二回戦第三試合
 (ビクトリア・フォレスト 対 虎路ノ山)

「続きまして、二回戦第三試合を行います!」
 黒服の合図と共に、一組の男女がリングへと上がる。
「赤コーナー、『ステイツ・ダイナマイト』、ビクトリア・フォレスト!」
 「ビクトリア・フォレスト」。24歳。身長175cm、B96(Hカップ)・W65・H97。在日米軍横浜基地陸軍第42部隊所属の少尉。はちきれんばかりの肢体を誇る肉感的な美女。栗色の髪をショートカットにしていて、大きな瞳、長い睫、厚めの唇が見る者にセクシーさを感じさせる。
 一回戦はリザーブ選手の尾代呑太と闘い、両肩を外してからスリーパーホールドを極めて勝利した。今日も白いTシャツに黒い短パンを穿き、両手にはオープンフィンガーグローブを嵌めている。
「青コーナー、『喧嘩相撲』、虎路ノ山!」
 対するは「虎路ノ山」。一回戦に九条雪那と対戦し、ほとんど何もさせないまま勝利した。今日もスパッツの上からまわしを締め、手と足にバンテージを巻き、頭の上には丁髷が乗っている。
「この試合のレフェリーは三ツ原凱が務めます」
 凱の登場に拍手する観客もいる。飄々とレフェリーを務めながら、表情を変えることなくセクハラを行うその姿に好感を持った者もいるようだ。

 凱は虎路ノ山のボディチェックをすぐに終えると、ビクトリアの前に移動する。
「それでは、ボディチェックを行います」
 凱は流暢な英語でビクトリアにボディチェックを促した。
「ええ、どうぞ」
 ビクトリアが頷いた途端、凱はビクトリアのバストに触れる。
「ちょっと、どこ触ってるのよ!」
 いきなりバストを触った凱にビクトリアがどなる。
「ビクトリア選手の不自然に大きな胸です」
 凱はビクトリアの剣幕にも恐れる様子もない。
「これだけ大きいと、触って調べないといけませんから。それとも、失格になりますか?」
「失格?」
「ボディチェックを受けないで試合はできません。それはわかりますね?」
 そう言う間にも、凱の手は休みなくビクトリアのバストを揉んでいる。
(ここで失格になったらモトハシと闘えない・・・それなら)
「わかったわ、我慢する」
「そうですか、では動かないように」
 凱は表情も変えずに、ビクトリアのHカップバストを揉み続ける。
(くぅっ・・・我慢しなきゃ、モトハシにリベンジするためよ、これくらいは耐えなきゃ!)
 バストから与えられる刺激に耐えていたビクトリアだったが、凱の右手は更に下へと下りていった。
「え・・・」
「ここもチェックします」
 凱の右手はビクトリアの股間を撫でていた。
(この男・・・この前のレフェリーと一緒で、厭らしいことがしたいだけじゃない!)
 そうは思っても、モトハシとの再戦を望むならばこのセクハラボディチェックを耐えるしかない。
(ちょっと体を触られる程度、アメリカ軍人なんだから耐えて見せるわ)
 そう決意しても、不快感を消せるわけではない。それでもビクトリアは凱からのセクハラを耐え続けた。
「ほう、お尻も張りと重量感が凄いですね」
 凱の手はビクトリアの身体を容赦なく這い回り、ビクトリアから不快感と羞恥を引き出していく。
(くぅっ・・・いつまで続けるのよ!)
 それでも、ビクトリアには耐えることしかできなかった。

