【特別試合 其の六十五 蜂賀史央里:合気道】  紹介者:スミ様


 犠牲者の名は「蜂賀(はちが)史央里(しおり)」。26歳。身長166cm、B83(Dカップ)・W58・H82。

 涙袋のある大きな眼、薄い適度な化粧に整った顔立ち、腰まで伸ばしたロングの黒髪。やや童顔ながら、絵に書いたような大和撫子と言える容姿。格闘技を修めているようには見えず、「茶道をやっている」と言われた方が納得する者が多いほど。実際、義親から徹底して武道だけでなく茶道を始めとした所作を叩き込まれており、文武両道の特技を持っている。

 元々は孤児である彼女は、合気道の師範であった義親の養子となり、厳しくも愛されながら育つ。しかしその二人が早くに他界し、現在は若くして道場の師範を務めている。

 女性師範らしく、護身術として習う女性の門下生も多い道場であったが、そこを狙われた。怪しげな出場依頼に一度は断った彼女であったが、拒否すれば門下生を出場させると言う。半ば人質を取られた状態では拒否することもできず、勝てば道場及び門下生には今後干渉させないという条件で参戦を決意。

 ギブアップ、敗北でも門下生が次の出場対象になる、と聞かされ、史央里にとって絶対に負けられない戦いとなった。


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 凛とした雰囲気を纏い、大和撫子然とした美貌の史央里へと、観客からは卑猥な野次が飛ぶ。しかし史央里は表面上は表情を変えず、滑らかな歩き方で花道を進んでいく。

 その視線がリングの上で待つ男性選手を捉えても、歩みが変わることはない。リング下で赤い鼻緒の草履を脱ぎ、エプロンサイドに上がってリングへと一礼する。

 ロープを潜ってリングインした史央里に、一層の野次が飛ばされる。それでも、史央里の表情を崩すことはできなかった。


「赤コーナー、『壊し屋柔道家』、恵比川福男!」

 史央里の対戦相手は、恵比川(えびがわ)福男(ふくお)だった。着古した柔道着に色落ちした黒帯を締め、名前とは裏腹の鬼瓦のような容貌をしている。

「青コーナー、『サイレントビー』、蜂賀史央里!」

 コールを受けた史央里は、教えられた通りにガウンを脱ぐ。その下から現れたのは、白地に赤い山丹花が咲いた浴衣だった。帯は淡い紫色で、史央里の纏う空気に良く似合っている。浴衣のため、薄っすらとではあるが下着が透けて見えるのが扇情的だ。


 恵比川のボディチェックを終えたレフェリーが、史央里へと近づいてくる。

「それじゃあ蜂賀選手、ボディチェックを受けてもらおうか」

 レフェリーの手が、浴衣を内側から押し上げる胸へと向かう。その手首が、史央里に柔らかく掴まれた。

「な、何を・・・いてて!」

 レフェリーは手首を掴まれただけなのに、痛みに動くことができない。

「女性へのチェックは優しく紳士的に・・・お願い致します」

 物腰柔らかい笑顔だが、史央里は技を解こうとはしない。

「ボディチェックは義務・・・あいたたた! わかった、もういい、しないから放してくれ!」

 レフェリーの言質を取り、史央里はレフェリーの手首を放す。痛みに手首を擦りながらレフェリーが史央里を睨みつける。

「ボディチェックを受けなかったこと、後悔するぞ」

 芸のない科白を吐いたレフェリーが、ゴングを要請する。


<カーン!>


 ゴングが鳴ると、史央里は構えを取ったまま緩々と間合いを詰める。恵比川もじっくりと間合いを狭め、互いの距離が近づいていく。

 先手は恵比川だった。素早く史央里の左袖を握る。否、握ろうとしたその瞬間、恵比川は背中から落とされていた。

「油断したわ」

 すぐに恵比川が立ち上がる。史央里は泰然と佇んだままだ。

「余裕を見せてくれるわ」

 左右に体を振った恵比川が、急に拍子を変えて史央里に迫る。

「ぬがぁっ?」

 史央里の両襟を掴もうとした瞬間、恵比川の身体が両腕を軸に回転し、リングに落ちた。

 きちんと受け身を取った恵比川も流石だった。もう何も言わず、ゆらりと起き上がる。鬼瓦のような顔を更に醜悪に歪ませ、軽く開いた両手を前に出し、じりじりと距離を詰める。

