【特別試合 其の六十八 呉島双葉:剣道】 紹介者:ロップス様
犠牲者の名は「呉島(くれしま)双葉(ふたば)」。17歳。身長167cm、B98(Hカップ)・W64・H92。
気高さの滲む鋭利な眼光を持つ少女。ダークブラウンの長髪を頭の後ろで束ね、総髪(ポニーテール)にしている。
幼少から竹刀を振り続けた肉体には弛まぬ鍛錬の成果が表れており、均整の取れた凛々しい筋肉美の持ち主。
時代劇や時代小説をはじめ歴史物の創作を好み、とりわけ武士に強い憧れを抱いてきた。そのせいか非常に義理堅く男勝りで、曲がったことを看過できない。また影響は性格以外にも及び、口調はどこか武人染みていて、価値観も古風。超然としているように思われがちだが、その実奥手で恥じらいが強い。それが周りにはギャップに映るのか、とりわけ女性人気が高い。
某有名剣士へのリスペクトとして二刀流に並々ならぬ情熱を注いでおり、卓抜した筋力で二本の竹刀を振るう様はまさに蘇りし剣豪。ただ実力とは裏腹に、自ら「武士」を名乗り、竹刀に「草薙」「叢雲」と名付けて愛でているセンスには所謂「中二病」のきらいがあり、某戦国武将の二つ名に準えて「邪気眼竜」などと揶揄われることもしばしば。当人は理解を得られない現状に少々の不服を感じている。
そんな影響を受けやすい性質のせいか、はたまた根が単純なのか、異種格闘技の誘いもまたとない修行として、一ミリの疑いも無く快諾した。その果てに待つのが淫獄だと知る由もなく。
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「なぜこのような衣装を着なければならない!」
<地下闘艶場>の控室に怒号が響く。
「こちらが用意した衣装を着ること。これも契約の一つですが?」
それに対応する黒髪の女性黒服は、眉一つ動かさない。
「しかし!」
「試合をしたければ着替えてください。それとも、違約金を支払ってお帰りになりますか?」
「・・・いや、私は試合をしにきたのだ。帰るわけにはいかない」
「ではお着替えください。お客様がお待ちです」
それだけ言い残し、女性黒服が控室を後にする。
扉が閉まる音が聞こえたのを合図に、呉島双葉は衣服を乱暴に脱ぎ捨てた。
用意された衣装の上から、これも用意されたガウンを羽織り、双葉が花道を進む。
数多降り注ぐ卑猥な野次の雨に、双葉の眉が急角度に上がる。
(・・・いや、いかんいかん、下衆どもに惑わされては、勝てる勝負にも勝てなくなる)
湧き上がりかけた怒りを宥め、花道を進む。しかし新たな野次に晒されるたび、双葉は同じことを繰り返すのだった。
(むっ、男が相手か?)
リングの上に居たのは、審判と思しき蝶ネクタイの男とトンファーを持った男だった。
(この試合、碌なものではないな)
憤懣を抱えたまま、双葉はリングへと上がった。
「赤コーナー、『トータストンファー』、亀河健史!」
双葉の対戦相手は亀河(かめがわ)健史(たけし)だった。短めの棒に取っ手のついたトンファーを右手に持ち、にやにやと笑っている。
「青コーナー、『二刀の邪気眼竜』、呉島双葉!」
自分の名前が呼ばれたことで、教えられた通りにガウンを脱ぐ。その下にあったのは、紺色の剣道着だった。勿論普通の剣道着ではない。胸元は大きく開いており、双葉の胸に巻かれたサラシがはっきりと覗いている。袴は真ん中の仕切りがなく、ロングスカートのようになっている。
周りから飛んでくる視線や野次が不快で、双葉の眉は跳ね上がったままだった。
「呉島選手、ボディチェックを受けてもらおうか」
「ボディチェックだと?」
このレフェリーの物言いに、双葉はムッとする。
「私は何も隠してなどいない」
「隠していない? そのきつく縛っているサラシは何だ? 何か隠しているからこそ、そんなにきつくしているんじゃないのか?」
「何も隠していない、と言った。これでもそう言うのか?」
双葉は二本の竹刀を帯に差し込むと、両腕を袖の内側に戻す。そのまま襟から両腕を出し、上半身を肌蹴る。
「い、いや、ボディチェックは選手の義務で・・・」
それでも諦めないレフェリーに、竹刀を突きつける。
「何も隠していない、と言っただろう? さっさと勝負を始めろ」
「・・・レフェリーを脅迫するとは・・・無事に終わると思うなよ」
そう言いつつも腰が引けた姿勢で、レフェリーはゴングを要請した。
<カーン!>
(いくぞ「草薙」、「叢雲」、我らの初陣だ!)
