【閑話休題 座談会 其の一】

涼子「今回は<地下闘艶場>第五話終了記念ということで、女性出場者による座談会を行うこととなりました。進行は僭越ながら於鶴涼子が務めさせていただきます。私は普段受付嬢をしておりまして、格闘スタイルは合気道です。年齢は21歳。ではまず、美緒さんから登場順に自己紹介をお願いします」
美緒「栗原美緒、19歳です、よろしく。大学生です。格闘スタイルはレスリングです」
マヤ「御堂マヤです。今日はよろしくお願いします。17歳の高校生です。格闘スタイルはキックボクシングです」
ビクトリア「ビクトリア・フォレストよ。24歳、アメリカ出身の職業軍人で格闘スタイルはマーシャルアーツ。よろしくね」
「ピュアフォックスこと来狐遥です! よろしくお願いします! 私も17歳で、高校でプロレス同好会やってます! あと、美緒さん、握手してもらっていいですか!?」
美緒「え、ええ、いいけど・・・」
「くっはぁ、感激です! インターハイを圧倒的な実力で制した美緒さんは、私達のアイドルだったんです!」
美緒「そうなの? ありがとう(喜)」
涼子「意外な繋がりが明らかになったところで始めましょうか」
「あれ、そういえばビクトリアさんって日本語喋れるんですか?」
ビクトリア「座談会特有の御都合主義って奴よ、気にしない気にしない」
美緒「な、なんて適当な・・・(汗)」
「栄養が全部胸に行ったんですね、きっと」
ビクトリア「あのね、胸が大きい女は頭が悪いってのは迷信なんだからね!」
「(周りを見回して)でも、皆胸がおっきいですよね」
涼子「えっと・・・(資料を見ながら)美緒さんが85のD、マヤさんが92のF、私が84のD、ビクトリアさんが96のH、遥さんが88のEですね」
「いや、別にサイズの発表までしてくれなくても良かったんですけど・・・」
美緒「アンダーじゃなくてトップの数値ってのが男目線よね。最低でもDカップあるってどんだけよ!」
マヤ「仕方ないですよ、作者は男性ですから」
ビクトリア「バストのサイズも作者の趣味ね。おっぱい星人に間違いないわ」
美緒「おっぱい星人って・・・なんでアメリカ人なのにそんな言葉知ってるの」
「古いですよビクトリアさん(汗)」
ビクトリア「あら、ごめんね。(ムギュッとバストを寄せつつ)この大きさに免じて許して?」
他の一同「(ピキッ)」

涼子「では第一話から振り返っていきましょうか。美緒さん対マスク・ド・タランチュラです」
美緒「ううっ、悔しさが込み上げてきた」
涼子「<地下闘艶場>初めての試合ですね。会場も特設会場ではなく総合イベントホールで行われています」
ビクトリア「地下じゃないじゃん」
「そもそも、なんで<地下闘艶場>というタイトルになったんですか?」
マヤ「作者が『おかゆ』さんの<地下プロレス>という作品にインスピレーションを受けて、<地下闘艶場>と名付けたそうです。プロローグはその辺の裏事情も絡めて書いたそうですよ」
涼子「英語読みで<アンダーグラウンドコロッセオ>というのも考えたらしいです。ちなみに、今回の座談会もどこかのHPに載っていたアニメキャラの座談会を見て実施したそうです」
美緒「他人の褌で相撲を取りまくってるわね」
涼子「話を戻しますよ。対戦相手のマスク・ド・タランチュラですが、両腕が異常に長いプロレスラーですね」
美緒「あんなのはマスタラで充分よ!(怒)」
マヤ「マスタラって・・・なんか魚の名前みたいですね」
涼子「レフェリーと共にセクハラを行ってますが、最初だからかかなり大人しいものですね」
美緒「あ、あれで!?」
「美緒さん、他の人の試合見てないでしょ? 私なんか・・・」
マヤ「それを言うなら私なんて・・・」
涼子「まあまあ、順番に行きましょう。美緒さんの試合ですが、最後はアソコを触られてギブアップです」
ビクトリア「それだけでギブアップ? どんだけネンネなのよ」
美緒「それだけじゃないんだから! む、胸も触られたり・・・」
ビクトリア「なによそれくらい。ハハーン、さては貴方ヴァージンね?」
美緒「ど、どっちだっていいでしょそんなこと!」
涼子「この負け方に、男嫌いだという意見と感じすぎて恐かったという意見にわかれて議論が交わされたそうです」
美緒「嘘、どこで?」
涼子「観客の間で激論が交わされたそうですよ」
美緒「そういえば何百人の人間に見られてたんだ・・・(泣)」

