【荘王の冠 裏座談会 其の八】

レフェリー(以下レ)「今回も裏座談会の時間だぞ」
マスク・ド・タランチュラ(以下マ)「そんな確認はいい、綺麗どころはどこだ?」
「お前な、前振りってのは大事なんだぞ」
「俺には綺麗なお姉ちゃんのほうが大事だぞ」
「まったく、相変わらずだなお前」
「ぶれないってのは凄いだろ?」
「別に凄くはないが、今回も綺麗どころが来てくれるらしいから安心しろ」
「そうかそうか! 今回は誰かな〜」
?「・・・うふふ」
「うふふ? なんだ、今の媚を感じるけど不気味な声は」
「なるほど、あいつか」
巳詩夜「うふふ・・・今回は、私・・・」
「うげ、根暗M女」
巳詩夜「タラちゃん・・・酷い・・・」
「誰がタラちゃんだ!」
「おいおい、初っ端から喧嘩するなよ。ほれ巳詩夜、自己紹介しろ」
巳詩夜「唐辻(からつじ)巳詩夜(みしよ)・・・20歳。身長は・・・164cm。バストのトップは89cmで、Eカップ・・・ウエストが61・・・ヒップは、84・・・。官能小説を書いてるけど・・・M嬢としても、働いてる、の・・・」
「こいつ、案外喋るんだな。根暗のクセに」
「そんなに嫌うなよ。こいつ、こんなことされても嫌がらないんだから(揉み揉み)」
巳詩夜「あんっ・・・レフェリー、今は仕事中、だから・・・(ぐぎっ)」
「あごっ!」
「お〜、綺麗に関節技極めるな。っておいおい、手首外れてるぞ」
巳詩夜「もう・・・しない? しないなら・・・嵌めて、あげる・・・」
「し、しない! だから嵌めてくれぇ!」
巳詩夜「うふふ・・・(ごぐり)」
「ひぎぃっ!」
「男の悲鳴聞いても気持ち悪いだけだなぁ」
巳詩夜「うふふ・・・同感・・・」
「うぐぐ・・・お、お前ら、後で覚えてろよ(半泣き)」

巳詩夜「それじゃ、司会する、ね・・・最初は、第七十一話・・・24歳で、身長175cm・・・B98のHカップ・・・W65、H98の、ビクトリア・フォレストちゃんと、元橋様の試合・・・」
「なんでお前まで元橋の爺さんに『様』を付けてんだよ」
巳詩夜「だって・・・あの人、見てるだけで・・・巧い・・・」
「ああはいはい、仕事を続けてくれ」
巳詩夜「うふふ・・・ビクトリアちゃんには念願の試合・・・だけど」
「だけど? もうちょっとテンポよく喋れよ」
巳詩夜「無理・・・なの・・・ビクトリアちゃんは、元橋様から半裸にされて・・・絶頂失神・・・ああ、羨ましい・・・」
「相変わらず上手いな、元橋の爺さん」
「どういう経験値を積んできたのか聞いてみたいな」
巳詩夜「多分・・・三桁・・・」
レ&「三桁!?」
巳詩夜「うふふ・・・女の、勘・・・」
「元橋の爺さんで三桁か・・・『御前』の経験値って文字通り桁が違う気がするな(汗)」
「やめろ、自分の小ささが身に染みる」
「お前が小さいのは(ピー!)だろうが」
「な、なんだと!? 見たこともないくせに勝手なこと言うんじゃねぇ!」
「見なくてもわかるって、お前みたいに人間が小さい奴は(ピー!)も小さいって決まってるからな」
「ならお前のほうが(ピー!)が小さいだろうが!」
「ほっほー、なんなら見せてやろうか?」
「見たくもないわ!」
巳詩夜「・・・そこまで(ぎゅむっ)」
レ&「ふぐぅっ」
巳詩夜「あまり下品なのは、駄目・・・」
「だ、だからって、玉を掴むか・・・」
「つ、潰れるかと思った・・・どっちが下品だよ・・・」