双葉は右手に「草薙」を持ち、左手で「叢雲」を構える。そして静かに鼻から息を吸う。
「きえぇぇぇぇいっ!」
双葉の気合いがリングを揺るがす。
「でけぇ声だなぁおい・・・うおっ!?」
「おおおっ!」
二刀流の連撃で、余裕をかましている亀河へと襲い掛かる。
「ま、待てよ、いきなり・・・!」
亀河は右手のトンファーで竹刀を弾き返し、また避ける。それでも双葉は攻撃の手を緩めず、次々と竹刀を繰り出す。
「いいかげんにしやがれ!」
双葉の連打に業を煮やし、亀河が「叢雲」の上段を受けたと同時に前蹴りを出す。
「むんっ!」
しかし、双葉はその蹴りを「草薙」で打ち払う。
「いって! ぐおっ!」
と同時に「叢雲」で亀河の鳩尾を突いてやる。
「おおおっ!」
更に上段面打ちを叩き込もうとした瞬間だった。
「きゃぁん!」
いきなりヒップへと刺激があった。
「な、何をする!」
レフェリーの仕業だった。
「なんだ、そんな声も出せるんじゃないか」
「声なんか・・・くっ!?」
尻を触られた隙に付け込み、亀河がトンファーを振るってくる。
「っ!」
危うく体捌きで躱し、竹刀を構え直す。
「この卑怯者め!」
竹刀に怒りを乗せ、左右同時の突きで喉元を抉る。
「げべっ!」
潰れた声で叫んだ亀河は、喉を押さえて倒れ込む。そのまま足をばたつかせ、痛みを紛らわせようとする。
「待て、さすがにそれは危険技だ!」
いきなり背後からレフェリーが抱きついてくる。
「な、なにを・・・ひあっ!?」
レフェリーは抱きつくだけでなく、なんとスカートの中にまで手を突っ込んでくる。
「ついでだ、ボディチェックを・・・ん?」
秘部へと手を進めたレフェリーが、何故か動きを止める。
「なんだお前、ノーパンか!」
「け、剣道なのだから当たり前だ!」
「いつの時代の人間だよ」
江戸時代、女性に下着を着けるという習慣はなかった。襦袢という着物の内側に着込むものはあったが、現在のようなブラやパンティなどは存在しなかった。
そのため、剣術や柔術と言った武術の修練を女性が行う場合、道着や袴の下には何も着ないで行なうこともあったと言う。
しかし、現代の剣道においてそのような習慣はない。双葉の時代劇への偏愛の所為だった。
「いや、本当は凶器を持っているんだろう」
レフェリーがいきなり職務熱心なことを言い出し、スカートを捲ろうとする。
「何をする!」
双葉は慌ててスカートを押さえる。しかしレフェリーはスカートを掴み、引っ張ってくる。
「は、放せ!」
「嫌がるってことは、何か隠しているな? 見せろ!」
「見せるわけないだろう!」
「いいから見せろ!」
「ば、馬鹿な真似は止めろ!」
「レフェリーを馬鹿呼ばわりするんじゃない!」
スカートを巡る攻防は、突然終了した。
「ああっ!」
「おっ」
なんと、スカートが破れてしまったのだ。しかも股下すぐの箇所で、秘部が見えかねない危うさがある。
「な、な、な・・・なんてことをするんだ!」
双葉は「叢雲」を持ったまま左手で袴スカートを押さえる。
「てめぇ・・・」
喉元を抉られた亀河が、怒りの視線で双葉を睨む。
「やってくれたなぁ!」
「っ!?」
亀河のトンファーが迎撃しようとした「叢雲」を反らし、双葉の右手から「草薙」を弾き飛ばす。
(しまった!)
「食らえや!」
双葉にトンファーが迫る。
(間に合わない!)