 と、その体が一気に動いた。技も何もない、体重差を活かした体当たり。

 観客の目には、史央里が吹っ飛ぶ姿が見えた。否、その姿を想像していた。しかし、結果は逆だった。

 史央里が腰を沈めると、恵比川の体が史央里の上を舞ってリングへと落ちた。

 史央里の華麗な投げの数々に、会場から感嘆の声が起きる。これだけの投げを打った史央里であったが、その呼吸はまるで乱れていない。合気道独特の呼吸法が崩れていない。

 一方、恵比川はまだ立ち上がらない。受け身を取った姿勢で寝転がったまま、リングを照らすライトを目を細めて見上げている。

「・・・お、おい恵比川」

 レフェリーの呼びかけに、ゆっくりと上体を起こす。

「・・・ふむ、そういうことか」

 首の関節を鳴らしながら、恵比川がゆっくりと立ち上がる。そのままロープにもたれ、史央里を見る。

「おい、恵比川」

 レフェリーの呼びかけにも、恵比川はにやにや笑いを浮かべるだけだ。

「少々疲れたのでな、そちらから攻めてくるのを待っておるのよ」

 恵比川の人を食った返答だったが、レフェリーは史央里に向き直る。

「確かにそうだな。蜂賀選手、そちらからの攻撃も必要だぞ」

 そうレフェリーから言われると、手を出さないわけにはいかない。しかも恵比川までが口を出してくる。

「どうした? 手も出ぬか? 引き分けを狙っても、門下生の参戦は変わらぬだろうよ」

 門下生の存在を出されたことで、史央里は攻めることを決意する。確かに、このまま引き分け扱いにされては堪らない。

 史央里はゆっくりと恵比川へと近づく。次はどんな華麗な投げ技を出してくれるのか、と観客の期待が高まる。

 史央里が出したのは、ジャブのような掌底だった。ジャブと言ってもどこかぎこちなく、初級者程度のレベルでしかない。しかも恵比川には届かず、ただの牽制だ。これには忽ちブーイングが起こる。

(・・・私には打撃は無理、ですね)

 やはり掴んで投げるしかない。覚悟を決め、前に出る。

「ふん、来るか」

 ロープにもたれていた恵比川も前に出てくる。

(ならば)

 四方投げに入ろうとした瞬間、投げるよりも先に恵比川が倒れていく。

(なっ?)

 一瞬の戸惑い。しかし、恵比川にはそれで充分だった。恵比川は史央里の帯を持ちながら倒れることで、寝技へと引き摺り込んだのだ。

「やはりな。自分から攻めるのは苦手であったか」

(しまった・・・!)

 本来、合気道に寝技はない。もし教えているとすれば、柔術の流れをそのまま引き継いでいる流派だろう。史央里が養親から学んだのは一般的な合気道であり、寝技の練習などしたことがない。

 対して、恵比川は柔道家。寝技はお家芸だ。これは、鮫に海へと引き摺り込まれたに等しいのだ。

「どれ、ようやく楽しめるわい」

 恵比川の手が浴衣の襟を寛げ、史央里のブラを露わにする。

「ほお・・・」

「っ!」

 史央里のブラは、黒色でレースが付いた物だった。

「黒のブラとはな。見た目に寄らず好き者であったか」

「そんなわけ、ありません!」

 ブラの色だけで決めつけられたことに反発する。手でブラを隠し、浴衣の乱れを正そうとするが、恵比川がそれをさせない。

「ブラを守るか、ならば・・・」

 恵比川の右手が史央里の腰の下へと入り込み、何かを引っ張る。

(えっ・・・あっ!)

 恵比川は、史央里の帯の結び目を解いていたのだ。慌てて結び直そうとするが、それを恵比川が許さない。

「帯が欲しいのならば、下着をよこせ」

「っ!」

 帯とブラ、どちらを選ぶかとなれば、当然ブラを選ぶ。手をブラの防御に回すと、帯が外されていく。帯を守ろうとすればまたブラを取られそうになる。

「そら、帯を頂くぞ!」

「あっ!」

 遂に帯が完全に解かれ、放り投げられる。慌てて浴衣の前を掻き合わせ、男たちの目から下着を隠す。

「折角見えたのだ、隠すものではないぞ」

 恵比川の手が浴衣に掛かる。史央里は胸元を押さえ、浴衣を脱がされまいとする。

「ならば・・・」

 恵比川の右手が下へと動き、浴衣の裾を捲り上げる。

「あっ!」

 史央里の生足が膝上まで晒される。思わず左手をそちらにやると、恵比川から大きく合わせ目を広げられる。

「くっ」

 また合わせ目を閉じると、今度は更に大きく裾を捲られ、ブラと同じ黒のショーツが見えてしまう。

「お、黒の下着が見えたぞ」

「っ!」

 レフェリーの指摘に、史央里は慌てて浴衣の裾を下ろそうとする。しかし合わせ目から手を放した瞬間、左手を掴まれ、肘を曲げられながら浴衣の左袖から抜かれてしまう。

(あっ!)

 袖の内側に戻そうとした左手は、恵比川に押さえつけられる。

「暴れるおなごの服を脱がすのは楽しいのぉ。ほれ、もっと抵抗してみせよ」

「ああっ!」

 右手も袖から抜かれ、浴衣を脱がされてしまう。

「ほれ、審判」

「おっと」

 恵比川が浴衣を放り投げ、レフェリーがキャッチする。

(なんてこと!)

