【閑話休題 座談会 其の十三】

涼子「恒例の座談会、今回で十三回目となります。私は司会進行の於鶴涼子です。今回は第六十一話から第六十五話に出場した皆さんに集まって頂いています。まずは各自自己紹介をお願いします。年齢、職業、格闘スタイルを教えて頂けますか? まずは私から。年齢は21歳で、職業は受付嬢です。格闘スタイルは合気道になります。では辰己さんからお願いします」
辰己「渦鹿辰己、21歳。職業は・・・家業の手伝いになるのかな? 格闘スタイルは中拳だ」
冬香「中拳・・・ってなんですか?」
涼子「中国拳法のことです。では次、クリスさんお願いします」
クリス「わかったわ。クリスティーナ・ローゼンメイヤー、21歳、格闘スタイルはパンクラチオン。職業は、今はノルウェーの大学院生、でも将来はお嫁さんよ♪」
ビクトリア「乙女みたいなこと言ってるわね」
クリス「女はいつだって夢見る乙女なんだから」
涼子「なぜクリスさんがこういうことを言っているのかは後述します。では亜衣紗さん、お願いします」
亜衣紗「四岐部亜衣紗だ。20歳。職業は裏の便利屋。格闘スタイルは裏柔道だ」
クリス「ジュードーなら知ってるけど、ウラジュードーって何?」
亜衣紗「反則技を絡めた柔道だ。スポーツになった柔道とは違うのさ」
涼子「柔道も、底流には柔術という武術があるんですけどね。では冬香さん、どうぞ」
冬香「沢宮冬香です。21歳で、大学生。格闘スタイルはテコンドーです」
涼子「そして熊ぱ・・・」
冬香「わーーーっ! 涼子さん! もうそのネタやめてください!」
亜衣紗「熊ぱってのはなんだ?」
冬香「い、いいの! 聞き流して!」
涼子「申し訳ありません冬香さん、もう熊パンツのことは言いませんので」
冬香「今言った! 今言ったじゃない!」
辰己「で、その熊パンツってのは?」
冬香「なんで皆知りたがるのよ!」
辰己「気になるだろ?」
亜衣紗「なるな」
涼子「冬香さんが初登場のときに穿いていた、熊のバックプリントが付いたパンツのことです」
冬香「・・・涼子さん・・・なんで言っちゃうのよ・・・(泣)」
ビクトリア「21歳で熊のパンツ・・・随分子供っぽいのね」
冬香「もう、いい・・・なんとでも言ってよ」
涼子「冬香さんがいじけてしまいましたね。では本題に戻して、ビクトリアさん、自己紹介をお願いします」
ビクトリア「ビクトリア・フォレストよ。24歳のアメリカ軍人。格闘スタイルはマーシャルアーツ」
涼子「今回は全員二十代ですね。もっと言えば二十代前半です」
クリス「その割にはバリエーションに富んだメンツね」
亜衣紗「女を二十年以上もやってるんだ、平凡な面子が集まるわけないだろ」
涼子「深い発言ですね。おっと、恒例行事を忘れるところでした。私が85のD、辰己さんが86のD、クリスさんが99のJ、亜衣紗さんが88のE、冬香さんが89のE、ビクトリアさんが97のHです」
亜衣紗「待て、今のはもしかして」
辰己「バストのトップサイズとカップの大きさか?」
ビクトリア「まだ続けてたの? これ」
涼子「ちなみに、クリスさん、冬香さん、ビクトリアさんの再登場組はバストが1cm大きくなっています」
クリス「嘘、なんでそんな細かいデータまで知ってるの?」
冬香「(なんでまた胸が大きくなったことがばれてるのよ!)」
涼子「<地下闘艶場>の情報収集能力、なのでしょうか。私にもわかりません。それでは恒例行事も済んだところで、第十三回の座談会を始めたいと思います」

涼子「まず第六十一話から始めます。辰己さんの登場した回ですね。辰己さんの衣装は幅広のゴムを繋ぎ合わせたような拘束着でした。対戦相手は護覚というお坊さん、と言うよりも破戒僧ですね」
