのか?」
「『御前』が決めることもあるが、事務員の奴が決めてるときもあるらしいぞ」
「あの野郎、わかってねぇな。今度きつく言っとくか」
「やめとけ、そのときは『いや、あれは「御前」が決めたんですよ』って言い逃れられるだけだ」
「あー、確かにな。こっちからすると、本当に『御前』が決めたのか事務員が決めたのかわからないもんな」
「一々『御前』に確認するわけにもいかんし」
「そうなんだよな・・・って、あれ?」
巳詩夜「(こくり・・・こくり・・・)」
「寝てるんじゃねぇよ変態女!(揉みっ)」
巳詩夜「(はっ)・・・一万円に、なります。ありがとう、ございます」
「げっ、おっぱい揉んだことわかってやがる」
巳詩夜「いつも、ニコニコ・・・現金、払い・・・」
「ちっ、しっかりしてやがる(ごそごそ)ほれ」
巳詩夜「うふふ・・・」
「ほら、ちゃんと進行の仕事もしろ」
巳詩夜「にょろ〜ん。最初はタッグマッチだった、のに・・・コーナーに居た、まほろちゃんを・・・セコンドでついてた、コンテ・大倉が、引き摺り下ろして・・・セクハラ・・・」
「あんときの大倉、グッジョブだったな」
巳詩夜「リングに孤立した、水華先生・・・エロ男たちに、エロいことされて・・・」
「水華先生、可愛い反応してくれるんだよな。だからつい力が入っちまうんだよ」
巳詩夜「ところが、どっこいしょ・・・」
「どこのお婆さんだ、お前は」
巳詩夜「うふふ・・・まほろちゃん、大倉の金○を蹴って、脱出・・・水華先生の、救出に・・・」
「うわ、金的かよ。やっぱ容赦ないなまほろちゃん」
巳詩夜「リングに上がった、まほろちゃん・・・変態蜘蛛マスクを倒して、一件落着・・・」
「待て、嘘で終わらせるな。これも一応仕事だからな」
巳詩夜「にょろ〜ん。まほろちゃんから、蹴られまくった・・・蜘蛛さん・・・いい気味」
「うるせぇな、私情を挟むんじゃねぇよ」
巳詩夜「なのに・・・耐えて、まほろちゃんを、大開脚パワーボム・・・からの、<タランチュラホールド>・・・」
「これで決まったと思ったんだけどなぁ。有り得ない逃げ方されたしな」
「どんな逃げ方だったんだ? そこは確認できてなかったからな」
「水華先生に夢中になってたからだろうが」
巳詩夜「まほろちゃんは・・・柔軟性を生かして、<タランチュラホールド>から・・・蛸みたいに、脱出・・・」
「なるほど。そこまで柔らかいとはな」
「ほんとにな、ぬるって感じで逃げられたんだよ」
巳詩夜「そして、まほろちゃん無双・・・変態男どもを薙ぎ倒し・・・血飛沫地獄の阿鼻叫喚・・・」
「待て、そこまで酷くないだろ」
巳詩夜「にょろ〜ん。まほろちゃんの、活躍で・・・女性二人が勝った筈、なのに・・・オークラが、まほろちゃんを捕まえて・・・」
「待て、どこぞのホテルみたいな発音で言うんじゃない」
巳詩夜「うふふ・・・大倉がまほろちゃんに、タックル・・・復活した男どもによって、まほろちゃんだけじゃなく・・・水華先生も、ゲットだぜ・・・」
「なにポ○モンみたいに言ってんだ」
巳詩夜「そして、最後は・・・二人共、すっぽんぽんの・・・ぽん。延々と・・・苛められて・・・うふふ」
「あれは楽しかったよな〜。またあんな試合がしたいぜ」
巳詩夜「さすが・・・変態卑猥蜘蛛マスク女の敵・・・」
「さらっとひでぇ言葉並べるな!」
「・・・もう次に行ってくれ」

巳詩夜「折り返しの第九十六話・・・コギャルの、比良木寿絵梨ちゃんのお話・・・」