 浴衣が奪われ、史央里は下着姿とされた。更に、恵比川が胸へと手を伸ばしてくる。

「どれ、ここの感触はどうだ?」

「触らないでください!」

 恵比川が史央里の胸に触れた瞬間、史央里の抵抗が一気に強まった。

「駄目だと言われれば言われるほど、男と言うのは燃えるものよ」

 しかし、その抵抗も恵比川を喜ばせる結果となってしまう。

(胸を守らないと)

 それでも史央里は両手で胸を隠す。

「そちらだけを守るのか?」

 ブラを庇えば、恵比川にショーツをずらされる。

「っ!」

 慌ててショーツを元に戻せば、今度はブラを狙われる。

 恵比川に翻弄される史央里に、先程までの凛とした姿は感じられない。

 いつしか、ブラの肩紐がずれて二の腕まで落ち、ショーツは腰骨の下ぎりぎりまで下ろされている。それでも、ブラだけは外されまいと必死に抵抗する。

 しかし、そこに更なる危険が襲ってくる。

「良し、ボディチェックといくか」

 なんと、レフェリーまでが手を出してきたのだ。

「あ、貴方は審判でしょう、何をしているのですか!」

「今言っただろう? さっきさせてもらえなかったボディチェックをしてるんだよ」

 レフェリーは史央里の尻を撫で、ショーツを引っ張ってくる。史央里は太ももの間を合わせることで、ショーツを守ろうとする。

「隙ができたのぉ」

「あっ!」

 レフェリーへと注意が行ったため、恵比川に両手を持たれ、頭上に纏めて押さえつけられる。

「ようやく触れるな」

 恵比川は史央里の胸をブラの上から撫で回し、揉み始める。

「うむ?」

「どうした恵比川?」

「うむ、感触がな、なにか違うと言うか・・・」

 史央里の胸を左手で揉みながら、恵比川が首を傾げる。

「どれ・・・うーん、言われてみればそんな感じもするな」

 レフェリーも史央里の左胸を揉みながら首を捻る。

「触らないでください、手を放してください!」

「さては、何か隠しているな?」

 史央里の抵抗に、レフェリーがここぞとばかりに言い出す。

「では、そろそろ・・・」

 それを良いことに、恵比川がフロントホックに手を掛ける。

「や、止めなさい! 外すのは駄目です!」

「五月蠅いおなごだ・・・うん? ここがこうなると・・・うむぅ」

 片手の恵比川がフロントホックに手こずる。

「どれ、代わろう。恵比川、しっかりと押さえていてくれ」

「本当はわしが外したかったがのぉ」

「まあそう言うな。俺が押さえ込んだら、逃げられるかもしれないだろう?」

「うむぅ、仕方あるまい」

 忌々しげに呟いた恵比川だったが、史央里を開脚を加えた変形の袈裟固めで押さえつける。

「さあ、蜂賀選手のおっぱいを拝ませてもらおうか」

「止めなさい!」

「止めろと言われて、止めるわけがないだろう?」

 にやりと笑ったレフェリーが、フロントホックに指を掛ける。

「こいつはまた、しっかりとした作りになってるな」

 しかし、恵比川同様苦戦する。

「い、いいかげんに諦めてください」

「そんなわけにいくか」

 史央里の言葉をレフェリーが訊く筈もなく、更にフロントホックを弄り回す。

「・・・いや、これで外れるぞ!」

 レフェリーの興奮の声に、史央里の顔が蒼ざめる。

「駄目です、止めなさい、止めて・・・!」

 次の瞬間、ホックが外れる音と共にブラが破裂した。否、ブラが内側から弾け飛んだ。


 史央里が着用していたブラは、俗に言う「胸を小さく見せるブラ」だった。史央里は自らの立派過ぎる胸の大きさがコンプレックスであり、そのためにブラが外されることを極端に嫌がったのだ。


「い・・・いやぁーーーっ!」

 コンプレックスの塊を開放され、絹を引き裂くような史央里の悲鳴が響く。しかし、男たちの注意は露わとなった乳房に釘付けとなっていた。

「こいつは凄い・・・」

「うむ、それしか言いようがないのぉ」

 レフェリーと恵比川も、ブラが外れたことで大きく揺れる乳房から目を離せない。とてもDカップとは思えないサイズと重量感を誇っているからだ。

 そこに、黒服がマイクで話し出す。

「蜂賀選手についてですが、虚偽の申請があったことがわかりました。虚偽が確認されたのはスリーサイズです。正しいスリーサイズは・・・」

 黒服が一度言葉を切る。

「駄目です! 言わないでください! 言ったら・・・いやぁっ!」

「静かにしているんだ、聞こえないだろう?」

 発表を止めさせようとする史央里だったが、乳房への刺激に遮られてしまう。

 そして、黒服が再び口を開く。

「バストが・・・99cmでJカップ、ウエストが56cm、ヒップが89cmとなっています」

 この発表に、また会場中が沸く。

「Jカップか、こいつは凄い!」

「うむ、見ているだけというのは勿体ないぞ」

 ほぼ同時に、レフェリーと恵比川の手が爆乳へと伸ばされる。

「駄目です、触らないでください、いやぁぁっ!」

 必死に首を振る史央里だったが、男二人に押さえられ、半ばパニックになった状態では逃げられる筈もない。徒に乳房を揺らすだけだ。

「これは、みっちり中身が詰まっているな」

「うむぅ、絶品よのぉ」

 史央里の乳房が、男たちの手によって変形する。

(こんな公衆の面前で、胸を触られるとは・・・!)

