【特別試合 其の二十 堅山栗子:レスリング】  紹介者:とあるファン様

 犠牲者の名は「堅山栗子」。24歳。身長160cm、B90(Gカップ)・W59・H85。やや褐色の肌、少したれ気味の目、染めた肩までの茶髪。間延びした喋り方が特徴的な、総合商社に勤める普通のOL。
 両親の影響で、栗子は幼い頃からレスリングクラブに通っていた。栗子の所属していたレスリングクラブは、後年栗原美緒、藤森霧華という天才児を輩出している名門だった。彼女らの先輩である栗子もレスリングの天才的な才能を持ち、学生時代は何度も全国大会で上位に食い込んだ。しかし楽天的かつ飽きっぽいおちゃらけた性格なため、あまり練習に打ち込むようなことはなかった。プロになる気もなかった栗子は、大学卒業後普通に就職の道を選んだ。
 最近は趣味程度に近くのジムで汗を流している。そのジム帰り、<地下闘艶場>のスカウトから一試合で高額のファイトマネーが手に入ると持ちかけられ、栗子は小遣い稼ぎのつもりで承諾した。どれだけの淫虐が待っているかも知らないままに。


「ん〜・・・」
 用意された衣装に着替えた栗子は、鏡を見て何度も首を傾げた。
(こ〜んな衣装着るの、おかしくないかな〜)
「リングコスチュームは<地下闘艶場>側で用意する」と言われていたものの、まさかこんな衣装だとは。
「・・・ま、いっか〜」
 元来楽天的な栗子はそれ以上悩むことをやめ、ゆっくりと伸びをした。

 花道を進む栗子は茶色に染めた後ろ髪を後頭部で纏め、ポニーテールにしている。歩を進めるたび、その短めな尻尾がぴょこぴょこと揺れる。
 卑猥な歓声や野次の中、ガウン姿の栗子はのんびりとリングに向かい、のんびりとリングに上がった。

 リングには三人の男が居た。一人はレフェリーらしき格好をし、残りの二人は全く同じマスク、レスリングタイツ、レスリングシューズを身に着け、体格までも同じなため見分けがつかない。
「赤コーナー、マンハッタンブラザーズ1号!」
 コールに応じ、栗子から見て右側の男が右手を上げる。こちらがマンハッタンブラザーズ1号なのだろう。
「青コーナー、『スローマロン』、堅山栗子!」
 自分の名前がコールされたので、栗子は控え室で言われたとおりにガウンを脱いだ。その途端、観客席が大いに沸く。
 栗子の衣装は、白のレオタードだった。白が栗子の褐色の肌に映え、レオタードは栗子の肢体を包み込んでボディラインをくっきりと浮かび上がらせている。引き締まった腰からヒップへのラインもそうだが、とりわけGカップバストの存在感が目を引く。ブラに包まれた形そのままに、レオタードは豊かな双球をはっきりと誇示している。
 観客からの視線に照れたのか、顔を赤くした栗子は鼻の頭を掻いた。

 マンハッタンブラザーズ1号のボディチェックを簡単に終えたレフェリーが、今度は栗子に歩み寄る。
「さて、それじゃボディチェックを受けてもらおうか」
 レフェリーがいきなり栗子のバストを掴んだ瞬間、リングに乾いた音が響いた。
「ど〜こ触ってるのかな〜」
 のんびりとした喋り方とは裏腹に、栗子の顔には怒気が浮かんでいた。
「・・・お、お前、いきなりビンタとは何考えてやがる!」
「そ〜れはこっちの科白だってば〜。人の胸触って、ボディチェックもないでしょ〜よ〜」
 栗子の発言は正当なものだったが、レフェリーには通じなかった。
「レフェリーに手を上げたんだ、マンハッタンブラザーズの二人を同時に相手にしてもらうぞ!」
「な〜にを言って・・・」