涼子「次は第二話、マヤさん対チャベス・マッコイです」
マヤ「実質チャベスとセコンドの小男、レフェリーの三人が相手でしたけどね。三人がかりでセクハラしてくるし、衣装もとんでもなかったし」
「あ、私も同じ相手でした!・・・って、後でですね、はい、わかりました」
涼子「衣装の話は最後にまとめてお話しましょうか。マヤさんは男三人に対して一度は勝利してます」
マヤ「そうですね。終了のゴングも鳴ったのに、小男が乱入してきて・・・」
涼子「再びゴングが鳴らされた、と」
マヤ「そうなんです。その後・・・ううっ(泣)」
涼子「三人がかりで徹底的に嬲られたんですね」
マヤ「りょ、涼子さん(汗)」
ビクトリア「涼子、キャラ変わってない?」
涼子「気のせいですよ。マヤさんに関しては外伝も製作中だそうで。しかもその中で『御前』と・・・」
マヤ「わーっ、ストップ涼子さん! それ以上は言わないでーっ!」
美緒「えー、なになに? 教えてよ」
「私も聞きたい!」
涼子「実はですね・・・」
マヤ「あーん、テープ止めてー!」

涼子「・・・こほん、ちょっとしたドタバタがありましたが、次は第三話、私の闘いですね。一試合目がサンダー・桝山、二試合目がマンハッタンブラザーズ1号、三試合目がダン"ザ・マッスル"ホフマンの三連戦でした」
ビクトリア「三連戦!? 全部勝ったの?」
涼子「ええ、一応」
美緒「サラッと言うもんなー、この人。クールビューティって感じ?」
涼子「幼い頃から鍛えていますから。最後は危なかったですが」
ビクトリア「でも、その分見せ場(セクハラ)も多かったわけでしょ? おっぱい揉まれたり、袴取られたり」
涼子「・・・ノーコメントです」
「(資料を覗き込み)あ、涼子さん全員病院送りにしてる!」
マヤ「ホントだ、サンダーさんが右足首靭帯断裂、マンハッタンブラザーズはそれぞれ右肩と左肩を脱臼、ダンさんも左足首靭帯断裂で入院ってなってますね」
ビクトリア「なにもそこまでしなくても・・・」
涼子「私に厭らしいことをしてきたんです、それくらい当然じゃないですか?(にこっ)」
「ひっ!」
マヤ「!」
美緒「こ、氷の微笑・・・」
ビクトリア「(サンダー・桝山は涼子になにもしてないじゃないの・・・)」