辰己「あれをお坊さんと言ったら、全国のお坊さんに失礼だ」
涼子「確かにそうですね。試合ですが、レフェリーのセクハラボディチェックから始まりました」
冬香「あんのエロレフェリー、それしかないの!?」
ビクトリア「死刑にしてもいいんじゃないの、女性の敵として」
涼子「その意見には同感ですが、落ち着いてください。ゴングが鳴らされると同時に辰己さんが前に出ますが、護覚の気合いを浴びた途端に身動きができなくなってしまいました」
辰己「あれは一体どんなマジックなんだろうな」
亜衣紗「『心の一方』、か?」
涼子「二階堂平法を会得してはいないようですから、別の術ではないでしょうか」
ビクトリア「皆何の話をしてるの?」
クリス「日本のサムライの話じゃない? 冬香、どうなの?」
冬香「え? いや、私に訊かれてもわからないから。真の一歩とか、二○堂酒造とか言われてもさっぱり」
涼子「・・・まあいいでしょう、さらりと流して進めますよ。身動きの取れない辰己さんはレフェリーや護覚にセクハラされたり、卑猥なポーズを取らされるなどして辱められました」
辰己「・・・未熟だったな」
涼子「しかし、心を鎮めることで気合いを跳ね返し、護覚をたった一撃で沈めて見せました」
亜衣紗「一撃、か。やるねぇ」
辰己「そこに至るまでの経緯が甘過ぎた。俺もまだまだだな」
涼子「辰己さんが<地下闘艶場>に上がったのは、ファイトマネーを貯めて世界各地を回るためだと聞きましたが」
辰己「全く、どこから聞きつけてくるんだか・・・その通りだよ。海外を回って、達人たちの教えを受けたいんだ」
ビクトリア「え、なんでそんな大変なことしたいの?」
クリス「強くなりたいから、でしょ? その気持ちわかるわ」
辰己「はは、ありがとな。ファイトマネーで充分お金も貯まったし、来月台湾に行く。スポンサーも付いてくれたしな」
涼子「そのスポンサーは<地下闘艶場>の主催者である『御前』ですね」
辰己「・・・だから、なんでそこまで知ってるんだよ」
亜衣紗「『御前』がスポンサー? 当然裏があるんだろ?」
涼子「辰己さんと『御前』とのことは、【外伝】にて語られる予定です」
辰己「なっ・・・!(赤面)」
冬香「? どうしたの辰己さん、赤くなっちゃって」
辰己「あ、赤くなんかなってないっ!」
ビクトリア「説得力ないわねぇ」
涼子「これ以上は【外伝】をご覧頂く、ということで勘弁してあげましょうか」

涼子「次は第六十二話、クリスさんのお話です。クリスさんの衣装は鎧を模したビキニ水着でした。対戦相手は瓜生霧人。私も闘ったことのある相手ですね」
クリス「えっ! 涼子もキートと闘ったことあるの? キートに勝ったの? 負けたの?」
ビクトリア「誰よキートって」
クリス「キートはキートじゃない!」
涼子「おそらく瓜生霧人のことだと思われます。ちなみに、私が勝ちました」
クリス「そんな・・・キートはあげないから!」
涼子「いりません」
クリス「なっ、いらないってどういうことよ! あれだけ強くて優しくて魅力的なのに!」
亜衣紗「ああもう、めんどくさいなこの女」
クリス「キートの魅力がわからないくせに、何言ってるのよ!」
涼子「クリスさん、落ち着いて。話が進みません」
クリス「だって・・・」
涼子「お話は後でゆっくりと聞きますから。試合のペースは霧人が握り、クリスさんはブラを取られてしまいました」
冬香「うわ、相変わらずそんなことばっかりなんだ<地下闘艶場>って」
クリス「そのときは恥ずかしかったけど、キートがしたことだから(照)」