巳詩夜「うふふ・・・」

巳詩夜「第七十二話は・・・23歳の谷早霧絵ちゃん・・・身長は158cmで、B86のEカップ、W55、H88・・・衣装は・・・バスタオル・・・」
「なんだと!? バスタオルだけか!?」
「ああ。それだけだ」
「マジか! じゃ、じゃあ、バスタオルの下はすっぽんぽん・・・(ごくり)」
「残念、下着を着けてたよ」
「マジか・・・(がっくり)」
巳詩夜「霧絵ちゃんの相手は・・・ジグちゃん・・・」
「お前、ジグにちゃん付けするなよ・・・イメージに合わねえじゃねえか」
巳詩夜「うふふ・・・ジグちゃんは、霧絵ちゃんにあっさり負けちゃったから・・・追加試合・・・私が登場・・・」
「ってお前かよ! 俺を呼べばよかっただろ!」
巳詩夜「うふふ・・・人気者は辛いの・・・で、霧絵ちゃんのブラを取ったんだけど、私の水着のブラを取られて・・・着られちゃったの・・・霧絵ちゃん、酷い・・・」
「(想像中)・・・なんかエロい。実際に見たかった」
巳詩夜「それだけじゃ、終わらなかったの・・・霧絵ちゃん、私の肩を外して・・・」
「うわ、えぐ。痛かっただろ、それ」
巳詩夜「痛くて・・・痛すぎて、スイッチが、入っちゃった・・・」
「? スイッチ?」
「こいつ、試合中にキレやがってな。谷早選手のアソコの毛を毟ったり、無茶苦茶だったぞ」
「うえっ、根暗ドMだけじゃなくてキレキャラかよ。ヤンデレって奴か?」
巳詩夜「ヤンデレ・・・ヤングで、デコレーション?」
「わけわからんわ」
「まあ、あんだけ暴れて結局は谷早選手の逆転勝ちだったんだけどな」
巳詩夜「(しょぼーん)」
「お、どうした? 負けたのが悔しくて凹んでんのか?(にやにや)」
巳詩夜「霧絵ちゃん・・・ヌードにし忘れた・・・」
「それは忘れちゃ駄目だろ」
巳詩夜「だから、凹んだ、の・・・で・・・試合の後日、霧絵ちゃんは・・・『御前』の秘書に・・・」
「そう言われれば、新人さんがいたなぁ。そっか、あの子が霧絵ちゃんか」
「お前、写真で谷早選手の顔知ってただろ?」
「なんかなぁ、写真と職場の霧絵ちゃんって、まるで違う子だったんだよ」
巳詩夜「うふふ・・・女は気持ちとメイクで、別人になる、の」
「それってまさか・・・」
「『御前』の秘書になったんだ、夜のお勤めだってあるだろ」
「そうだよなぁ・・・羨ましいぜ、『御前』。あんだけの美女に囲まれて、毎晩毎晩・・・あーーーっ! 俺も美女に囲まれた生活がしてぇーーーっ!」
巳詩夜「したければ、すればいい、のに・・・」
「そんな簡単にできるか! あそうだ、お前でもいいや、毎晩相手してくれ」
巳詩夜「うふふ・・・毎晩縛られて、本物の蝋燭を垂らされて、鞭打たれて・・・ああ、興奮してきた・・・」
「・・・やっぱやめとく。俺、SMの趣味ないし」
「(ごほん)なら、俺が相手してやってもいいぞ?」
「うええ!? お前、やっぱり男色の気が」
「お前には言っとらんわ! 巳詩夜に言ったんだよ!」
巳詩夜「うふふ・・・私、モテモテ・・・」
「お、ってことは?」
巳詩夜「でも・・・私にも、選ぶ権利がある、から・・・」
「(がびーん)」
「はっはっはっはっは! 根暗ドM女にまで振られてやんの! お前、もう一生彼女できないぞ!」
「・・・(ぼそり)」
「ん? なんだって?」
「ほ、本気じゃないさ。当たり前だろ? だから別に、ショックも受けてないって」