 秘めていた大き過ぎる乳房を剥き出しにされ、好き勝手に揉みしだかれる。屈辱と羞恥に頬が染まる。

 しかし、史央里はわかっていなかった。これはまだ序盤だということに。

 史央里の右乳房を揉んでいた恵比川が、レフェリーに目線を投げる。

「審判、このおなごの手を押さえておけ」

「おいおい、なんでだよ」

「両手で楽しみたいに決まっておろうが。後で代わってやる」

「・・・わかった」

 レフェリーが渋々史央里の乳房から手を放し、史央里の両手を頭上で押さえつける。

「さて、それでは本格的に楽しませてもらおうかの」

 恵比川が唇を舐め、両手で乳房を鷲掴みにする。

「手に余るのぉ」

 下卑た笑みを浮かべた恵比川は、両手で右乳房を揉み始める。

「くくっ、両手で揉んでもまだ足りぬとはな。これは絶品よ」

「触らないで! 手を放しなさい!」

 史央里は必死に身を捩るが、両手を押さえつけられ、腹に座られているのだ。空しい抵抗だった。

「どれ、次は味を確認するか」

 恵比川は右の乳首の根元を持ち、そのまま咥え込む。

「あああっ!」

 男に乳首を咥えられるなど初めての経験で、屈辱と羞恥が史央里を襲う。

「くくっ、いい反応だ」

 恵比川は右の乳首にたっぷりと唾液を塗し、何度も舐め上げる。

「むっ、硬くなってきたな」

(あっ・・・)

 恵比川の指摘通り、舐め責めを受けた乳首が立ち上がり、硬さを増していく。

(こ、こんな風になるなんて)

 勿論、史央里には初めての身体の反応だ。恥ずかしさが募る。

「片側だけでは寂しかろう、こちらもたっぷりと舐めてやる」

 恵比川は左乳首を舐めながら、右乳房を揉み、右乳首を扱き上げる。

「くくく、両方の乳首が硬くなったぞ?」

 恵比川は史央里の乳首を弄りながら引っ張り上げ、その状態をわからせる。何度も引っ張り、指を放すことで、そのたびにJカップを誇る乳房が大きく揺れる。

「この大揺れ具合も堪らんのぉ。どれ、また揉んでやろう」

 再び恵比川は史央里の乳房を下から持ち上げるようにし、揉みしだく。恵比川の指の動きに沿って爆乳が形を変え、淫らに撓む。

 それをじっと見ていたレフェリーだったが、遂に我慢の限界が来る。

「おい恵比川、そろそろ変わってくれ」

「・・・まあ、後で代わると言ってしまったしのぉ」

 渋々ながら、恵比川は史央里を押さえ込んでいく。

「悪いな」

 レフェリーは史央里の手を押さえるのを止め、史央里の腹部へと座る。

「それじゃあ、本格的にボディチェックといくか」

 今更ながらにボディチェックと言いつつ、レフェリーは史央里の爆乳を両手で鷲掴みにする。

「こいつは凄い、これだけデカいのは滅多にないな」

 顔をだらしなく歪ませながら、レフェリーは史央里の爆乳を揉む。

「デカおっぱいも良いが、やっぱり・・・」

 史央里の左乳房から離れたレフェリーの右手が、後方へと回される。

(な、なにを・・・あっ!)

 レフェリーは右乳房を揉みながら、ショーツの上から秘部を触ってきたのだ。

「ここは女にしかない隠し場所だ、しっかりと調べてやるからな」

「そこは駄目です、触らないでください!」

「触るな? さてはここに何か隠しているな?」

 史央里の拒否に、レフェリーは一層秘部を撫で回してくる。

「くっ」

 レフェリーを振り落とそうと暴れる史央里だったが、成人男性を跳ね飛ばすほどの力はなく、寝技の技量もない。徒に体力を消費してしまう。

 それに気づいたレフェリーが恵比川に目線を送る。

「そろそろバテてきたか?」

「ならば、また楽しませてもらうとするか」

 恵比川は押さえ込みを解き、史央里の左腕を押さえながら左乳房を撫でる。

「これだけ大きいからな、一人一おっぱいで充分だな」

 レフェリーは史央里の右乳房を揉みくちゃにする。

「ううっ、退いて、ください・・・いうんっ!」

 男二人を押しやろうとする史央里だったが、乳首を触られる刺激に力が抜けてしまう。

「どうやら、蜂賀選手は乳首が好きなようだ」

「ならば、また舐めてやるとするかのぉ」

 レフェリーが右乳首を舐め、恵比川が左乳首を舐める。しかもレフェリーは右手で下腹部を撫でてくる。

「いやぁ、やめて、舐めたりしないでください、駄目ぇっ!」

「舐められるのは嫌か? なら、こっちを触ってやるよ」

 次の瞬間、レフェリーはなんと、ショーツの中にまで手を入れてきた。

「なんだ、ほとんど濡れてないな」

 史央里の秘裂を撫でながら、レフェリーが不満気に漏らす。

「ど、どこにまで触ってきているのですか! 今すぐ止めなさい!」

 史央里の叫びに、レフェリーが薄い笑みを浮かべる。

「止めて欲しければ、負けを認めるんだな。そのときには代わりに、門下生の可愛い娘に闘ってもらうだけだ。なに、ちゃんとファイトマネーは支払うからな」

 レフェリーの言葉に、教え子たちの顔が浮かぶ。

(あの娘たちを、このような目に遭わせるわけにはいかない)

 楽しそうに稽古を行う彼女たち、その笑顔を曇らせるわけにはいかない!