ビクトリア「・・・そこで照れる理由がわからないんだけど」
クリス「だって、キートだもの」
亜衣紗「・・・馬鹿女め(ぼそっ)」
クリス「今なんて言ったの? 喧嘩なら買うわよ!」
涼子「はい、そこまで。続けますよ。クリスさんは恥ずかしさを堪え、タックルと見せかけてのロシアンフックで霧人を打ち抜きますが、それを耐えた霧人がボディブローからの投げでリングに叩きつけます。この一撃でフォールされたクリスさんは、スリーカウントを奪われました」
クリス「でも試合が終わったら、キートが自分の道衣を掛けてくれたの」
冬香「へぇぇぇ! <地下闘艶場>にもそんな人が居るんだ!」
辰己「フォールと一緒に、ハートまで奪われたんだな」
亜衣紗「誰がそんな上手いこと言えと言った」
涼子「(優しさなら、元橋様だって・・・)」
ビクトリア「どうしたの涼子、遠くを見つめちゃって」
涼子「な、なんでもありません! 次に行きます!」
クリス「えー? まだキートの魅力を語り尽くしてないのに・・・」
涼子「次に行きます!」

涼子「第六十三話は亜衣紗さんが登場しました。亜衣紗さんの衣装は・・・凄いですね、この水着」
亜衣紗「ああ。紐みたいだろ? ちょっと動くだけでずれて乳首が見えるんだよ」
冬香「うっわぁ・・・(赤面)」
涼子「亜衣紗さんの対戦相手は蒲生漣次でした。しかし蒲生は亜衣紗さんの相手にはならず、腕ひしぎ十字固めで右肘を折られ、レフェリーが試合を止めました」
ビクトリア「容赦ないわね。試合なんだから、少しは手加減してあげればよかったのに」
亜衣紗「アメリカ軍人がそんな科白を吐くなんてね。面白い冗談だ」
ビクトリア「・・・なんですって?」
涼子「はい、そこまで。喧嘩は厳禁ですよ。ここでリングを降りようとした亜衣紗さんでしたが、レフェリーから追加試合を強要されました」
辰己「あのレフェリー、やることなすこと卑怯だな」
涼子「亜衣紗さんの新たな対戦相手は古池虎丸でした。鍛え上げられた巨体と傷の数々が異様な迫力を持つ男です」
亜衣紗「・・・あれほどの男、今まで出会ったことなかったね」
涼子「金的への蹴りなど、裏の技を絡めて攻める亜衣紗さんでしたが、虎丸の反射神経と筋力に防がれてしまいます。しかも攻防の中の偶然か虎丸の狙いだったのか、紐水着を千切られてしまいました」
辰己「・・・まさか」
クリス「ぜ、全裸!?」
亜衣紗「・・・ああ」
涼子「全裸にされても諦めない亜衣紗さんでしたが、虎丸に捕まり、レフェリーのセクハラを受けます。最後は虎丸の喉輪落としで失神KOとなりました」
亜衣紗「ちっ、思い出したくないこと思い出しちまった」
涼子「その亜衣紗さんにも辰己さん同様、【外伝】の予定があります。【外伝】では虎丸と・・・」
亜衣紗「ちょっと待て、なんのことだ?」
涼子「ですから、虎丸との控え室での出来事を・・・」
亜衣紗「なぜお前が知っている!」
ビクトリア「なになに? 対戦相手とリベンジ戦やったの?」
亜衣紗「そうじゃないんだが・・・もういい、この話はこれで終わりだ!」
涼子「そうですね。ここで触れるのも憚られるので、詳細は【外伝】でどうぞ」
亜衣紗「嘘だろぉ!?」
辰己「諦めろ」

涼子「第六十四話、冬香さんのお話です。対戦相手は津堂斬一という空手家。衣装は熊を意識させるビキニ水着でした」
亜衣紗「ああ、さっき熊のパンツと言ってたから、それに絡めてってことだな」
冬香「そんな冷静に分析しないでよ!」
涼子「いつもどおりレフェリーのセクハラを耐えた冬香さんと津堂の試合が始まります。テコンドーの冬香さんと空手の津堂との対戦は、打撃の応酬となりました。互いに蹴り、突きを放ちますが、津堂の手刀が冬香さんのビキニ紐の真ん中を断ち切ってしまいます」