「へぇ、コギャルか。そういや今まで居なかったよな」
「『御前』の趣味じゃないらしいからな」
「どこからの推薦なんだろうな?」
「さあな」
巳詩夜「寿絵梨ちゃんの、相手は・・・草橋恭三・・・」
「お、なんか久しぶりだな」
巳詩夜「そして・・・お待たせの、衣装は・・・学校の、制服・・・」
「高校生のお約束だな」
巳詩夜「うふふ・・・寿絵梨ちゃんに、ボディチェックをしようとした・・・変態レフェリー・・・なんと・・・」
「おい待て、それは言わなくても・・・」
巳詩夜「寿絵梨ちゃんに言い負かされて・・・半泣き・・・」
「ぷぷーっ! なんだなんだ、大の大人が女子高生に言い負かされて半泣き? だっせ! だっせ!」
「う、うるさい! 比良木選手の口の悪さは半端じゃないんだよ!」
「はいはい、言い訳言い訳」
「だからな・・・!」
巳詩夜「えっと・・・飽きたから、帰って・・・いい・・・?」
「待て、余計なことだけ言って帰ろうとするな!」
巳詩夜「にょろ〜ん。寿絵梨ちゃんのおっぱいを触った、草橋恭三・・・金○を殴られて、大外刈りで投げられて・・・ダウン・・・そのまま、フォール負け・・・」
「おい、お前レフェリーだろ、なんで反則指摘しなかったんだよ」
「いや、あれは比良木選手が巧かったんだよ。俺の前に草橋が来たときを見計らって、ローブローを出してたからな。そのときはまったく気づかなかったんだよ」
「俺ならすぐに気づいてお仕置きしてたね」
巳詩夜「無理、だと思う・・・」
「なんだとぉ?」
巳詩夜「うふふ・・・このままでは終われない、レフェリー・・・追加試合を、強制・・・新たな選手は・・・ナスナス・・・」
「お、ナスターシャか。てことは、その日の選手担当はナスターシャだったんだな」
「ああ、控室で散々煽ったらしいぞ」
巳詩夜「ナスナスの実力に、手も足も出ない寿絵梨ちゃん・・・一矢報いようと、無理やり投げようとしたけど・・・シャツが破れた、だけ・・・」
「さすがに、普通の女子高生がナスターシャには敵わねぇよなぁ」
巳詩夜「ブラが見えても、気にしないナスナス・・・」
「え、ナスターシャのブラが見えたの?」
「ああ、やっぱりおっぱい大きいよな」
「そっかー、身体つきエロいもんな、あいつ」
巳詩夜「ナスナスの攻撃に、ダウンしちゃった寿絵梨ちゃん・・・そこに、すかさず馬乗りになる・・・変態が、一人・・・」
「お前は、人を変態としか呼ばんな」
巳詩夜「事実、だから・・・そして、巴投げで投げられちゃう・・・変態レフェリー・・・」
「お前、いいとこねぇなぁ」
「ちょ、ちょっと油断しただけだ!」
巳詩夜「結局、ナスナスが寿絵梨ちゃんをKO・・・しかも、ロープに拘束する、オマケまで・・・板割り、つく尻・・・」
「それを言うなら至れり尽くせりだろ」
巳詩夜「そうとも、言う・・・」
「そうとしか言わんだろ」
巳詩夜「にょろ〜ん。そこから、変態レフェリーの・・・本領発揮・・・責めに責めて、寿絵梨ちゃんのアソコ・・・びちゃびちゃ・・・」
「ほうほう、寿絵梨ちゃん濡れやすいんだろうな」
巳詩夜「しかも・・・寿絵梨ちゃんの、ラブジュースがついた手を・・・無理やり、寿絵梨ちゃんの・・・お口の中に・・・お口くちゅくちゅ・・・」
「言わせねーよ!」
「商品名は出すなよ! 絶対出すなよ!」
巳詩夜「えっ・・・フリを出されたら・・・言わないと・・・?」
「『押すなよ押すなよ』じゃねーんだよ!」
「勘弁してくれ・・・」
巳詩夜「にょろ〜ん」