「ふむ、何も隠して持ってはいないようですね。それでは、ゴング!」

<カーン!>

 長いボディチェックという名のセクハラが終わり、試合開始のゴングが鳴る。
「・・・やっと暴れられるわね」
 散々セクハラされたビクトリアは、目が据わっていた。
「ふん、英語でしゃべってもわからんぞ。日本語で喋れぃ!」
 英語がわからない虎路ノ山はまわしを叩いて叫ぶ。
「スモウレスラーだって、容赦しないわよ!」
 ビクトリアは日本語がわからないため、二人の間では意思疎通が成立しなかった。怒りに燃えるビクトリアは虎路ノ山目掛けて突進する。
「シッ!」
 鋭く呼気を吐きながら、ビクトリアがローキックを放つ。
「ぬごっ!?」
 ビクトリアの重量感のある打撃は、虎路ノ山の骨身にまで衝撃を与えた。
「まだまだ! 私の攻撃はこんなものじゃないわよ!」
 ビクトリアの鋭い打撃が、面白いように虎路ノ山を捉える。そのたびに虎路ノ山が苦鳴を洩らし、打たれた箇所が赤く変色する。
「・・・ふっ」
 打ち疲れたビクトリアが息を吐いた一瞬だった。虎路ノ山の手がTシャツに掛かり、次の瞬間には大きく破られていた。
「なっ・・・!」
「ぬっふぅ、直に見るとまた大きいのぉ!」
 ブラに包まれた美巨乳に、虎路ノ山の顔が緩む。
「何してるのよっ!」
 ビクトリアが怒りに叫び、顔面に右ストレートを叩き込む。
「ぬがっ!」
 普通の男なら失神してもおかしくない手応えだったが、虎路ノ山は後ろに二歩よろめいたところで耐える。
「へぇ、あれでKOできないなんて。さすがスモウレスラーね」
「ぬぐぅ・・・きつい突きを貰ったわぃ」
 それでも前に出ようとした虎路ノ山のどてっ腹を、ビクトリアのミドルキックが抉る。
「おぉ・・・ぐぅ・・・」
「嘘、これでもまだ倒れないの?」
 虎路ノ山の耐久力に舌を巻きながらも、ビクトリアは攻撃の手を休めなかった。
「シィィィッ!」
 ワンツーからのアッパーで虎路ノ山の顎を跳ね上げ、フィニッシュブローへの布石とする。
「ぬぐぅ、なんのこれしき・・・」
「フッ!」
 ビクトリアの渾身のバックハンドブローが虎路ノ山の頬を捉え、その巨体を揺るがせる。
「ハァッ!」
 そこに追い討ちのハイキックを叩き込み、虎路ノ山の意識を奪う。虎路ノ山の巨体はコーナーポストに寄りかかり、頭を垂れていた。
「レフェリー、これで決まりでしょ? 私の勝ちよ」
 今度こそ終わったと気を抜いた瞬間だった。
「ぬぅがぁぁぁっ!」
 咆哮と共に、虎路ノ山の巨体がビクトリアへとぶち当たった。
「しまっ・・・」
 衝撃があったと思った瞬間にはロープに吹っ飛ばされ、反動で戻ったときにはリングへと叩きつけられていた。虎路ノ山の体当たりからの呼び戻しだった。強烈な二連撃を食らったビクトリアは、リングに横たわったまま意識を失っていた。
「よくもまぁ殴る蹴るしてくれたのぉ。この報いは身体で払って貰うぞ!」
 鼻血を拭った虎路ノ山はビクトリアのお腹の上に腰掛け、Hカップの美巨乳を鷲掴みにする。
「この肉のたっぷりと詰まったおっぱいの感触、さすが白人のおなごじゃぁ。日本人とはまた味わいが違うわい!」
 そのまま思うように捏ね回し、ビクトリアのバストの感触と形が変わるのを楽しむ。
「前の試合のおなごも大きかったが、こちらも負けてはおらん! まったく、けしからんおっぱいじゃぁ!」
 虎路ノ山は一人興奮し、ビクトリアのHカップバストを揉みしだく。虎路ノ山のごつい手の中で、ビクトリアのバストが様々に形を変える。
「痛っ・・・ん・・・? あ、貴方何してるのよ!」
 失神から覚めたビクトリアが、自分のバストを好き勝手に弄っている虎路ノ山を見て叫ぶ。
「おぉ、気がついたか。やはり、気を失ったおなごより抵抗するおなごを嬲るほうが興が乗るわい!」
 虎路ノ山は唇を歪め、ビクトリアの巨乳を揉み続ける。
「放しなさいっ!」
 ビクトリアも下からパンチを放つが、バストを掴まれていてはたいした威力も出せなかった。
「頑張るのぉ。おっと忘れておった、いつまでも下着の上から揉む必要はないではないか!」
 言うや否や、虎路ノ山はブラをずらす。その下には、乳首をニプレスで隠した美巨乳があった。
「いかんのぅ、こんなものを貼っていては!」
「や、待って、それは・・・!」
 抵抗空しくニプレスが剥がされ、乳首までも晒されてしまう。
「どぉれ、生の感触はどんなだ?」
 虎路ノ山のごつい手がビクトリアのメロンを思わせる双球を掴み、乱暴に揉みしだく。