巳詩夜「なんだ・・・本気なら、考えたかも・・・しれない、のに」
「え?」
巳詩夜「うふふ・・・冗談、だけど」
「(撃沈)」
「(女ってのは、やっぱおっかねぇな)」

巳詩夜「続ける、ね・・・第七十三話は、16歳の能見祁維ちゃん・・・身長156cmで、B82のCカップ、W57、H80・・・衣装は、ジャージ・・・」
「ジャージ? ジャージでエロくなるか?」
「それがなぁ、能見選手の私服だったんだ」
「は? どういうことだ、それ」
「何を言っても聞き入れなくて、あの洋子が折れたんだと」
「・・・嘘だろ? あの洋子だぜ?」
「本当なんだよ。ボディチェックも結局受けさせられなかったからな」
巳詩夜「その祁維ちゃんの相手、は・・・草橋恭三・・・一発で、KO」
「え? 草橋が一発?」
「ああ。何が何だかわからないうちに草橋が倒れててな。催眠術とかそんなチャチなもんじゃ」
巳詩夜「で・・・レフェリーが、アイス食べ放題を提示して、追加試合・・・」
「アイス食べ放題? なんだそれ」
「能見選手はクレープ食べ放題で釣って参戦させたんだよ。で、追加試合を承知させる代わりに、アイス食べ放題の権利を付けたのさ」
「なんか・・・かなり変わった子だな」
巳詩夜「で、相手はおデブちゃん・・・」
「ちゃんとグレッグって言えよ」
巳詩夜「だって、おデブちゃんのほうが・・・可愛い・・・」
「そういう問題じゃねぇだろ」
巳詩夜「んもう・・・グレッグの汗に苦戦した、祁維ちゃん、だったけど・・・最後は、凄いパンチの連打で、KO・・・てーれってー」
「(想像中)なあ、それってまるで北○の拳・・・」
「ストップ! 版権関係は出すな!」
巳詩夜「ゆーあー、しょっく」
「だからやめろって!」

「・・・というわけで、版権関係はやめろ、いいな(ぜいぜい)」
巳詩夜「にょろ〜ん」
「・・・お前は(がっくり)」
巳詩夜「うふふ・・・続ける、ね・・・七十四話は・・・23歳の櫛浦灰祢ちゃん・・・身長181cmで、B121のLカップ、W77、H104・・・衣装は、レインコート」
「ああ、あのマッチョ姉ちゃんか。数字聴くだけでも凄いよな、121cmLカップ」
「実際に見るともっと凄いぞ。西瓜サイズだぞ、西瓜」
「西瓜が二個か! しかも揺れるんだろ?」
「揺れる揺れる。どっぷんどっぷん揺れるぞ」
「マジか、すげぇな・・・」
巳詩夜「灰祢ちゃんの対戦相手は、ダン"ザ・マッスル"ホフマン・・・」
「げ、あの筋肉お化けか」
「櫛浦選手もかなりマッチョだが、ダンは桁違いだからな」
巳詩夜「ダマッチョのパワーに、灰祢ちゃんも苦戦・・・」
「なにがダマッチョだ、ダンでいいだろ」
巳詩夜「タラちゃん・・・意地悪・・・」
「タラちゃん言うな! 根暗ドM女!」
「何でもいいから、先に進めろよ」
巳詩夜「じゃあ、ダッチョに、衣装とブラを取られちゃった灰祢ちゃん・・・でも、お約束の反撃開始・・・」
「やなお約束だな、おい」
巳詩夜「ダッチョを肩の上に、担ぎ上げたのでした・・・」
「おい、ダンの奴体重かなりあるだろ?」
巳詩夜「うん・・・資料だと、155kg・・・」
「それを担ぎ上げるのかよ。すげぇな、マッチョ姉ちゃん」
「見てても信じられなかったぞ、あれは」
巳詩夜「そのまま投げつけた灰祢ちゃんが、見事な勝利・・・しかも、レフェリーもぶん投げて、KO・・・」