 しかし、押さえ込まれた状態では脱出も難しい。もがき続けたことで体力も大幅に削られている。それでも羞恥を耐え、機を窺う。

「どれ、恵比川と一緒に乳首舐めといくか」

 レフェリーがショーツから手を抜き、右乳首に吸いついてくる。

「これ以上、好きには・・・させませんっ!」

 自分の両乳首を舐めていた男たちのお互いの頭を、左右からぶつけてやる。

「あいたぁっ!」「ぬぐっ!」

 レフェリーと恵比川はそれぞれの頭を抱え、痛みに呻く。史央里は転がってから立ち上がり、爆乳を揺らしながら恵比川に肉薄する。

「おのれ、小癪な真似を!」

 恵比川が史央里の足へと両手を伸ばしてくる。双手刈りで再び寝技へと引き込むつもりだろう。

 恵比川の両手を、動きの拍子に合わせて横合いから絡め捕る。肘を極めながら捻ることで、恵比川の体が、横回転しながら宙を舞う。

「はっ!」

 史央里の気合いと共に、危険な角度でリングへと落ちた。

「・・・お、おい、恵比川・・・」

 レフェリーが恐る恐る呼びかけ、すぐに立ち上がって両手を何度も交差させる。


<カンカンカン!>


 試合終了の合図に、史央里はぺたりと座り込む。

(か・・・勝てました・・・)

 乳房を晒され、散々嬲られたものの、なんとか勝利を挙げることができた。乙女座りで乳房を庇い、荒い息を吐く史央里の耳に、とんでもない言葉が飛び込んでくる。

「先程もお知らせしましたが、蜂賀選手に虚偽の申請がありました。ペナルティとして、追加試合が課せられます」

 この発表に会場が沸く。

(そんな、追加試合だなんて!)

 闘いとセクハラで体力が削られただけでなく、先程衣装のほとんどが奪われ、残すはショーツ一枚のみなのだ。

「っ!」

 しかし、既に二人の男性選手がリングに上がろうとしている。慌てて立ち上がり、乳房を隠し直す。

「追加試合は、マンハッタンブラザーズ1号と2号が相手となります」

 リングに上がったのは、同じ体格、同じ覆面、同じリングタイツを穿いた二人の男だった。マンハッタンブラザーズ1号と2号で、どちらが1号でどちらが2号なのか、まるで見分けがつかない。

 左手で大き過ぎる乳房を隠しながら、右手一本で構える。

(この男たちを倒さねば、脱出すら難しいでしょう。ならば倒すのみ)

 ゆっくりと鼻から息を吸い、静かに口から吐く。丹田を意識するものの、半裸という状態、周囲から浴びせられる欲望の視線が集中を乱す。

 加えて、おそらく先程の試合を観戦していたのだろう。マンハッタンブラザーズはカウンターを警戒してか不用意に飛び込もうとはせず、じりじりと距離を詰めてくる。

(それならば、近づいてきたときに投げましょう)

 先程の試合のように、史央里の身体に触ってこようとするだろう。その機を掴み、投げを打つ。史央里はそう決め、静かに呼吸を続ける。

 マンハッタンブラザーズの二人はレスリングの構えのまま、ゆっくりと史央里の周囲を回る。徐々にその輪が狭まり、お互いの間合いへと入り込む。

 と、1号が正面から乳房を狙ってくる。

(今!・・・あっ!?)

 1号の左手首を掴もうとした瞬間、2号に背後から乳房を触られてしまう。

「くっ!」

 乳房にある手を掴もうとするとするりと2号に逃げられ、代わりに1号からショーツをずらされる。

「っ!」

 慌ててショーツを元に戻すと、ここぞとばかりに乳房を揉んでくる。

 マンハッタンブラザーズのコンビネーションは、まるで四本腕のモンスターに攻められているようだ。対して史央里の腕は二本。しかも左手は乳房を隠すことに使っており、全てを防ぐのは厳しい。

(なんとかして、突破口を見出さないと)

 そう思っても、有効な手立ては見つからない。焦りだけが募る。焦りが余計な力を使わせ、余計な力が呼吸を乱し、乱れた呼吸が体力を奪う。

「どうした蜂賀選手、体調が悪くなったか?」

「あっ!?」

 しかもレフェリーまでがセクハラに加わってくる。

「べ、別に体調は問題有りません、触らないでください!」

「おいおい、人の親切を無下にするものじゃないぞ」

 尻を触ってくるレフェリーから距離を取ろうとしたとき、マンハッタンブラザーズから乳房を下から弾まされる。

(なんということでしょう・・・)

 片手を乳房を隠すことに使っているため、自由に使える手は一本だけだ。しかし相手は三人に増えてしまった。

 対応策を考える間もなく、男たちは史央里をつつき、触れ、撫でてくる。右手のみで対抗しようする史央里だったが、上手くいく筈もない。

 そのとき、1号から右手を掴まれる。

(どうしましょう、胸を守らないと見えてしまう、でもこのままでは)

 この状況を打破するためには左手を使うしかないが、そうすると乳房を丸見えにしてしまう。羞恥が史央里を躊躇させる。

「やっぱり体調が悪いんだろう? 動きが鈍ってきたぞ?」

 レフェリーが背後からヒップを撫で回してくる。

「ですから、体調は何も・・・いやっ!」

 史央里の注意がレフェリーに向くと、マンハッタンブラザーズは史央里の乳房に触れてくる。なんとか乳首だけは防御するが、大き過ぎる乳房の全ては隠せない。

(せめて、こちらを投げて・・・んんっ!)