そう、「草薙」の防御は間に合わない。トンファーが真っ直ぐに双葉の鳩尾に吸い込まれる。
否。吸い込まれる寸前、亀河の動きが止まった。双葉が右の素手で張り手を出していたのだ。双葉の鍛えられた肉体から繰り出された一撃は、亀河の意識を一瞬飛ばしていた。
「面ぇぇぇぇぇんっ!」
更に「叢雲」の一撃が亀河の脳天へと叩き込まれる。亀河の体が震え、トンファーを取り落とし、遅れてリングへと崩れ落ちる。
これを見たレフェリーが、慌ててゴングを要請する。
<カンカンカン!>
(なんとか、勝てたか・・・)
一度大きく深呼吸し、息を整える。
(長居は無用、さっさと帰ろう)
踵を返した双葉の前に、長い竹刀を肩に担ぎ、口には楊枝を咥え、無頼の雰囲気を纏う男が立ち塞がる。
「お嬢ちゃん、どこに行くつもりだ?」
「もう試合は終わった。帰らせてもらう」
双葉の背後からレフェリーが声を掛けてくる。
「何を言っているんだ、お前は武器を二本も用意しただろう? 二試合するのは当たり前じゃないか」
(・・・こいつは何を言ってるんだ?)
レフェリーの言葉がいちゃもんであるのは間違いない。しかし、既に目の前には敵が居る。
(覚悟を決めねばならないか)
逃げる、否、転身が不可能であれば、相手を叩きのめせば良いだけだ。
改めて二本の竹刀を構えた双葉の姿に、選手コールが始まった。
「赤コーナー、『暴剣』、浦賀餓狗郎!」
コールされた浦賀(うらが)餓狗郎(がくろう)は、竹刀を左肩に乗せて楊枝をぶらつかせる。
「青コーナー、『二刀の邪気眼竜』、呉島双葉!」
秘部が見えてしまいそうな双葉に、観客席からは盛大な野次が飛んでくる。
(こんな下衆どもに、負けてなるものか!)
新たな闘志を漲らせ、双葉は「草薙」と「叢雲」を握り直す。
「それでは第二戦、ゴング!」
今度はボディチェックをしようともせず、レフェリーは試合開始の合図を出した。
<カーン!>
「うおらぁっ!」
ゴングと同時に、浦賀が纏う空気そのままに荒々しく竹刀を振るう。
「くうっ!?」
その剛剣を辛くも弾き返す。
しかし即座に二撃目が襲い掛かってくる。なんとか防いでも、暴雨のような乱撃が止まらない。
「おお、こいつはいい」
下から声が聞こえる。つい一瞬視線を遣ると、何故かレフェリーが腹這いになり、下から見上げてきていた。
「お、惜しい、もうちょっとで見えそうだったがな」
「っ!」
何が見えそうだったのかは聞くまでもない。双葉は慌ててレフェリーから距離を取る。
「なんだ、アソコが見えそうなだけで逃げるのか?」
「・・・なんだと?」
浦賀のからかいに、双葉の目が据わる。
「誰が逃げたっ!」
「おっ!?」
双葉の怒りが、剛力を助長する。浦賀の剛剣を手数で押し返す。
「ちっ」
舌打ちした浦賀は、「草薙」の一撃を大きく弾き、大きく距離を取る。
「二刀か・・・」
そう呟いた浦賀が、何かを蹴り上げる。空中で掴んだのは、亀河のトンファーだった。
「二刀ごっこなら俺にもできるぜ、お嬢ちゃん」
左手にトンファーを持った浦賀が双葉を挑発する。
「なんだと・・・?」
自らの二刀流をごっこ遊びだと言われ、双葉の頭に血が上る。
「舐めるなっ!」
二刀流を自分のものにするため、何年も二本の竹刀を振り、身体を鍛え、技を練ってきたのだ。
自らの修練を証明するため、二刀流の本当の強さを実感させるため、双葉は「草薙」と「叢雲」を振るう。
同じ二刀流ならば、双葉に一日の長がある。左右の竹刀を同時に、或いは巧みにずらし、浦賀を打ち込んでいく。しかし浦賀も中々隙を見せず、双葉の連撃を受け流す。
(! 貰った!)