「ぷぷっ、お前、またやられたのか。情けねぇの」
巳詩夜「レフェリーも、灰祢ちゃんの胸、触ったから・・・」
「なんだ、それじゃ仕方ないな」
「うるさい! 巳詩夜も余計なこと言わなくていい!」
巳詩夜「怒られた・・・付き合っても居ないのに、彼氏面された・・・ショック・・・」
「しとらんわ!」
「振られた女の彼氏面とか、最悪だぞお前」
「だからしてねえっての!」
巳詩夜「うふふ・・・復讐も、カ・イ・カ・ン・・・」
「苛めたのはお前のほうだろうが! なにが復讐だ!」
「(これもいちゃつきの一種じゃねぇの?)」

巳詩夜「七十五話は・・・鬼庭魅羅乃さん・・・24歳で、身長159cm・・・B85のDカップ、W61、H87・・・衣装は、サッカークラブの、ユニフォーム」
「鬼庭選手か。最初は色っぽい人妻だと思ったんだけどなぁ」
「なんか引っかかる言い方だな」
巳詩夜「魅羅乃さんの相手は・・・蒲生漣次・・・」
「蒲生? あいつ、人妻相手のときは必ず出てないか?」
「琴音奥さん相手にかなりいい仕事したからな。それでじゃないか?」
「なら俺は全体的にいい仕事してるんだから、もっと出番が多くても」
巳詩夜「試合が始まっても・・・魅羅乃さんは、攻められっぱなし・・・」
「さらっと流すな!」
巳詩夜「蒲生がユニフォームを破いたら・・・豹柄のブラが出てきた、の・・・」
「お、いいねいいね、人妻のエロさが感じられるね!」
巳詩夜「で、蒲生がユニフォームの背中側も破いたら・・・鬼子母神が登場・・・てーれってー」
「??? どういう意味だ?」
「あまり思い出したくもないが、背中に墨で描かれた鬼子母神が居たんだよ」
「え? それって・・・おいおい、刺青かよ!」
「後で聴いたら、モノホンの筋者だったって言うんだからな。最初から教えといてくれよ!」
「だって、最初に聴いてたらお前、絶対ボディチェックできなかっただろ?」
「確かに自信ない」
巳詩夜「うふふ・・・ヘタレレフェリー・・・略してヘタレ・・・」
「誰がヘタレだ! しかも略になってないわ!」
「早矢仕と同じヘタレタイプだぞ、お前。いや、闘えないから早矢仕以下のヘタレだな」
「なんだと!? 誰の頑張りで<地下闘艶場>が盛り上がってると思ってるんだ!」
「『御前』とそのマネージメント能力」
「いや、まあ、そこは否定しないけどさ、俺も頑張っててさ・・・」
巳詩夜「本気を出した、魅羅乃さんは・・・蒲生を瞬殺・・・」
「でお前は、何事もなかったかのように・・・」
巳詩夜「ゴングが鳴っても・・・半裸で仁王立ち・・・セミヌードだったのに、目を逸らす人が多かった、だって・・・」
「・・・俺も逸らしたかもなぁ」
「ヘタレレスラーめ」
「ばっか、違うって、紳士としてはだなぁ」
「誰が紳士だよ。セクハラマスクのくせに」
「心は紳士なんだよ!」
巳詩夜「夜のエロ紳士・・・」
「うるせぇよ! 昼も夜も発情女!」
「やれやれ、どっちもどっちだろうに」
「お前からは言われたくないわ!」

巳詩夜「折り返し・・・第七十六話・・・於鶴涼子ちゃんの登場・・・21歳で、身長163cm・・・B85のDカップ、W60、H83・・・」
「涼子ちゃんかぁ。強いよな、あの娘」
「しかも容赦ないからな。嫁の貰い手ないぞ、多分」
「いや、あんだけ美人なんだから幾らでもあるだろ」
「それもそうか。まあ結婚しても、絶対旦那を尻にしくぞ」