 右手首を掴んでいる1号を投げようとしても、身体に与えられる刺激で力が抜けてしまう。

 半裸の美女が三人の男に囲まれ、責めに身を捩る。この光景に、観客からは大きな歓声が投げられる。

(このままでは、今の状況を打開できません・・・!)

 思考もセクハラで中断させられ、有効打を思いつけない。

 そして、とうとう限界がきた。

「そら!」

「あっ!?」

 その隙に、レフェリーが背後からショーツを掴み、一気に摺り下ろしたのだ。慌てて手を伸ばした瞬間、マンハッタンブラザーズの二人に同時に乳首を突かれていた。

「あんっ!」

 体力を失っていた身体は、その刺激でバランスを崩し、仰向けに倒れ込んでしまう。その隙に、ショーツが足首から抜かれていた。

「くくっ、とうとう素っ裸になったなぁ蜂賀選手」

 レフェリーが奪ったショーツを人差し指に引っ掛け、クルクルと回す。

(どうしましょう・・・どうしたら・・・)

 右手で乳房を庇い、左手で股間を隠す。身動きすらままならず、史央里の脳裏を焦りだけが回る。

「ではマンハッタンブラザーズ、蜂賀選手の両手を押さえてくれ」

 レフェリーの指示に、マンハッタンブラザーズはその通りにする。

「折角の全裸だ」

 レフェリーは史央里の脚を開かせようとしてくる。

(そのような恥ずかしい真似、させません!)

 脚に力を込めるが、マンハッタンブラザーズが乳首を弄ってくることで力が抜ける。その機を逃さず、レフェリーが開脚を強いてくる。

「ああっ・・・!」

 一気に脚を開かれ、しかもレフェリーが脚の間に体を入れてくる。これで脚を閉じることができなくなってしまった。

「ほお、綺麗なもんだ・・・」

「見ないでください! 目を閉じてください!」

「そうだな、見るだけじゃもったいない」

 何を思ったか、レフェリーが秘部へと顔を近づけてくる。

「あっ! す、好きには・・・させませ、んんっ!」

 レフェリーの狙いを阻止するため、太ももでレフェリーの顔を挟む。しかしマンハッタンブラザーズの二人には乳首を弄られたままで、しかもレフェリーが太ももを舐めてくる。

「あぁっ、んっ、んふぅ・・・っ!」

 必死に太ももへ力を込めるが、乳首への刺激と太ももへの舐め責めに、力が抜けそうになる。

(駄目・・・今は耐えないと! 耐えないと・・・いけない・・・っ!)

 精神力を振り絞る史央里だったが、それは逆に男たちの嗜虐心を煽る。乳首だけでなく乳房も揉み回され、太ももは舐め回される。

(こ、このままでは・・・ああっ!)

 遂に限界がきた。太ももの力が抜け、レフェリーの舌が秘部へと到達してしまう。

「ふああっ!」

 敏感な箇所に舌で触れられ、喉が見えるほどに顎を仰け反らせる。

 レフェリーの舌責めに合わせ、マンハッタンブラザーズの二人も乳首へと吸いつく。

「あううっ!」

 敏感な箇所への三点同時舐め責めに、史央里は喘ぎ声を堪えきれない。しかし、そんなことで男たちは舐め責めを止めようとはしない。

「やめて、はぁっ、やめなさ・・・はふぅん!」

 敏感な箇所だとは言え、嫌悪しかない男たちから舐められているのだ。喘ぎ声が出ていることを信じられない。しかし、史央里の腰は勝手にひくつき、乳首は硬さを増していく。

 屈辱と羞恥の時間が過ぎていく。


「・・・さて、と」

 ようやく史央里の股間から顔を上げ、レフェリーは口を拭う。

「よし、立たせろ」

 レフェリーの指示に、マンハッタンブラザーズは史央里の両脇に手を入れる。

「・・・はぁ・・・はぁ・・・」

 立たされた史央里は疲労からふらつき、マンハッタンブラザーズの二人に支えられる。

「それじゃあ、グラビアポーズを取らせろ。デカおっぱいを下から支えるような、な」

 レフェリーの指示で、史央里は右側に立った1号に左手首を、左側に立った2号に右手首を持たれ、Jカップの爆乳の下側を支えるように腕を左右逆に引っ張られる。

 下から支えられ、両側から寄せられた史央里のJカップバストは、更に大きさを増したようにも見える。

「これだけのおっぱいだ、両手で揉まなきゃ足りないな」

 またもレフェリーが両手を伸ばし、乳房を揉んでくる。

「・・・手を・・・放し、なさい・・・」

「くくっ、あれだけ舐められて気持ち良くなったのに、まだ文句を言う元気があるとはな」

「あぁん!」

 レフェリーから乳首を捏ねられると、あっさりと嬌声を洩らしてしまう。

「・・・貴方は、審判として・・・恥ずかしくないのですか・・・ひぅんっ!」

 史央里の抗議も、乳首への捻り責めで遮られる。

「まだ生意気な口が利けるんだな。マンハッタンブラザーズ、次は・・・」

 またもレフェリーの指示で、マンハッタンブラザーズ1号が史央里の右手と右足を、2号が史央里の左手と左足をフックし、後方へと倒れ込む。

 史央里は、二人掛かりでの<ロメロスペシャル>に捕らえられていた。

(このような体勢にされるなんて・・・!)