「痛っ! もうちょっと優しくしなさいよっ!」
 ビクトリアの右フックが、虎路ノ山の左肘を叩く。
「ぬがぁっ!」
 体重が乗らない一撃だとは言っても、関節を逆側から叩かれる痛みは尋常ではなかった。
「この・・・おとなしくしとれいっ!」
「うげぇっ」
 虎路ノ山の手加減抜きの張り手を腹部に受け、ビクトリアが呻く。
「折角だ、こちらも脱がすとするか!」
 動きの止まった隙に、虎路ノ山はビクトリアの短パンを脱がしてしまう。
「むふぅ、これはそそるのぉ!」
 肉感的な美女の下着姿に、虎路ノ山の表情が緩む。再びビクトリアに圧し掛かってブラを脱がし、隠すもののなくなった乳房を揉みしだく。
「まったく、こんな厭らしい肉の塊、お仕置きしてもし足りんわ!」
 虎路ノ山は鼻の穴を広げながら、ひたすら乳房を揉み続ける。大きさといい、柔らかさといい、弾力といい、幾ら揉んでも飽きることがなかった。
「い、いいかげんに、しなさいよ・・・!」
 内臓を潰されたかのような痛みを堪え、ビクトリアが虎路ノ山の手首を掴む。
「ふんっ!」
 再び虎路ノ山の張り手がビクトリアの腹部を抉る。
「あがっ! がはっ、うげぇっ」
 再度受けた強烈な張り手に、ビクトリアが悶絶する。虎路ノ山は悶えるビクトリアの両手首をロープに絡め、自分はM字に開いたビクトリアの太ももの上に乗る。
「むっふぅ、では、こちらも調べるとするか!」
 虎路ノ山は下着の上からビクトリアの秘部を弄り始める。
「こ、この変態スモウレスラー・・・」
「英語はわからんと言うとろうが。文句は日本語で言えぃ!」
 虎路ノ山はにやにやと笑いながら、ビクトリアの秘部を撫で回す。
「い、いつまで触って・・・?」
 レフェリーの凱がビクトリアの横にしゃがみ込んだと思うと、メロンを思わせる乳房を掴む。
「ちょっとレフェリー! 貴方までなにしてるの!」
「なに、と言われても、役得を楽しんでいます」
 しれっと英語で返し、凱は乳房の感触を味わう。
「レフェリーでしょ!? ちゃんとしたジャッジを・・・んあっ!」
 抗議の声を上げかけたビクトリアの下着の中に虎路ノ山が手を突っ込み、直接秘裂を撫でる。
「あくっ! 駄目っ! そこを直接触るのは・・・ああっ!」
「ぬっふっふ、温かくて柔らかいではないか。中々こなれておるな」
 虎路ノ山はビクトリアの膣に指を立て、中を直接刺激する。
「どうしますか、ビクトリア選手。ギブアップしますか?」
 凱はビクトリアのバストを揉みながらギブアップの確認をする。
(モ、モトハシにリベンジしなきゃいけないよ! ギブアップなんてしない、絶対にしない・・・!)
 必死に首を振るビクトリアだったが、男達の手から与えられる快感から逃れることができない。
「頑張るのぉ! しかし、その分わしらは楽しめるがな!」
 ビクトリアの秘部を責めながら、虎路ノ山が笑う。
(絶対ギブアップしない、負けを認めたりなんてしない・・・!)
 ビクトリアが耐えれば耐えるだけ、男達の欲望の玩具となる。
「ほぉれ、音がしてきたぞ! 厭らしい水音じゃぁ!」
 虎路ノ山が指を抜き差しするたび、ビクトリアの股間から湿った音がする。
「感じてきたようですね。ギブアップしたくないのはその所為ですか?」
 硬くなった乳首を凱の指が弾く。
(そ、そんなわけないじゃない!)
 大声で反論したかったが、口を開けば嬌声を上げてしまいそうだった。しかし発散できない快楽はビクトリアの身体の内部を駆け巡り、密度を増していく。
「ああっ! イクッ、イッちゃうぅぅっ!」
 絶頂は突然だった。意図せぬ痙攣が全身を襲うが、虎路ノ山の巨体に押さえ込まれて鎮火する。
「はっ、はっ、はっ・・・」
 荒い息を吐いて横たわるビクトリアの乳房に、愛液に塗れた虎路ノ山の手が伸びる。
「ぬふふ、イッたか。だが、まだまだ足りんだろう。もっともっとイカせてやるわい!」
 一度絶頂に達したくらいでは男達の責めは止まらなかった。
「いやぁ、そんな・・・駄目、すぐに二回目が来ちゃうぅ・・・だめぇぇっ!」
 再びの絶頂だった。

 ビクトリアが五度目の絶頂を迎えて失神したとき、ようやく男達の責めは終わった。失神したビクトリアは敗北を宣言され、半裸に剥かれた肢体を観客から視姦され続けた。


 二回戦第三試合勝者 虎路ノ山
  三回戦進出決定


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