<カーン!>

 栗子が反論する前にゴングが鳴らされていた。と同時に、マンハッタンブラザーズの二人も動いている。
(まったくも〜、酷い団体〜)
 内なる怒りの声もどこかのんびりと、栗子が動く。
「まずは〜・・・」
 2号に向かってタックルに行くと見えた栗子が、次の瞬間には1号に胴タックルを決めていた。
「うんしょ〜」
 マンハッタンブラザーズ1号を立ったまま胴締めに捕らえ、そのまま勢いよく2号にぶつける。ふらついた2号に、1号を投げつけてとどめを刺す。
「よいしょ、っと」
 呻く1号の背後から胴をクラッチし、後方への投げで勢いよくリングに叩きつける。これで1号も動きを止め、リングに立っているのは栗子とレフェリーのみになった。否、新たに一人リングに飛び込んできた。
「ちょ〜っと待って、なんで・・・」
「うるさい、ちょっと待ってろ」
 抗議しかけた栗子を遮り、レフェリーはマイクを握った。
「ボディチェックを拒んだ堅山選手に、更にペナルティーを科します! ジグ・ソリタード選手に大きな拍手を!」
 新たにリングに登場したのは、ジグ・ソリタードだった。どこか狼を思わせる風貌で、野性味に溢れている。
「・・・こいつを倒せば〜、終わり、よね〜?」
「ああ」
 栗子の確認に、レフェリーが頷く。
「それじゃ〜、あと一戦だけね〜」
 失神したマンハッタンブラザーズの二人がリングから下ろされ、栗子はジグを睨みつける。
「恨みはないけど〜、叩きのめすからね〜」
 栗子の科白を受け、にやりと笑ったジグの姿が掻き消えた。否、そう見えたほどの瞬発力だった。凄まじいジグのスピードに、観客席から驚きの声が上がる。
 しかし、栗子の才能はジグのスピードを上回った。
「・・・捕まえた〜」
 なんと、ジグの動きを見切ってその下に潜り込み、素早く持ち上げたのだ。
「よいしょ〜」
 肩に抱え上げたジグを、飛行機投げでリングに叩きつけようとしたそのときだった。
「っ!?」
 栗子の上のジグが右手を一閃した瞬間、栗子のレオタードの胸元がブラごと切り裂かれていた。突然露わになったGカップバストの谷間に、観客席が沸く。
「あっ、なっ?」
 突然のことに、栗子は思わず胸元を庇っていた。その隙にジグは軽やかに着地し、威嚇の唸り声を上げる。
「・・・レーフェリー、衣装破れちゃったから、交換・・・」
「交換なんかできるわけないだろ。そのまま闘え」
 栗子の要望も、レフェリーからあっさりと却下される。
(うーん、恥ずかしいけど〜、このままやるしかないのかな〜・・・えっ!?)
 左手で胸元を隠していた栗子の目が大きく開く。なんと、戦闘不能から回復したマンハッタンブラザーズの二人がリングに上がってきていた。
「レーフェリー、ど〜いうこと〜?」
「どういうことも何も、マンハッタンブラザーズの二人はまだ負けていないぞ。ゴングも鳴らなかっただろ?」
 レフェリーの詭弁に、栗子は一瞬呆気に取られた。
「そ〜んな言い訳、通じるわけないでしょ〜!」
 怒りに一瞬我を忘れた隙に、ジグが飛び掛っていた。それでもかわした栗子だったが、マンハッタンブラザーズの同時水面蹴りに両足を刈られ、リングに背中から倒れ込む。
「しまっ・・・」
 起き上がろうとした栗子だったが、両手両足をジグとマンハッタンブラザーズに押さえ込まれていた。
「ようやく捕まえたか。それじゃ、これからボディチェックを始めるぞ」
 嬉々としてしゃがみ込んだレフェリーが、栗子の胸元に手を掛ける。
「っ!」
 次の瞬間レオタードが破かれ、裂け目から豊かな乳房が零れる。乳首までもが男達の目に晒された。
「こ、こんなこと、駄目だよ〜」
「駄目も何も、ボディチェックなんだから受けて貰わなきゃなぁ」
 レフェリーは栗子の乳房に手を伸ばし、ゆっくりと揉み始める。
「レオタードの上からでもわかったが、実際に見るとまたでかいな。触ると更にでかさがわかるぜ」
 栗子のGカップの乳房を揉みながら、レフェリーが独りにやける。
「あ、そんな風にしちゃ、駄目〜」
 自分を押さえつける男達を跳ね除けようとする栗子だったが、四人もの男達から逃れるだけのパワーは持っていなかった。
「おいおい、暴れるなよ。ボディチェックができないじゃないか」
 栗子の乳首を弄りながら、レフェリーがわざとらしく告げる。
「そんなとこ触ったら、駄目だってば〜」
「なんだ、乳首は嫌か? それじゃ、次はここのチェックだ」
 レフェリーは栗子の秘部をつつき、ゆっくりと撫で回す。
「だ、駄目だよ、そこは一番触っちゃ駄目〜」
 暴れてみても、男達に押さえられた四肢はびくともしなかった。
「その嫌がりよう、何か隠してるな?」
 レフェリーはレオタードの上から秘部を押さえ、振動を送る。
「い、嫌がるのは当たり前・・・あぅぅ」
 敏感な部位に送られた振動に、栗子の抗議も止められる。
「やっぱり何か隠していそうだな。どれ、慎重に調べるとするか」
 レフェリーは右手で栗子の秘部を弄りながら、左手では乳房を揉む。栗子の反応を楽しみながら、ボディチェックと称したセクハラをし続けた。