巳詩夜「第九十七話だよ・・・剣道処女の、原塚和泉ちゃん・・・」
「おい、また何か違うこと言っただろ」
巳詩夜「うふふ・・・和泉ちゃんの衣装は、サムライガール・・・」
「サムライガール? よくわからんな」
巳詩夜「詳しくは・・・Webで・・・」
「やかましい、写真を見せろ・・・あー、確かにサムライガールだな。西洋から見たサムライっぽいわ」
巳詩夜「和泉ちゃんの対戦相手は、女性の・・・朱花紫檀ちゃん・・・初登場・・・」
「え、女の子同士か。珍しいな。しかも新顔か・・・女の子のエロ責め要員が増えるのはいいな」
巳詩夜「この試合は、武器戦・・・和泉ちゃんは、竹刀・・・紫檀ちゃんは、十手・・・」
「十手? 時代劇のか?」
「ああ、よく岡っ引きが持ってるあれだ」
巳詩夜「試合の前に・・・変態レフェリーが、二人に・・・セクハラ、ボディチェック・・・」
「二人ともかよ! そのときだけ代われよ」
「あのな、ボディチェックはレフェリーの特権・・・いやいや、大事な仕事だぞ、代われるわけないだろうが」
「あ、しかも武器戦だろ? 普通はボディチェックなしでやってるだろ!」
「な、何か隠している気がしたんだよ」
巳詩夜「そんなこんなで・・・試合は、ぎりぎりのところで、和泉ちゃん・・・勝利・・・」
「え? 見せ場なしか?」
「そんなわけないだろう? 試合が終わってからが本番だったんだよ(にやり)」
巳詩夜「レフェリーは・・・負けたから、って・・・紫檀ちゃんに、ストリップを・・・強制・・・」
「あー、なるほどな。エロ責め要員じゃなくて、エロ責められ要員ってことか」
「ま、そういうことだ」
巳詩夜「紫檀ちゃんが、下着一枚になったところで・・・ペナルティ、終了・・・」
「おいおい、なんで最後の一枚残したところで終わるんだよ!」
「なーに、次があるからな。朱花選手なんだが、十手道場の門下生の一人が借金まみれでな。その借金返済のためには<地下闘艶場>へ上がらざるを得ないんだよ」
「と言うことは、次のときには・・・ぐふふ」
「ああ、そういうことだ・・・くくく」
巳詩夜「変態・・・乙・・・」

巳詩夜「さくさくイクね・・・」
「・・・突っ込むのもめんどくさくなってきた」
巳詩夜「諦めたら・・・そこで試合終了・・・」
「安○先生ごっこはいいから、続けてくれ」
巳詩夜「にょろ〜ん。第九十八話は、ステファニー・クレイトンこと、ステフちゃんの登場・・・対戦相手は、午上ツィグ・・・」
「ああ、あのチャラ男か。あいつも<地下闘艶場>に参戦したんだな」
「有名なのか?」
「どうだろな。チャラい見た目に反して、テクニックを持ってるからめんどくさい相手だ、ってのがプロレス仲間では知られてるけどな。有名かどうかはまた別だろ」
巳詩夜「そのツィギーさん・・・」
「違うだろ」
「ミニスカの女王じゃないんだぞ。ちゃんと言え」
巳詩夜「うふふ・・・ステフちゃんと闘うチグは・・・レスリングテクニックで、ステフちゃんを、翻弄・・・」
「またお前は、微妙に違う言い方で・・・」
「でもよ、チグって言うと鍋とか戦闘機っぽいよな」
「お前も乗っかるなよ」
巳詩夜「うふふ・・・動けなくなった、ステフちゃんに・・・せこくセクハラする、チグと変態レフェリー・・・」
「せこく言うな」
巳詩夜「でも・・・ステフちゃんが、唇を切っちゃって・・・出血・・・」
「たしかステフちゃんって、出血するとキレなかったか?」
「ああ、試合中に自分の血を見ると暴走するんだよ。おかげで大変だったぞ」