浦賀の左胴に僅かな侵入口が開いた。そこへと目掛け、「草薙」で斬り上げを放つ。
「さすがにやるが・・・」
「っ!?」
摺り上げ胴を狙った筈の「草薙」での一撃だったが、動きが止められていた。トンファーの持ち手で「草薙」が引っ掛けられていたのだ。
「しまっ・・・」
「おらぁっ!」
浦賀の竹刀が腹部を強かに叩く。
「げはっ!」
内臓が口から飛び出たかと感じるほどの衝撃だった。
「・・・これしき!」
それでも闘志を失わず、浦賀を睨みつける。しかし、いきなり背後から両肩と首を抱え込まれていた。
「さっきはやってくれたじゃねぇか」
「貴様・・・!」
それは、失神していた筈の亀河だった。
「良くやった亀河!」
ここぞとばかりにレフェリーが近寄ってくる。
「ボディチェックをあれだけ拒んだんだ。一度サラシを外して、直接確認しないとな」
そのまま双葉の襟元を寛げ、サラシの要を解く。
「この助平め・・・!」
「抵抗するのか? ほれ」
「あっ!」
レフェリーを蹴ろうとすると、スカートを捲られてしまう。慌てて太ももを捩り合わせることで秘部を隠そうとすると、サラシを解かれていく。
(拙い、このままでは拙い!)
どうにかせねばと焦るものの、羞恥から頭が回らない。その間にもサラシは解かれ、乳房を守る面積が少なくなっていく。
「ぐううっ、放せ!」
「この馬鹿力が・・・!」
剛力で亀河の拘束を振り解こうとするが、肩と首が極められていることで力が乗らず、また亀河の必死さでフルネルソンが外れない。
「亀河、もうちょっと押さえていろよ」
レフェリーがサラシを外していき、双葉の乳肌が見える面積が更に広がっていく。
(拙い、このままでは!)
双葉の焦りを余所に、サラシがどんどんと緩んでいく。
そして、とうとうサラシが完全に解かれた。
「あっ、ああっ!」
途端に双葉のHカップを誇る乳房が締めつけから解放され、今にも剣道着の合わせ目から零れ落ちそうだ。
「・・・こいつはエロいな」
「ああ・・・」
剣道着の襟から覗く谷間は深く、男たちの視線を奪う。
「・・・放せっ!」
胸元に男たちの視線が集中した瞬間、残った力を振り絞り、拘束から逃れる。
「んぅっ!」
それだけでサラシを失った乳首が擦れ、声が洩れてしまう。それでも唇を噛んで「草薙」と「叢雲」を拾い、構えを取る。しかし先程までの力強さは霧消し、吐く息は荒い。
「亀河、しっかり押さえとけよ」
「悪い悪い。また働くから、浦賀の旦那、俺のトンファー返してくれ」
「ほれ」
浦賀が放ったトンファーを、亀河が慌てて受け止める。
「・・・審判、此奴はさっき倒した筈だ。掛かってくるのは反則だろう!」
「いや、ボディチェックをさせなかったペナルティだ。亀河の助太刀を認める」
「なんだと!」
双葉の抗議は正当なものだったが、レフェリーはあっさりと受け流す。
「いいから、ファイト!」
(この審判、どこまで不埒な態度を取るつもりだ!)
双葉の怒りは更に大きく膨れ上がるが、男性選手に隙を見せられない。
二人を同時に相手取れば、必ず隙を衝かれてしまう。そのため、細心の位置取りで一人だけと向き合えるように注意する。
(くそぉ、苛々する!)
直情径行な双葉にとって、このような神経戦は苛立ちが募るばかりだ。
そこにレフェリーの言葉が飛ばされる。
「いいのか、そんなに動いて? 呉島選手の大事なところがチラチラ見えてるぞ?」
(えっ! ・・・いや駄目だ、気にする場合じゃない)
そう思っても、一旦意識に上ってしまえば嫌でも意識してしまう。
(ううっ、乳首が擦れて、くすぐったい!)
乳首が直接剣道着の裏地に当たり、擦れることで、微妙な刺激を与えてくる。
(しかも、胸が・・・!)
Hカップの乳房は、双葉の動きとはまるで違う方向へと暴れ回り、剣道着から零れてしまいそうだ。
(それに、下も!)