 五分はそうしていただろうか。栗子の乳房、乳首、秘部、ヒップを弄っていたレフェリーが、ようやく一度栗子の肢体から手を放す。
「よし、それじゃお前ら、好きにしていいぞ!」
 レフェリーの叫びを合図として、男達が栗子の身体に群がる。
 ジグが栗子の鼻と言わず口と言わず舐め回す。マンハッタンブラザーズの二人が栗子の乳房を揉む。レフェリーが秘部を弄る。
(こんなの、やだぁ!)
 レフェリー一人に触られていたときも嫌悪感があったが、それが男四人ともなると桁が違った。暴れようとするたびあちこちの敏感な部分を刺激され、未然に防がれる。男達は栗子の反応を一々楽しみながら、好き勝手に手と舌を動かし続けた。

「あっ・・・はぁっ!」
 もう何分辱められただろうか。栗子の口から、喘ぎ声染みたものが洩れだす。
「どうした堅山選手。気持ち良いのか?」
 レフェリーの言葉に応じるように、男達が含み笑いを洩らす。一瞬、淫虐の嵐がやんだ。
(ここしかぁ、ないっ!)
 栗子の一瞬の早業だった。それまで嬲られ続けていたのにも関わらず、ジグを素早く海老固めに捕らえていた。右脇にジグの首を挟むようにして右腕でジグの首後ろをロックし、左腕でジグの右太ももを抱えてそのまま押さえ込んでいた。
(ここで極めればぁ、勝ち〜)
 ジグを押さえ込んだ栗子だったが、無防備なヒップと股間がマンハッタンブラザーズの手によって弄られる。
「あっ・・・く〜ん!」
 悩ましげな吐息を吐く栗子だったが、意地でもジグの押さえ込みをやめようとはしない。
「ちっ・・・ワーン・・・ツーゥ・・・」
 レフェリーのカウントは、完全にわざとだとわかるスローカウントだった。
「レ、レーフェリー、もうちょっとカウント速く〜」
「なんだと? 俺のカウントに文句をつけるのか?」
「そ、そうじゃなくてぇ、普通のスピードで・・・んんんっ!」
 突然、股間に集中攻撃が加えられた。マンハッタンブラザーズが見事なコンビネーションで、レオタードの上からとは言え淫核と秘裂を同時に責めたのだ。これまで耐えていた栗子も、つい力を緩めてしまっていた。ジグはその機を捉え、一瞬で海老固めから逃れていた。
「あっ、しまったぁ・・・ひぅぅっ!」
 ジグに逃げられたことで、栗子の気が一瞬緩んだ。そこにマンハッタンブラザーズの股間責めが襲い、栗子は反射的に蹴りを入れ、転がって距離を取った。
(あ・・・まずいかも〜)
 素早く立ち上がった栗子だったが、自分の体の変調に気づく。膝に力が入らず、立っているのも辛い。
 練習嫌いの栗子にとって、スタミナ不足は慢性的な課題だった。ただでさえ豊富なスタミナとは言えないのに、男性選手三人を相手にし、また押さえつけられてのセクハラ責めで体力を消耗している。
 それに気づいたのか、レフェリーの表情が緩む。
「なるほどな・・・」
 次の瞬間、栗子に指を突きつけていた。
「レオタードを脱がしてしまえ!」
 レフェリーの指示に、男達が栗子に襲いかかる。栗子の見に着けていたレオタードを掴み、引き千切る。
「あっ、あぁっ!」
 抵抗も空しくレオタードが全て剥ぎ取られ、栗子は前を断ち切られたブラとパンティのみの姿とされてしまった。この扇情的な格好に、観客席から大きな歓声が沸く。
「さすがにもう抵抗できないだろ。ジグ、やれ」
 一つ咆えたジグが、とどめを刺そうと栗子に飛び掛かる。
「なんだと!?」
 レフェリーの驚きは、飛び掛った筈のジグが栗子の両肩に担がれていたことにあった。栗子はその場で回転することでマンハッタンブラザーズの二人をジグの手足で薙ぎ倒し、飛行機投げでジグを脳天からリングに叩きつける。そのまま疲れた体で覆い被さるようにフォールに入る。
「そんな馬鹿な・・・」
「・・・レーフェリー」
 息も絶え絶えな呼び掛けに、レフェリーも歯軋りしながらカウントに入る。
「ワーン、・・・ツーゥ・・・」
 そこまで叩いて一度周囲を窺うが、ジグもマンハッタンブラザーズの二人も動こうとはしなかった。
「くそっ・・・スリーッ!」