巳詩夜「ぶっ飛ばされれば・・・良かったのに・・・」
「おい!」
「どうせなら大怪我すれば良かったのによ。そしたら俺がレフェリーしてやるから」
「お前ら・・・(泣)」

巳詩夜「あともうちょっと・・・第九十九話は、アメリカ軍人のビクトリア・フォレストちゃんの、お話・・・」
「お、きたきたビクトリアちゃん」
巳詩夜「対戦相手は、また・・・蜘蛛マスク・・・変態さん・・・」
「わざわざ言い直すとは・・・喧嘩売ってるな?」
巳詩夜「うふふ・・・一回、二百万円になります・・・」
「高ぇよ! なんだ二百万って!」
巳詩夜「ベッドでの・・・ファイト・・・」
「それでも高ぇっての! お前はどんな高級娼婦だ!」
巳詩夜「いいえ私は、人気のM嬢・・・お気の済むまで、嬲ればいいわ・・・」
「・・・わかりにくい替え歌を歌うんじゃない。ツッコミが難しいだろ」
巳詩夜「にょろ〜ん。ビクトリアちゃんの衣装は、つなぎ・・・」
「Vカットは入ってたけど、あまりエロくなかったよな」
「所詮つなぎだしな」
巳詩夜「そんなこと言って・・・ボディチェックのときに、セクハラする・・・エロレフェリー・・・」
「だから、エロいボディチェックはもう<地下闘艶場>名物なんだよ。やめるわけにはいかないの!」
「趣味と実益を兼ねてるんだろ?」
「それをいうなら、仕事と実益、だな。趣味でレフェリーしてるわけじゃないからな」
「半分趣味みたいなもんじゃねぇか」
「簡単に言うんじゃない! へましたときの恐ろしさ、お前にわかるか? 『御前』に呼ばれて、じっと見据えられたことがあるんだぞ。繋がれていない虎かライオンの前に居た気分だったぞ」
「それは・・・ちょっと耐えられんな」
「だろ?」
巳詩夜「そして・・・いつものごとく、負けちゃうビクトリアちゃん・・・最早、伝統芸の域・・・」
「なんで伝統芸なんだよ」
巳詩夜「失神してた、ビクトリアちゃん・・・全裸にされても、負けを認めない・・・」
「強情だったよなービクトリアちゃん」
巳詩夜「そこで、レフェリーが・・・ヌードマッチを、提案・・・負けず嫌いのビクトリアちゃんは・・・受け入れちゃう・・・」
「いやー、あのときはグッジョブだったな」
「だろ? 経験が違うよ、経験が」
巳詩夜「エロの経験、のくせに・・・」
「う、うるさい! 客が喜ぶからそれで良いんだよ!」
巳詩夜「恥ずかしいのを我慢して、試合する・・・ビクトリアちゃん・・・でも、やっぱり負けちゃう・・・伝統芸・・・」
「伝統芸言うな」
巳詩夜「にょろ〜ん」

巳詩夜「とうとう、第百話・・・記念の、試合は・・・ピュアフォックスこと、来狐遥ちゃんと、嵯暁スミレちゃんの、試合・・・」
「百話か・・・実際に聞くと驚くよな」
巳詩夜「人気爆発の・・・私の、おかげ・・・」
「馬鹿言ってんじゃねぇ! 第一話から参戦して大人気の俺のおかげだ!」
「それを言うなら俺だろう! ほとんどの試合でレフェリーをしてるんだぞ?」
巳詩夜「それじゃ・・・仲良く、皆の・・・おかげ・・・」
「んー・・・ま、それでいいぜ」
「そうだな、そうしておくか」
巳詩夜「うふふ・・・仲良し・・・二人の衣装は、戦隊ヒロイン・・・対戦相手は・・・尾代呑太と、護覚・・・」
「ちょっと組み合わせが悪かったかな」
「そうなのか?」
巳詩夜「護覚お坊さん・・・ごぼうさん?」
「誰がごぼうさんだ、適当言うんじゃない」
「ごぼう! 護覚が、ごぼう!(大笑)」