破られた箇所から、乙女の秘所が覗いてしまいそうなのだ。
気持ちが自らに向いてしまえば、集中力は乱れる。その集中力の乱れが、つい位置取りを誤らせていた。
「おらっ!」「ふんっ!」
亀河と浦賀がほぼ同時に一撃を放つ。
「しまっ・・・!」
気づいたときには、「草薙」を亀河のトンファーに絡め取られ、「叢雲」を叩き落とされていた。
「ああ・・・」
無刀となったことは、双葉を想像以上に混乱させていた。「草薙」と「叢雲」は、それほど双葉のアイデンティティとなっていたのだ。
「どうした、棒立ちになって。どこか痛めたのか?」
「ひあっ!?」
いきなり、背後からレフェリーが抱きついてくる。しかも襟の合わせ目から右手を差し込み、直接左乳房を揉み込んでくる。
「や、やめろ・・・いうっ!」
いきなり乳首を摘ままれ、転がされる。
「なんだ、もう硬くなってるじゃないか」
「それは、剣道着で擦れたから・・・だから、触るなぁ!」
レフェリーの手を引き離そうとするが、自分でも驚くほど力が出ない。
「レフェリーに命令するとはな」
鼻を鳴らしたレフェリーは、亀河に声を掛ける。
「亀河、そいつを取ってくれ」
「これか?」
サラシを拾った亀河はレフェリーに手渡す。
「ああ、こいつを有効利用しようと思ってな」
レフェリーは双葉の両腕を後ろ手にしようとする。
「や、やめろ!」
その狙いに気づいた双葉は身を捩って抵抗する。
「あ、こら、暴れるな! くそっ、亀河!」
「人を便利使いするなよな」
文句を言いながらも、亀河は双葉の両腕を背後に回させる。
「まあそう言うな、お前も後で楽しめるんだからな」
レフェリーはそのまま、双葉の両腕をサラシで縛り上げていく。
「ついでだ、こいつも・・・」
「ああっ!」
レフェリーはスカートの残りも双葉の腕に巻き、下半身を剥き出しにさせる。
(ぉぉぉ・・・っ!)
強気な剣道美少女が下半身を丸出しにされる。このシチュエーションに歓声が起こる。
「・・・っ」
さすがに双葉は目を伏せ、唇を噛み締める。
「さて呉島選手、ギブアップするか?」
「・・・卑怯者相手に、負けなど認めるものか。例え竹刀を奪われても、自分は武士だ!」
敗北など拒み、双葉は男たちを睨みつける。
「ほぉ、武士ねぇ」
浦賀は双葉から奪った「叢雲」を見せつけるように揺らす。亀河も「草薙」を玩ぶ。
「貴様ら、返せっ!」
「返して欲しいか? そらっ!」
「むぐっ!?」
亀河が「草薙」を突き出す。その先端が、双葉の唇を割っていた。
「竹刀が好きなんだろ? たっぷりと味わえよ」
そのまま揺らし、双葉の口の中を蹂躙する。
「んっ、んぶっ、んむぅっ!」
幾多の対戦相手を叩きのめしてきた「草薙」が、自分の口腔を犯す。この状況が理解を拒む。ただ苦しさだけが双葉を襲う。
「おらっ、どうだ? 美味いか?」
亀河はにやつきながら「草薙」を動かし、双葉の唇と口内の感触を確かめる。
「んぐっ、うぶぅぅっ!」
喉の奥まで突かれ、吐き気までも込み上げる。それでも亀河は双葉の唇を割り、口内を突き続ける。
「えぐっ、おぐふ、うえぉ・・・」
「亀河、そろそろ止めとけ」
「・・・おっと、やり過ぎたか」
浦賀の声掛けに、亀河が我に返る。
「・・・ぷはっ!」
ようやく「草薙」が引き抜かれ、苦しさから大きく息を吸う。
「お次は、こうだ」
亀河は、双葉の口から抜いた「草薙」を、今度は双葉の谷間へと下から差し込む。
「くくっ、自分の竹刀におっぱいに挟んだ感想はどうだ?」
「この、変態め!」