巳詩夜「二人とも縁がないから・・・大丈夫・・・」
レ&「うるせぇよ!」
巳詩夜「うふふ・・・涼子ちゃんの衣装は、いつもの道衣・・・対戦相手は、甲羅木駁様・・・」
「んなぁっ!? 甲羅木駁って、あの甲羅木駁か!?」
「ああ、お前も知ってる芸能人の甲羅木駁だよ。なんでも、『御前』の館の執事長だった甲羅木鳳さんの孫らしい」
「その人は知らんなぁ」
巳詩夜「駁様は、涼子ちゃんの長所を消して、道衣を脱がしちゃったの・・・」
「そうだ、あの野郎、俺には触らせてくれなかったんだぞ。於鶴選手のおっぱい、かなり気持ちいいのに」
「なんて太え野郎だ! よし、こうなったら・・・」
巳詩夜「闘っても・・・勝てないと思う、よ・・・?」
「お友達になって、芸能人の女の子紹介してもらう!」
「お前って奴は・・・」
「いい案だろ?」
「まず『お友達』になれないだろ。なってもお前にだけは紹介してくれないだろうしな」
「なんだと!? お前だって無理だろ!」
「なにぃ!?」
巳詩夜「その駁様は、涼子ちゃんを責めてあっはんうっふん、いやんばかん・・・」
「あ、あっはんうっふん?」
巳詩夜「(こくり)で、その後はいやんばかん・・・」
「アホな擬音で会話するな」
巳詩夜「それじゃあ・・・(放送できないような卑猥な表現)」
「待て! 実況がエロ過ぎる!」
「な、なに前屈みになってるんだよ」
「ま、前屈みはお前だろ!」
巳詩夜「うふふ・・・男なんて、こんなもの・・・で、駁様に責められていた涼子ちゃん・・・元橋様への思いを切っ掛けにして、戒めから脱出・・・」
「元橋の爺さん、あんだけ綺麗で若い女の子から想いを寄せられてるんだもんなぁ。世の中不公平だぜ」
巳詩夜「で、小手投げを仕掛けた涼子ちゃん・・・でも、駁様が膝を蹴って、二人は縺れ合って倒れこんで・・・そのまま・・・」
「そ、そのままどうした!?(ごくり)」
「俺がテンカウント取って終わった」
「なんだそりゃ(がっくり)」
「だってな、甲羅木駁が負けたら引退するなんて言い出したんだぞ? それなら引き分けで終わらせたほうが無難だろうが」
「駁のほうが勝つって芽はなかったのか?」
「ないとは言わんが、どっちに転んでもおかしくなかったからなぁ」
巳詩夜「引き分けだった、から、涼子ちゃんと駁様はデートすることに・・・ちゃんちゃん」
レ&「なにぃ!」
「結局デートかよ!」
「駁の野郎、絶対許せねえ!」
「お、殴り込みにでも行くのか?」
「絶対にお友達になって、芸能人の女の子紹介してもらう!」
巳詩夜「これが・・・笑いのテクニック、『てんどん』・・・」
「いらんこと言うな! 恥ずかしいわ!」
「それをしたお前のほうが恥ずかしいだろ」

巳詩夜「第七十七話は・・・藤森霧華ちゃん。17歳で、身長162cm・・・B85のCカップ、W66、H92・・・現役インターハイチャンプ・・・」
「インターハイチャンプねぇ。種目は?」
「レスリングだよ。栗原選手の後輩らしいぞ」
「へえ、栗原美緒の後輩。可愛いのか?」
「可愛いっていうより、かっこいいって言ったほうが近いかな」
「ボーイッシュな感じか?」
「うーん・・・マッチョガールって感じ、か?」
巳詩夜「これが・・・霧華ちゃん・・・」
「どれどれ・・・おっ、クールで確かにかっこいい系だな。しかし・・・ごついな」
「ボディビルダーよりはましだろ」