涼子「次に行きましょう。第四話はビクトリアさん対元橋堅城。ビクトリアさんはこの試合でセミヌードになってますね。<地下闘艶場>では初めてです」
ビクトリア「なったんじゃなくてさせられたの! その言い方だと私が自分で脱いだみたいじゃないの! まったく・・・でも、悔しいけど手も足も出なかったわ。世の中には強い人っているものね」
「そんなに強かったんですか、その元橋って人」
ビクトリア「ええ、強かったわぁ。小柄な老人だったんだけど、達人級の腕前じゃないかしら。それに強いだけじゃなくて上手かったの」
美緒「へー、強くて上手かったんだ。隙がないじゃない」
ビクトリア「勘違いしてない? 私が上手いって言ったのはあっちのほうよ?」
マヤ「あっち、って?・・・あ、もしかして(汗)」
ビクトリア「そうよ、元橋ってテクニシャンでね、私の(ピー)を優しく(ピー)してくれて・・・それだけじゃないの、(ピー)を(ピー)して(ピー)までしちゃったり・・・」
美緒「(真っ赤)」
マヤ「(真っ赤)」
「(真っ赤)」
涼子「はい、そこまで。皆困っているじゃないですか」
ビクトリア「涼子は赤くなってないのね」
涼子「興味ないですから」
ビクトリア「試合中は乱れたくせに(ぼそっ)」
涼子「・・・何か仰いましたか?(ジロリ)」
ビクトリア「(ビクッ)う、ううん、なんでもないのよ、おほほ・・・」
美緒「(ぼそぼそ)涼子さんって」
マヤ「(ぼそぼそ)けっこう」
「(ぼそぼそ)迫力あるよね」
涼子「(冷たい微笑)さて、次に行きましょうか」
美緒マヤ「は、はいっ!」

涼子「第五話は遥さんがピュアフォックスのマスクを着けて、チャベス・マッコイと闘いました」
「マヤちゃんと同じ対戦相手ですね。やっぱり一対三の状況でした」
マヤ「そうなんだ。で、どうだったの?」
「へへーん、勝ったよ! 最後は観客と一体になって盛り上がったし! これぞプロレス!っていうのを見せることができました♪」
マヤ「え、あの三人に勝ったの? 凄いね!」
「色々とセクハラされたけどね(汗) もうあんな試合はしたくないーっ!」
涼子「この試合は、セクハラを見に来ていた筈の観客も、遥さんが退場するときは拍手を送ったそうですね」
「そうなんですよ! 本物のプロレスラーになった気分で、とっても嬉しかった!」
ビクトリア「また出ればいいのに」
「やですよ! もうあんな恥ずかしい思いしたくないですもん!」
美緒「私は、あのマスタラにリベンジしたいけどね。今は打撃の練習もしてるんだから」
ビクトリア「その前に、夜の勉強もした方がいいんじゃないの?」
美緒「な、なに言ってるのよ! まったく、これだからアメリカ軍人って嫌い!」
ビクトリア「世界最強の米軍を馬鹿にしたわね! 訴えてやる!」
「・・・なんでビクトリアさん、ダ○ョウ倶○部のギャグを知ってるんですか(汗)」
涼子「仲良くしてください、二人とも。同じ負け組同士じゃないですか」
美緒ビクトリア「誰が負け組よ!」
涼子「あら、息ぴったりですね」
マヤ「涼子さん、上手い・・・」
「一枚も二枚も上手だね・・・」

涼子「最後は衣装の話をしましょうか。私の衣装は肩と臍出しの道衣に袴仕様のスカートでした」
美緒「私はレスリング用の水着だったんですが、ハイレグ仕様で背中からお尻まで見える丸い穴と、お腹には臍から下乳まで見えるような大きな穴が空けられてました」
マヤ「私のは・・・紐でした」
美緒「紐!?」
マヤ「V字の紐です・・・」
ビクトリア「紐ねぇ・・・私のは上は襟付きのシャツだけど胸を隠すだけの長さで、サイズは小さめ。下は黒いTバック」
「私は学校の制服でした。シャツは上から三つ目までのボタンがなかったですけど」
ビクトリア「こうしてみるとバリエーション豊かね。全部『御前』とやらの趣味なのかしら?」
マヤ「というより作者の趣味じゃぁ・・・」
「マヤちゃん、それ言っちゃ駄目だよ」
美緒「どっちの趣味にしても、露出度が高すぎるのよ!」
涼子「大事なところだけは隠れてますけど、逆に厭らしさが増してますね。次からはその辺も考えて欲しいものです」
ビクトリア「無理じゃないかなぁ」

涼子「では、今回の座談会はこれでお開きとしたいと思います。皆さん長時間ありがとうございました。またの機会にお会いしましょう」
「できればもう参加したくないです(汗)」
ビクトリア「最後の最後に本音が出たわね(笑)」

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