亀河を睨みつける双葉だったが、亀河は平気なものだ。
「折角だ、パイズリもさせてやるよ」
亀河は「草薙」を上下に動かし始める。
「よし、俺も手伝ってやろう」
レフェリーは双葉の胸を左右から寄せ、その状態で回すように揉みだす。
「貴様ら、いいかげんに・・・んぶぅっ!?」
「うるさい口だな、また竹刀でもしゃぶってろ」
亀河は双葉の後頭部を押さえ、無理やり「草薙」を咥えさせる。
「んぶっ、ぷふぅ、んぐぅっ」
喉の奥を突かれる苦しさに双葉の口から涎が垂れ落ち、胸元まで濡らす。それが滑りを良くし、パイズリの速度を上げさせてしまう。
「おいおい、自分でいつも使ってる竹刀だろ? もっと美味そうにしゃぶれよ」
双葉の苦しさなどわかろうともせず、亀河は「草薙」を上下に揺する。
それをにやつきながら見ていた浦賀だったが、のそりと前に出る。
「おい審判、ちょっと脇に退け」
「うん? なんでだ?」
首を捻りながらも、レフェリーは双葉の左側へと体をずらす。
「ほれ」
「あうんっ!」
レフェリーを退かせた浦賀は、「叢雲」の先端で双葉の秘部をつついたのだ。突然の不意打ちに、双葉は喘ぎ声を洩らしてしまう。
「うん? もう濡れてるじゃねぇか」
浦賀が「叢雲」を動かすたび、粘着性のある音がする。
「お前、自分の竹刀舐めさせられて感じてたのか? とんだ変態だな」
浦賀は双葉を嘲りながら、「叢雲」で双葉の秘部を痛みを感じないような力で何度も叩く。
「や、やめろぉ、んぶっ、変なところを・・・あっ、んうぅっ! んむっ、あむぅん!」
「くくっ、見事に感じてるじゃねぇか」
反論しようとすると「草薙」で口を塞がれ、浦賀からは秘部をつつかれる。
「デカくて揉み応えがあるおっぱいだな」
レフェリーが両胸を揉み回すのに合わせ、乳首が剣道着の内側で擦れる。
「美味そうにしゃぶってるな、ええ?」
亀河からは「草薙」を乳房の内側で上下させられ、時折その先端を口に捻じ込まれる。双葉の口からは唾液が零れ、直接、或いは「草薙」を伝って豊満な乳房へと流れ落ちる。
「竹刀が好きなんだろ? どう好きなのかは知らんがな」
浦賀からは「叢雲」で乙女の秘部をつつかれ、刺激され、滲み出した愛液は「叢雲」を汚す。
「ふぐっ、ふぐぅっ、うぐぅっ・・・」
文句を言おうにも、口を塞がれてはそれもできない。
「自分の竹刀にパイズリする気分はどうだ?」
亀河が「草薙」を口から抜き、上下運動だけさせてくる。
「・・・ふざけ・・・はうっ!」
その瞬間、新たな刺激が双葉を襲う。
「折角だ、素股も経験させてやるよ」
浦賀は「叢雲」を水平にし、双葉の股へと差し込み、秘裂へと擦りつけてきたのだ。
「あっ、はぅっ、あはぅうん!」
つつかれるよりも密着感が増し、双葉は更に大きく喘いでしまう。
「浦賀の旦那もやるねぇ」
「お前に言われたかねぇな」
男たちの勝手な言い草に怒りが湧く。
「・・・必ずぅ、逆転してみせる・・・からぁ・・・」
勇ましい科白も、嬌声交じりでは迫力も何もない。
「そうかよ、精々頑張んな」
浦賀は鼻で笑い、「叢雲」を持ち上げるようにしてくる。
「ふあん! や、やめ・・・はぁん!」
「叢雲」が更に秘部へと密着し、押し込まれることで淫核にまで刺激が加わる。
「そらそら」
「はぁ、ふわぁん!」
浦賀が振動まで加えてくることで、一層の快感が立ち昇る。
「うぅっ、や、め・・・あふぅん!」
股下では太ももで挟むこともできず、秘部への責めを受け止めるしかない。しかもその間も胸揉みとパイズリは続いているのだ。