「似たようなもんじゃないか?」
巳詩夜「霧華ちゃんの相手は・・・筋肉ダルマの、チャベス・マッコイ・・・」
「筋肉対決か」
巳詩夜「でも、霧華ちゃんは、チャベスを一蹴・・・追加試合の相手は、おデブちゃん・・・」
「グレッグな」
巳詩夜「んもう、意地悪・・・でも、悪くない」
「やかましい! さっさと進めろ!」
巳詩夜「どなられた・・・グレッグの滑る汗で、タックルも、投げも効かない霧華ちゃん・・・大ぴーんち」
「お、エロ展開きたか?」
巳詩夜「胸を揉まれたけど、無理やりぶん投げて、グレッグ撃破・・・」
「はあ? お前さっき、投げは効かないって言ったじゃないか」
「それがなぁ、自分の手首に血が出るほど爪を立ててフックしたんだよ。あそこまで根性あるとは思わなかった」
「さすがはインターハイチャンプだな。根性も半端ねえ。そこは栗原美緒の後輩らしくないな」
「いや、栗原選手は根性あるぞ。セクハラに弱いだけで」
「そう言われればそうか。ああ、もう一度栗原美緒のおっぱい揉みたくなってきた・・・」
巳詩夜「はっ、身近な私が、狙われてる・・・きゃー、おそわれるー(棒読み)」
「誰が襲うか根暗ドM女!」
「(・・・今巳詩夜に触ったら、また関節外されるだろうなぁ)」

巳詩夜「もう、第七十八話・・・17歳、身長157cm・・・B84のDカップ、W57、H82の、洞耶馬狭霧ちゃんの試合・・・衣装が改造空手衣で、対戦相手が・・・ジグちゃん、虎路ノ山、津堂斬一の愉快な三人組・・・」
「どこが愉快だ」
「しかし、男三人が相手か。やっぱ強いんだな、狭霧ちゃん」
巳詩夜「私だって・・・三人だろうと四人だろうと、相手、できる・・・」
「お前が? 無理だろ」
巳詩夜「できる、もの・・・口と、アソコと、両手・・・」
「待て待て待て! お前、相手の意味が違うだろ!」
巳詩夜「? 夜の相手ですけど、なにか?」
「おき○はぎみたいな返しをしやがって。お前の夜の生活は訊いてねぇよ!」
巳詩夜「お仕事、なのに・・・」
「一緒だろうが! 職業M嬢!」
巳詩夜「官能小説家も、兼業・・・」
「いつまで脱線してるんだ! 今のお仕事はなんだ!?」
巳詩夜「(ぽん)えっと・・・狭霧ちゃんの試合は・・・お相撲さんが、リングアウト・・・ジグちゃん、キツい一撃を貰ってリングアウト・・・」
「なんだ、あっさり一対一か。虎路ノ山もジグもたいしたことないな」
「いや、洞耶馬選手の強さは半端じゃないぞ。琉璃お嬢さんと比べるのは難しいが、攻撃力だけならもしかして・・・」
「うげ、マジか。痛い攻撃は嫌いなんだよな」
巳詩夜「私は・・・大好き・・・」
「そうだろうよ、変態ドM女」
巳詩夜「言葉責めも・・・ご褒美です・・・」
「だから、脱線するなよ」
巳詩夜「(ぽん)残りは、津堂一人・・・で、狭霧ちゃんがジグを倒した隙に、頭蹴ったの・・・」
「なにぃ!? あの野郎、なんてことしやがる!」
「ルールの範囲内の攻撃だから、試合は止められなかったしな。津堂の奴、前回洞耶馬選手にぼこぼこにされたのがかなり悔しかったらしい」
巳詩夜「で・・・津堂は、ズボンを脱いで・・・下半身剥き出しのすっぽんぽん・・・」
「え・・・狭霧ちゃんじゃなくて? 津堂が?」
「ああ」
「うえ。男の下半身マッパなんぞ想像もしたくねぇ」
「俺なんか直接見せられたんだぞ。しかも既に立ち上がったモノを」