 両手両足が動かせず、膝を内側に閉じることで辛うじて秘部の丸見えを防ぐ。しかし、コンプレックスであるJカップバストは数多の視線に晒されている。

「蜂賀選手、ギアアップするか?」

 にやけた笑みを浮かべたレフェリーが、史央里の全身を舐め回すような視線で見つめてくる。

「・・・しません」

 恥ずかしさは消えないが、門下生のためだとギブアップを拒む。

「そうか。それならそれでもいいんだ」

 レフェリーはふるふると震える爆乳に手を伸ばし、ゆっくりと揉んでくる。

(ううっ・・・外れません・・・)

 二人掛かりでロメロスペシャルに捕らえられているのだ、身動きも苦しい。膝を閉じ、秘部を隠すのが精一杯だ。

「おいマンハッタンブラザーズ、お客さんへのサービスだ。蜂賀選手の足をもっと開いてやれ」

(そんな!)

 全裸にされただけでも恥ずかしいのに、秘めねばならない箇所まで露わにされるのは耐えられない。乳房を揉まれることは諦め、必死に膝を閉じる。

「頑張るなぁ蜂賀選手。だが、そんな頑張りはいらないんだよ」

 レフェリーは史央里の両乳首を摘み、素早く高速で弾く。

「ひうぅっ!」

 その刺激に思わず力が抜ける。

「ああっ!」

 その瞬間、マンハッタンブラザーズがフックしている足を動かしたことで、史央里の両膝も開かされてしまう。

 途端に、観客の視線が史央里の秘部へと突き刺さる。

「あ・・・あぁ・・・」

 あまりの羞恥に、史央里は息を零していた。

「蜂賀選手、ギブアップするか?」

 史央里の乳房と乳首を弄りながら、レフェリーがギブアップの確認をしてくる。

「・・・しません」

 史央里の敗北は、門下生にも同じ経験をさせてしまうことに繋がる。ギブアップなどできる筈もない。

「そうか。それならまだ試合を続けてもらおうか」

 レフェリーがマンハッタンブラザーズに指示を出し、ロメロスペシャルを解かせる。

「・・・くぅっ」

 消耗した身体は、転がって距離を取ることも、立ち上がることもしてくれない。せめてもと身体を隠そうとした両手は、マンハッタンブラザーズに押さえられた。

「マンハッタンブラザーズ、次は・・・」

 レフェリーの次の指示に、マンハッタンブラザーズ1号は史央里の右手と右脚を、2号は史央里の左手と左脚を押さえる。

「それじゃ、いつもの通りに、な」

 その言葉を合図に、マンハッタンブラザーズ1号は右手を、2号は左手を動かしていく。

「あっ・・・そんな・・・!」

 マンハッタンブラザーズの手により、足が左右に開かれていく。それは、ロメロスペシャルを掛けられたとき以上の羞恥だった。

(このままでは、先程よりも酷いことに・・・!)

 自分がどんな恥ずかしい格好にされようとしているのかはわかるが、力が入らない。

 そして、遂に。

「いやぁぁぁぁっ!」

 身を守るものは何もない肢体が、大股開きとされる。大歓声に野次に指笛、それに厭らしい視線が飛ばされてくる。

「マンハッタンブラザーズ、蜂賀選手の尻を高く上げてくれ」

 レフェリーの指示に従い、マンハッタンブラザーズの二人は史央里を後転の途中のような格好にさせる。

「くくっ、良い眺めだな」

 レフェリーは秘部を眺めながら、爆乳を揉みしだく。

(ううっ、く、苦しい・・・!)

 大股開きで上から押さえ込まれたことで、自らの大き過ぎる乳房が口と鼻を塞いでしまう。

両手両足をマンハッタンブラザーズに押さえつけられ、足をバタつかせることもできない。

(息を・・・空気を・・・!)