冬香「あぁぁ、そのことも言っちゃうんだ・・・」
涼子「ビキニが切れたことで注意がそちらに行ってしまった冬香さんは津堂からセクハラを受けますが、得意の蹴り技で反撃、最後は空中での連撃で津堂をKOしました」
クリス「うわ、エグぅ」
冬香「人の胸揉んでくるような男には、何やってもいいの!」
涼子「津堂から見事勝利を挙げた冬香さんでしたが、本番はここからでした」
冬香「ちょっと待って涼子さん! 試合が終わった後まで話しちゃうんですか!?」
涼子「勿論です」
冬香「駄目ですって! あんな恥ずかしいこと、絶対に言っちゃ駄目!」
亜衣紗「皆隠しておきたいことをばらされてるんだ、お前だけ隠すってのは認められないな」
辰己「同感だ」
冬香「だって、あんなことやこんなことされたのよ!?」
ビクトリア「そうよね、試合後のことまで語る必要はないわよね」
クリス「? なんでビクトリアが冬香の擁護に回るの?」
ビクトリア「べ、別に理由なんてないわよ」
涼子「ビクトリアさんも同じ目に遭ったからですね」
ビクトリア「ちょ、ば、涼子!」
冬香「(出た、涼子さんのS気質)」
涼子「元々冬香さんが今回参戦したのは、元の義姉で今は同居人である琴音さんを助けるためでした」
クリス「わかりにくい関係だけど、その理由って?」
涼子「琴音さんはプロの太鼓奏者なんですが、所属している団体のスポンサーが撤退してしまいました。琴音さんたちは必死にスポンサーを探すものの、そう簡単には見つからりません。<地下闘艶場>から冬香さんが勝利すればスポンサーを探すという条件が出され、冬香さんの参戦となりました」
亜衣紗「随分まだるっこしいな。で、何があったんだ?」
冬香「お願い涼子さん、それ以上は、もう・・・!」
涼子「そのスポンサー探しが試合終了後に始まったんです。冬香さんが観客からのセクハラを一分我慢すれば、十万円のスポンサー料が付く、というものでした」
辰己「・・・酷いな」
冬香「でしょ!? 確かに義姉さんの役には立てるけど、酷過ぎるわよ!」
クリス「でも、なぜそんなに義姉さんのために頑張るの?」
冬香「えっ・・・! そ、それは・・・じ、実の姉みたいに思ってるからよ! それ以外にある筈ないじゃない!」
辰己「ふーん、そんなもんか」
亜衣紗「本当に『実の姉』に似た感情ならいいがな」
ビクトリア「え? どういうこと?」
亜衣紗「それは・・・」
冬香「な、な、何言ってるのよ! 私はそんな・・・!」
亜衣紗「ま、言わぬが花、って言葉もあるし、やめておこうか(にやにや)」
クリス「中途半端でやめるのね。逆に気になっちゃうじゃない」
冬香「い、いいの! 気にしないで!」
涼子「はい、そこまで。本筋から随分外れてしまいましたので、次に行きますよ」

涼子「今日はこれで最後ですね。第六十五話、ビクトリアさんの試合です。ビクトリアさんの衣装はマリリン・モンローを思わせる白いドレスでした」
ビクトリア「あれで試合させる? 相変わらず無茶苦茶よね」
辰己「俺よりはマシだ」
クリス「私よりマシじゃない?」
亜衣紗「私よりもマシだな」
冬香「私よりマシ!」
ビクトリア「そ、そんな総ツッコミ入れなくても・・・」
涼子「ツッコミを入れられてもしょうがない発言だと思いますが。ビクトリアさんの対戦相手は猿冠者とジョルジュでした。元橋様と闘うためには一対二のハンデ戦をクリアする必要がある、と言われたビクトリアさんはこの酷な条件を受け入れます」
亜衣紗「元橋、ってのは誰だ?」