「お前にはご褒美だろ?」
「アホか!」
巳詩夜「でも・・・津堂のモノに、狭霧ちゃんが手刀の一撃・・・」
レ&「ひぃぃぃっ!(自分の股間を押さえる)」
「思い出しちまった・・・」
「普段より硬くなってても、すげぇ痛そうだ・・・」
巳詩夜「で・・・最後は、狭霧ちゃんの手刀の連打で・・・試合終了の、ホイッスル」
「サッカーかよ」
「津堂の奴、ボールみたいに扱われてたから、ある意味正解かもな」
「は? どういうことだ?」
「洞耶馬選手の手刀の連打で、津堂の体がコーナーからコーナーまで持ってかれたからな。恐ろしい連打だったぞ」
「すげぇな狭霧ちゃん。琉璃お嬢さんを攻撃力は凌ぐかも、ってのは大袈裟じゃなかったんだな」
巳詩夜「私だって・・・キレキレのときは、それくらい・・・」
「お前のキレキレって、キレたときのことだろ。キレキレ言うな」
巳詩夜「キレてない、ですよ? 私をキレさせたら・・・たいしたもんですよ・・・」
「(こいつら仲いいよなぁ)」

巳詩夜「第七十九話・・・現役プロレスラーの、ブレイカー・ローズちゃんが登場・・・23歳、身長166cm・・・B87のEカップ、W62、H92・・・」
「ブレイカー・ローズ? また『JJJ』の選手か」
「覆面仲間だな」
「あんな凶暴反則女と一緒にすんな!」
巳詩夜「ブレイカー・ローズちゃんの衣装は、普段試合で使ってるもの・・・対戦相手は、ミステリオ・レオパルド・・・だったけど・・・」
「けど?」
「反則技にあっさりギブアップしやがってな。ジョルジュをすぐに乱入させた」
「お、お前にしちゃあグッジョブだな」
「俺はいつもグッジョブだよ!」
巳詩夜「負けた筈の、ミステリオ・レオパルドも・・・なぜか参戦・・・」
「お約束の展開だな。俺を呼べばよかったのに」
「なんだ、ブレイカー・ローズ選手と絡みたかったのか?」
「うーん・・・そうだな、やっぱり絡まなくてよかったぜ。痛いで済まなかっただろうし」
「知ってるなら先に教えとけよ・・・」
巳詩夜「試合は・・・ブレイカー・ローズちゃんの、おっぱいぽろり」
「なにぃ! やっぱ試合しとけばよかった・・・」
「現金な奴だな」
巳詩夜「で・・・男三人で、ブローちゃんの身体を弄り弄り・・・」
「勝手な略し方をするな」
巳詩夜「ここだけ、だから・・・だい、じょー、ぶ」
「ちょこちょこ小ネタを挟むんじゃない」
巳詩夜「てへぺろ〜」
「可愛くねぇよ。いいから続けろよ」
巳詩夜「にょろ〜ん。ブローちゃんは、三人に金的攻撃、プラス・・・レフェリーに、ギロチンドロップ」
「・・・よく生きてたな、俺」
巳詩夜「ミステレのマスクを、横にずらして・・・肩を脱臼、あーんど、顔面蹴りしてから、リングアウトぉ」
「相変わらずエグイな」
巳詩夜「でも・・・ジョルジュが、回復・・・後ろからブローちゃんを捕まえて、おっぱいこねこね」
「なんだ、ジョルジュの奴ちゃんと仕事してたんだな」
「レフェリーが頼りないと、周りが頑張らなきゃならないからな」
「やかましいわ! 素人なのにプロの攻撃食らった俺の痛みと哀しみがわかるか!」
「別にわかりたくもない」
巳詩夜「うふふ・・・マスクの一部を、破っちゃったジョルジュ・・・玉を叩かれて、<ローズ・ガーデン>っていうフィニッシュムーブで・・・KO・・・」
「なんだ、ジョルジュの奴結局やられたのか」