 史央里の状態に気づいたマンハッタンブラザーズが、レフェリーに注意喚起をする。

「ああ、息ができなかったのか、それは済まなかったな」

 レフェリーはマンハッタンブラザーズの二人に指示を出し、史央里を両手両足を大きく開かせた「土」の字にさせる。

 その上で史央里の秘部に吸いつきながら、乳房を揉みくちゃにする。酸欠状態でぐったりとなった史央里は、荒く息を吸うだけだ。

「なんだ、反応が悪いな」

 レフェリーは顔を上げて史央里の状態を確認すると、秘裂への指責めへと変更する。

「・・・んっ・・・ひぅ・・・」

 史央里の息が整ってくると、次第に喘ぎ声が零れだす。

「くくっ、それじゃ、またアソコをしっかりと舐めてやるからな」

 レフェリーは再び史央里の秘部へと舌を這わせる。

「あっ、はぁん・・・ひうっ!」

 徐々に史央里の反応が強くなる。

「ここでも感じるようになってきたか。どれ・・・」

 レフェリーは史央里の淫核の包皮を剥き、息を吹きかける。

「はひっ!」

「敏感だな。それじゃ、ここも・・・」

 レフェリーは舌先で剥き出しとなった淫核をつつく。

「あうううん!」

 史央里はあまりの刺激に暴れようとするが、マンハッタンブラザーズの力には敵わず、首を振るだけしかできない。その行為でJカップの乳房が盛大に揺れる。

「マンハッタンブラザーズ、お前らも蜂賀選手の乳首を舐めてやれ」

 レフェリーの指示に、マンハッタンブラザーズの二人は史央里の腕の上に腹這いとなり、今度は足を使って史央里の膝を広げたまま、それぞれ史央里の乳首に吸いつく。それに合わせてレフェリーも秘部への舐め責めを再開する。

「ああぁっ!?」

 敏感な箇所を一度に舐め責めされ、史央里が喘ぐ。特にマンハッタンブラザーズの同時乳首責めは見事にシンクロし、史央里の官能を擽る。

「もうやめ、あっ、あうっ、はぁうん!」

 口を開けば喘ぎ声となり、自らの浅ましさに史央里は目を背けたくなる。しかし、身体は男たちから与えられる刺激に反応し、昂ってしまう。

 敏感な箇所への同時舐め責めはまだまだ続いた。


「あっ、あはぁ・・・」

 史央里の腰がひくつく。ようやく男たちの舌が離れ、今度は指での責めを受けている。男たちの唾液で濡れた乳首、乳房、秘裂、淫核を大股開きのままで弄られ、喘がされる。

「随分といい表情をするないか、ええ?」

 レフェリーはマンハッタンブラザーズの手を止めさせ、自分の腰を史央里の秘部に密着させる。

(な・・・なにを・・・)

 性行為に等しい体勢に羞恥が沸く。しかし身体は動かせず、小さく喘ぐだけだ。

「本番は無理だが、真似事くらいは許されているからな」

 レフェリーは密着させた腰をゆっくりと揺らしながら、史央里の爆乳を揉みしだく。

(な、なんということをするのですか・・・このような、厭らしい・・・!)

 史央里の常識では考えられないレフェリーの行為に、思考が止まってしまう。その間にも乳房を捏ね回され、乳首を擦られ、秘部には硬くなったレフェリーの股間を押しつけられる。

(このような・・・このような・・・!)

 史央里の羞恥を煽るように、屈辱の時間は続く。


「うっ、うぅっ、うぅぅっ・・・」

 レフェリーは股間を密着させたまま、史央里の乳首の根元を掴み、交互に舐めてくる。

「いいかげんに・・・して、ください・・・!」

 史央里は未だにマンハッタンブラザーズから四肢を押さえつけられたままだ。大開脚とさせられているのも変わらない。

「それなら蜂賀選手、ギブアップするか?」

 もう何度目かの問いだろうか。呼吸すら厳しい史央里だったが、ゆっくりと、だがはっきりと首を横に振る。

「やれやれ、まだ嬲られ足りないのか。まあ、こちらは楽しめるからいいんだがな」

 下品な笑みを浮かべたレフェリーは、またマンハッタンブラザーズに指示を出す。

 マンハッタンブラザーズは史央里を無理やり立ち上がらせ、左右からのコブラツイストに捕らえる。

「やっぱり、蜂賀選手の爆乳は揉むのが一番だな」

 レフェリーは身動きのできない史央里の乳房を鷲掴みにし、ゆっくりと揉み回していく。

「ぁ・・・ぅぅ・・・」

 もう拒絶の声も出ない。

「デカおっぱいは揉んでも揉んでも揉み終わらないな。何度でも楽しめる。蜂賀選手はどうだ? 気持ち良いだろう?」

 レフェリーの問いかけにも、史央里は何も返せない。

「おいおい、聞いているのか?」

 レフェリーが乳首を持ち、揺らしてくる。

「んくぅっ」

「気持ち良くて聞こえないか? それなら仕方ないけどな」

 勝手な結論を出し、レフェリーはまた史央里の乳房揉みへと戻る。

「ああ、こっちのほうが良いのか?」

「あうっ!」

 秘裂へと指を這わされ、勝手に声が出てしまう。

「ギブアップしたくなったら、いつでも言ってくれ」

(あふぅ・・・もし、このまま敗北を認めれば・・・いいえ、皆を守らないと・・・うぅぅっ!)

 レフェリーの偽りの優しさに縋りつきたくなる。しかし、そのたびに門下生たちの顔を思い出し、快楽責めを耐える。

「まだ負けを認めないか。それなら・・・」

 レフェリーは史央里のJカップバストに顔を埋め、左右から乳房を寄せて乳圧を楽しむ。しかも乳首を抓み、転がしてくる。

(ああっ・・・皆を、守らないと・・・ひぅぅっ、何をされても・・・耐えない、と・・・うああっ!)

 敗北を認めないまま、史央里は嬲られ続ける。門下生を守りたい、ただその一心で。

 全裸で厭らしく責められる細身の爆乳美女へと、卑猥な野次や声援が絶え間なく送り続けられていた。



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