<カンカンカン!>

 ゴングが鳴らされ、栗子にとっては長かった試合がようやく終わった。
「・・・疲れた〜」
 スタミナを使い果たした栗子は、ブラが切られていることも忘れてリングに大の字になった。荒い息を繰り返し、酸素を吸い込む。真ん中から断ち切られたブラは左右に分かれ、重力に引かれてリングへ垂れている。そのため、剥き出しになったGカップの乳房が呼吸のたびに震えた。
「おいおい堅山選手、大丈夫か?」
 そう声を掛けてきたのはレフェリーだった。
「どれ、肩を貸してやろう」
 そう言いながら栗子の左脇に自分の右肩を入れ、栗子の上半身を起こす。
「あっ、こら〜」
 しかし、栗子の口から怒りの声が発せられる。レフェリーは右手を栗子の背中から回し、乳房を揉んでいたのだ。
「おいおい、何を怒っているんだ。手助けしてるだけじゃないか」
 しれっと言い訳しながらも、レフェリーは乳房を揉むのをやめようとはしない。
「・・・このぉ」
 僅かに残った力を振り絞り、栗子はレフェリーの頭部を抱えて投げを打っていた。もつれるように倒れ込み、転がってレフェリーから距離を取る。
「・・・貴様、レフェリーに攻撃しやがったな!」
「人の胸揉んでおいて、威張らないでよ〜」
「手助けを逆恨みとはな。しかし、罪には罰を与えなきゃな!」
 レフェリーが叫ぶのと前後して、首を回しながら立ち上がったのはジグだった。それに遅れ、マンハッタンブラザーズの二人もゆっくりと立ち上がる。
(どうしよ〜)
 完全にスタミナが切れた栗子は座り込んだままだった。その栗子の周りを、ジグとマンハッタンブラザーズ1号2号が取り囲む。
(・・・逃げなきゃ〜)
 立ち上がると見せかけ、前転でマンハッタンブラザーズの間を抜ける。否、抜けられる筈だったのに、栗子はマンハッタンブラザーズに捕らえられていた。スタミナ切れは、栗子からスピードまで奪っていたのだ。
「は、離して〜」
 もがく姿も弱々しく、栗子はマンハッタンブラザーズに立たされ、左右からコブラツイストを掛けられていた。スタミナ切れを起こしている栗子はそれを振り払うことができず、四肢を封じられる。
「どれ、それじゃレフェリーに攻撃した罰を与えるとするか」
 一度唇を舐めたレフェリーは、栗子の乳房を下から掬い上げた。
「も、もう試合は終わったんだからぁ、やめようよ〜」
「さっきも言っただろ、これは罰なんだよ。お前が反省するまで、じっくりと嬲ってやる」
「反省しました、ごめんね〜」
「嘘つけ!」
 レフェリーが乳首を強く潰し、栗子は苦痛に唇を噛む。
「そのふざけた物言いの分も、身体に躾けてやる!」
 レフェリーは音が立つほどに強く乳房を揉み始める。
「い、痛いから〜、やめてよ〜」
「駄目だ。これくらいで許されると思うなよ」