「どっかのレフェリーがちゃんと仕事してりゃ、酷いことにはならなかっただろうにな」
「さっきも言っただろうが! プロの攻撃を食らってたんだぞ!? 立てるか馬鹿野郎!」
「職業に対する真剣味がないからだろうが!」
巳詩夜「やめて・・・私のために、争わないで・・・」
レ&「お前無関係だろうが!」
巳詩夜「うふふ・・・私の魅力で、争い終了・・・」
レ&「・・・疲れる(汗)」

巳詩夜「これで、最後・・・第八十話・・・栗原美緒ちゃんと、桃郷美影ちゃんの・・・タッグマッチ・・・美緒ちゃんは、19歳、身長162cm・・・B87のEカップ、W62、H87・・・美影ちゃんは、19歳・・・身長162cmで、B94のHカップ、W57、H89・・・」
「あの二人か! それこそ俺の出番だろ!」
巳詩夜「対戦相手は・・・美鈴女王様と、私・・・」
「またお前かよ! そのせいか、俺に出番がなかったの!」
「この先もずっとなかったりしてな」
「やめろぉ! 冗談でもそんなこと言うな!」
巳詩夜「うふふ・・・美緒ちゃんと美影ちゃんの従姉妹コンビは・・・ビキニ水着・・・美鈴女王様と私は・・・ボンデージ・・・」
「ビキニ水着か・・・うん、あの二人にはいいかもな」
巳詩夜「試合は・・・二人のビキニブラを、ゲット・・・」
「お、いきなりセミヌードか、いいねぇ。眼福だったろ?」
「だったろうなぁ・・・(遠い目)」
「ん? お前見てたんだろ?」
「ブレイカー・ローズ選手にやられて入院してたんだよ! この試合のレフェリーは凱だ!」
巳詩夜「そういえば・・・言うの、忘れてた・・・」
「どうでもいいことだしな」
「なんだと!」
巳詩夜「続ける、ね・・・美緒ちゃんと美影ちゃんを捕まえて、脚と脚を絡めての、貝合わせ・・・」
「いいなあ、若い女の子がくんずほぐれず・・・(じゅるり)」
「汚いな、涎を垂らすな」
巳詩夜「それで・・・揺れる美緒ちゃんのおっぱいに、誘われて・・・」
「それは誘われてもしょうがないな」
巳詩夜「美緒ちゃんに、首投げ、されちゃった・・・」
「お前は何をしているんだ(ため息)」
巳詩夜「私はそのまま、美緒ちゃんに・・・落とされちゃった・・・気持ち、良かった・・・(うっとり)」
「痛みを反芻するな。変態根暗ドM女」
巳詩夜「ご褒美・・・ありがとう・・・」
「で? 試合はどうなったんだ?」
巳詩夜「・・・美鈴女王様が・・・美影ちゃんの蹴りで、KO負け・・・(しょぼん)」
「だから俺を出せば良かったんだよ。俺だったら・・・」
「いきなり蹴られて終わってただろうな」
「なんだと? 大事な試合でレフェリングもできずに入院してたくせに、偉そうに言うんじゃねぇ!」
「なんだその言い草は! 体を張って毎試合頑張ってるんだぞ俺は!」
「こっちは出番もないってのに、威張るんじゃねぇ!」
「弱いんだからしょうがないだろうが! 悔しいんならもっと強くなるんだな!」
「んだとぉ!? 女の子に優しく技をかけてるだけだっての!」
「それで肝心なところで負けるんじゃ、意味ないだろ!」
「それは・・・!」
「だから・・・!」
巳詩夜「以下・・・醜い男の争いが、続く・・・」
レ&「誰が醜男だ!」
巳詩夜「おあとが宜しいようで・・・」
レ&「宜しくあるか!」
巳詩夜「にょろ〜ん」


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