クリス「キートのシショーよ」
辰己「で、その元橋とビクトリアはどういう関係だ?」
涼子「ビクトリアさんが初めて<地下闘艶場>に参戦したときの対戦相手が元橋様だったんです。ビクトリアさんは手も足も出ずに敗北しています」
ビクトリア「・・・モトハシへのリベンジが、今の私のモチベーションだもの。無茶苦茶だってわかってても、一対二のハンデ戦を受けるしかなかったわ」
涼子「しかも、レフェリーのセクハラボディチェックを受けなければならなかったですしね」
ビクトリア「そうなのよ・・・あのエロレフェリー、また人の身体をベタベタ触ってきたから頭に来たわ!」
涼子「試合が始まっても、ビクトリアさんは男性二人から様々なセクハラを受けてしまいます」
ビクトリア「だって、二人ともかなりの実力者だったのよ? かなり神経使ったけど、それでも手が回らなかったの!」
亜衣紗「軍人だというなら、一対多数の訓練も積んでるんじゃないのか?」
ビクトリア「そりゃあね。でも、リングの上じゃどれもほぼ反則だし」
辰己「あー・・・ならしょうがないかもな」
涼子「それでもビクトリアさんは奮闘し、ジョルジュを打撃の連続技で、猿冠者をカウンターの右ストレート一発で沈めて勝利を挙げました」
冬香「うわ、すごーい!」
クリス「やるわね、素直に感心するわ」
ビクトリア「うふふ、アリガト」
涼子「一対二のハンデ戦を見事勝利で飾ったビクトリアさんでしたが・・・」
冬香「が?」
ビクトリア「ストーーーップ! それから先は駄目、言っちゃ駄目よ!」
亜衣紗「何があった?」
ビクトリア「だから言えないって言ってるでしょ!」
涼子「・・・そうですね、さすがにこれはやめておきましょう」
クリス「そう言われると、逆に気になっちゃうんだけど」
涼子「裸にされて散々嬲られた、などとはさすがに言えませんから」
ビクトリア「アリガト涼子、って・・・今言ったーーーっ!」
冬香「(涼子さん、いじめっ子気質が更に増してない?)」
辰己「まさか、男三人に、か?」
ビクトリア「・・・そうよ! ああもう、なんで思い出させるのよ涼子!」
涼子「申し訳ありません、ついうっかりと口が滑ってしまいまして」
冬香「(絶対わざとだと思う。言わないけど)」
涼子「冬香さん、何か言いたげですね」
冬香「うわ、ごめんなさい!」
亜衣紗「・・・なぜ謝る」
冬香「あっ・・・」
涼子「冬香さん、後でゆっくりとお聞きしますので、覚悟しておいてくださいね(にっこり)」
冬香「か、勘弁してーーーっ!」

涼子「今回はクリスさん以外、皆さん酷いことをされていますね」
辰己「しかものろけ話まで聞かされるしね」
亜衣紗「クリスには、ちょーっと付き合って貰おうか」
冬香「ちょっと待って、リンチなんて駄目よ!」
ビクトリア「なに言ってるの? クリスの話を肴に飲もうってことじゃない」
冬香「あ、なんだ、そういうことか」
クリス「いいわよ! 皆にもキートの魅力をたっぷりと教えてあげる!」
亜衣紗「いや、それはいい」
クリス「なんでよ!」
辰己「それじゃ亜衣紗には、虎丸とやらと何があったかを教えて貰おうかな」
亜衣紗「断る」
ビクトリア「それはないんじゃないの? 自分だけずるいわよ! あ、辰己も何かあったわよね」
辰己「こっちに話を振るなよ」
亜衣紗「お前、人の話を聞こうとしておいてそれはないぞ」
涼子「喧嘩はしないように。では、これから私たちは二次会に繰り出します。また次回の座談会でお会いしましょう」


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