 レフェリーは栗子の哀願など気にも留めず、自分の欲望のままに乳房を捏ね回す。Gカップを誇る栗子の乳房は、レフェリーの手の中で形を変えられていく。
「いたいいたいいたい〜」
「やれやれ、うるさい女だ」
 そうは言いながらも栗子の苦鳴に気を良くしたのか、レフェリーは少し力を抜き、ゆったりとしたリズムで乳房を揉みだした。更には乳首も弄り、指で転がす。
「今度は気持ち悪い〜」
「俺は気持ちいいぞ」
 栗子の言葉にも取り合わず、レフェリーは乳房を揉むのをやめない。
 二人の遣り取りを見ていたジグが、レフェリーの股下を潜るようにして栗子の股間を見上げる。栗子の足元にしゃがみ込んだジグは、栗子の秘部に吸い付いた。
「あひゃぅ!」
 下着の上からとは言え、女性の一番敏感な部分を舐められた栗子が声をあげる。反射的に逃れようとするものの、マンハッタンブラザーズのWコブラツイストが外れない。
 乳房と乳首をレフェリーに責められ、秘部をジグに責められる。敏感な箇所の同時責めに、栗子の体内では徐々に熱いうねりが生まれていた。
「乳首が立ったぞ」
 レフェリーの指摘どおり、栗子の乳首が硬度を増して立ち上がっていた。もっと立ち上がらせようとでも言うのか、レフェリーが更に乳首を扱き上げる。
(こ、ここまでされるなんて〜・・・あっ!)
 下着の上から秘部を舐め回していたジグが何かに気づいたのか、口を外して嬉しげに小さく咆える。何かを察したレフェリーは、栗子のパンティの中に手を突っ込んだ。
「・・・おいおい、中から濡れてるぞ。無理やりされても感じるんだな」
「こ、これだけされたら〜、当たり前・・・ひゃうぅ!」
 潤いを湛えた秘裂を激しく擦られ、栗子の腰が砕ける。それでも逃れることはできず、倒れることすら許されない。
「ここまで感じてくれるんなら、こっちももっと頑張らなきゃな!」
 レフェリーの合図に、マンハッタンブラザーズがWコブラツイストからのW河津落としで栗子の後頭部をリングに叩きつける。
「あいた〜!」
 後頭部の痛みに呻いた栗子だったが、手足を男達に押さえられ、身動きも困難だった。
「さて。それじゃ、じっくりと気持ちよくしてやるからな」
 栗子の顔を上から覗き込んだレフェリーが、厭な笑みを浮かべる。
「い、いらない〜・・・」
「遠慮するな。嫌と言ってもやめないから諦めな!」
 獣欲を漲らせた男達が栗子の肢体に群がる。自らの欲望のまま、男達は栗子の身体に手と舌を這わせた。
「やだってば、やめてよ〜!」
 栗子がいかに拒もうとも、男達の責めが止まることはなかった。

 リングの上には、栗子の喘ぎ声と男達の荒い息がいつまでも続いていた。


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