巳詩夜「うふふ・・・ごぼうさんの、技で・・・動けなくなっちゃった、二人・・・ここぞとばかりに、男どもはセクハラ・・・」
「ごぼう・・・うぷぷ・・・ごほん。護覚の技っていいよな。俺にも使えたらなぁ」
「お前には無理だろ」
「いやいや、案外才能があるかもしれないぜ?」
巳詩夜「ないと・・・思う・・・技に、掛かってた・・・遥ちゃん・・・無理やり技を解いて、脱出・・・」
「え、そんなことできるのか?」
「できるみたいだぞ。気合いってやつか?」
巳詩夜「遥ちゃんは・・・尾代をぶん投げて、スミレちゃんを救出・・・」
「あー、尾代は強いわけじゃないからなぁ」
巳詩夜「そして・・・スミレちゃんが、ごぼうさんの技を受けて・・・その隙に、遥ちゃんが・・・スミレちゃんを飛び越え・・・ごぼうさんをKO・・・」
「へぇ、さすがプロレス姉ちゃん。やるもんだ」
巳詩夜「尾代は、スミレちゃんが排除・・・押さえ込みで、遥ちゃんたちが・・・勝利・・・」
「そして、真打の登場だな!」
巳詩夜「勝った二人の前に、猿冠者と・・・変態蜘蛛マスク・・・しつこいくらい、出てくるの・・・」
「お前、今シーズン出過ぎだろ。他の男性選手から刺されるぞ」
「刺されるならお前のほうだろ。毎回レフェリーで良い思いしやがって」
「ふっ、俺は過去、男性選手の中で一位を取った男だぞ? 人気者が引っ張りだこなのはしかたないだろ?」
巳詩夜「確かに・・・タコみたいに、ねっとり責めてくる、よね・・・」
「えっ・・・お前、このM女に手を出したのか?」
「待て、出してないぞ! お前も誤解されるようなことを言うんじゃない!」
巳詩夜「うふふ・・・二人の秘密、ってことね・・・」
「待て待て待て! 意味深なこと言ってるんじゃない!」
「ま、お似合いっちゃお似合いかもな」
巳詩夜「そんな・・・ひどい・・・」
「え、何故そこで手の平返し?」
「それに、直近の人気投票は俺が一位だったしな」
「ぐぬぬ・・・」
巳詩夜「どうでも、いい・・・」
「「なんだと!?」」
巳詩夜「うふふ・・・試合は・・・リングの上で、猿冠者がスミレちゃんを・・・リング下で、変態マスクが遥ちゃんを・・・セクハラ・・・」
「今思えば、俺がスミレちゃんと遊べば良かったな。スミレちゃんと絡んだことなかったからな」
巳詩夜「でも・・・遥ちゃんが、奮起して・・・タランチュラホールドから・・・脱出・・・変態マスク・・・KO・・・」
「だから、変態マスクって言うんじゃねぇ!」
巳詩夜「うふふ・・・ほとんど、同時に・・・スミレちゃんが、ロープから脱出・・・猿冠者を・・・KO・・・」
「お前ら、これからってときにやられやがって」
巳詩夜「そんなこと言ってる、変態レフェリーも・・・遥ちゃんと、スミレちゃんから・・・同時に蹴られて、KO・・・」
「なんだ、お前もお約束でやられたんじゃねぇか。威張ってんじゃねぇ」
「う、うるさい! 俺は闘うのが仕事じゃないんだよ!」
「だったらでかい顔してんじゃねぇよ!」
「なんだと、俺がリングで仕切ってるから盛り上がるんだろうが!」
「いーや、俺がレフェリーやったほうが盛り上がるね!」
「そんなわけあるか! 実際だな・・・」
「絶対俺が・・・!」
巳詩夜「・・・だめだ、こりゃ。次、いってみよ・・・巳詩夜、だけに・・・うふふ・・・」
「「うまくないぞ!」」
巳詩夜「にょろ〜ん」


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