だが、それでも男たちは容赦してくれない。
「亀河、前を持て」
「前? ああ、そう言うことか」
浦賀の指示に一瞬考えた亀河だったが、「叢雲」の先端を握る。
「行くぞ」
「あいよ!」
浦賀の合図で、亀河も一緒に「叢雲」を持ち上げる。しかも軽く揺すり、振動責めも加えてくる。
「あああっ! やめっ、あうっ、やっ、あはぁあん!」
「叢雲」が剥き出しの秘部に食い込み、双葉は何度も喘ぐ。
「そらそら、気持ち良いだろ? 諦めて負けを認めろよ」
「だ・・・誰、が・・・あうぅぅん!」
「声が甘いぜ?」
亀河の言葉責めに、喘ぎ声で返してしまう。
そのとき、レフェリーが口を開いた。
「二人とも、一旦竹刀を離してくれ」
レフェリーの指示に、浦賀と亀河は秘部と谷間から「叢雲」と「草薙」を抜く。
「・・・あはぁ・・・」
思わず崩れそうになる腰に力を入れ、なんとか踏み留まる。
「それじゃ、呉島選手に竹刀を見せてやってくれ」
レフェリーが顎をしゃくると、双葉の眼前に愛用の竹刀が突きつけられる。
「呉島選手、よーく見るんだ。お前の口とアソコから出たもので、大事な大事な竹刀が濡れているぞ? 恥ずかしくないのか?」
「・・・っ」
反論することもできず、双葉は顔を背けるくらいしかできない。
「どうやら、呉島選手はまだ気持ち良くなったことを認めないようだ。二人とも、また頼むぞ」
「そう言うことなら仕方ねぇな」
「さっさと素直になればいいものを」
亀河は再び「草薙」を深い胸の谷間に差し込み、浦賀は「叢雲」で素股を再開する。
「呉島選手、負けを認めるなら止めてやってもいいぞ?」
レフェリーの物言いに思わず言い返す。
「誰が、貴様らのような卑怯者に!」
「そうか、レフェリーにそんな暴言を吐くんだな」
声を低くしたレフェリーが剣道着の襟首を掴む。次の瞬間、剣道着が背後へと引き下ろされた。
「ああっ!」
これにより、双葉の98cmを誇るHカップバストが暴れながら飛び出てくる。
「こいつはまた、直に見るとド迫力だな」
鍛えられた大胸筋に支えられた巨乳は、確かに迫力があった。しかも男の欲望をそそる淫らさだ。
「み、見るな、見るんじゃない!」
身を捩って男の視線から逃れようとするが、豊満な乳房が揺れるだけだ。
「なんだ、そんなにおっぱいを揺らして。そうか、揉んで欲しいんだな?」
レフェリーは勝手な理屈をつけ、背後から鷲掴みにする。
「そ、そんなわけがあるか! 手を放せ!」
「もう乳首も立っているぞ? 本当は気持ち良いと認めたらどうだ?」
「んくっ!」
レフェリーから硬くなった乳首を転がされ、思わず喘いでしまう。
「敏感な乳首だな、ええ?」
「うるさ・・・あくぅっ!」
レフェリーに強い言葉を投げようとしても、乳首を弄られるたびに喘いでしまう。
(嫌だ、こんなの闘いじゃない!)
自分は勝負をしたくてリングに上がったのだ。厭らしいことをされるためではない。
(闘いじゃないなら・・・!)
双葉は大きく息を吸い、遂に敗北の言葉を口にする。否、口にしようとした瞬間、「草薙」を口に突っ込まれていた。
「えぐぇっ、おぐぅっ・・・!」
「おいおい、ギブアップにゃまだ早いぜ。もっと楽しもうぜ?」
にやにやと笑いながら「草薙」を突き上げる亀河が、双葉のギブアップを阻止したのだ。
「さすがに心が折れたか。なら・・・」
「一度イカせてやるか」
男たちは息を合わせて胸を揉み、口を責め、秘裂を甚振る。ずっと責められ続けた双葉は、もう限界を超えていた。
(このままじゃ・・・うぅっ、このままじゃ・・・!)
「んんっ、んっ、んむぅっ・・・んぶぅぅぅぅぅっ・・・っ!」
双葉の腰が勝手に跳ね、秘裂からは激しく潮が撒き散らされる。
「おーおー、派手にイッたなぁ呉島選手」
短い時間に激しい絶頂を繰り返した双葉は、初めての経験に意識を飛ばしていた。しかし二本の竹刀とレフェリーの手に支えられ、倒れることはない。
「おっ、イキ過ぎて気絶したみたいだぜ」
最初に気づいたのは亀河だった。
「そうか、なら本番といくか」
レフェリーの合図で、男たちは一旦責めを止める。
「もうこれはいらないな」
レフェリーは双葉の縛めを外し、剣道着を完全に脱がしてしまう。
「こっちもいらないよな?」
亀河は袴スカートを引き裂き、放り投げる。
剣道着も、スカートも剥ぎ取られ、筋肉質だが見事なプロポーションの裸体を晒される。
「さーて、それじゃまた・・・」
「まあちょっと待て」
双葉へと手を出そうとした亀河を、何故かレフェリーが止める。
「なんだよ」
「なに、良いことを考えついただけだ」
厭らしい笑みを浮かべたレフェリーは、亀河から「草薙」を受け取る。そしてレフェリーは双葉に「草薙」を握らせ、その上からサラシを巻きつけていく。
「ほぉ、面白いことを考えるじゃねぇか」
「まあな。そっちも同じように頼む」
「おい、亀河」
「浦賀の旦那も人使いが荒いぜ」
ぶつくさと言いながらも、亀河は双葉の手に「叢雲」を握らせ、袴スカートの残骸を巻きつけていく。
「できたか? なら、次はここもだ」
レフェリーは「草薙」に双葉の膝を当て、またもサラシで動かないようにしていく。
亀河がそれに倣ったことで、双葉は両手両膝を自らの竹刀で拘束されてしまった。その姿はまるで、敗北して囚われた女剣士のようだ。
「そいつの口も塞いどけ。下手に負けを認められたらこっちが収まらん」
「なるほど、それもそうだ」
浦賀の言葉に頷いた亀河が、スカートの残りを細く引き裂き、双葉の口へと猿轡を噛ます。
「よし、良いだろう。それじゃ、続きといこう」
レフェリーの宣言を合図に、男たちが大股開きで拘束された双葉へと圧し掛かる。
「まずはここだな」
レフェリーは双葉の太ももの間に体を入れると、そのまま双葉の秘部へと口をつける。
「ちっ、先を越されたか」
舌打ちした亀河は双葉の頭側に座り、両胸を揉み回す。
「亀河、片っぽ寄こせ」
浦賀は顎をしゃくって亀河を横に退かせると、自分の竹刀で双葉の左乳首をつつく。
意識を失ったままの双葉は何の抵抗もしないが、身体は時折ひくつき、感じていることを示す。
「んっ・・・んん・・・?」
そのとき双葉の瞼が薄っすらと開き、何度か瞬く。
(え・・・ここは? ああっ!)
記憶の混濁が一気に解消され、自分の置かれた状況に気づく。しかし手足が動かない。視界の中で右乳房が揉まれ、左乳首が竹刀で突かれている。しかも秘部からは得体のしれない感触が伝わってくる。
(い、一体何をされているんだ!?)
秘部へ与えられる刺激の正体を確認しようとするが、自らの豊かな乳房が視界を塞いでいる。
(胸と乳首を触られて・・・あ、アソコを舐められてる!?)
それでも自分がどう責められているのか気づく。
「んんっ、んんぅ!」
どうにか手を動かそうとしても、竹刀を握るようにして縛られてはそれもできない。
人間は握る力は強いが、開く力はそうでもない。握った状態で縛られれば、解くことは難しい。しかも膝も縛られているため、下手に動かせば痛みが奔る。
「お、元気が出てきたな」
そう漏らした浦賀が、竹刀で左乳首を押さえつけ、細かく振動させる。
「ん、んんっ!」
それだけで感じてしまう。
「こっちの乳首は舐めてやるよ」
そう言った亀河が、言葉通りに右乳首を咥え、何度も舐め回し、吸い上げる。
「んんんっ!」
両乳首からの刺激に、思わず腰が跳ねる。
「なんだ、そっちは乳首責めか? なら、こっちはお豆を弄ってやろう」
レフェリーが淫核の包皮を剥き、直接舐め回す。
「あぅっ、んぅっ、んんんぅぅぅぅっ!」
初めて受ける刺激に、喘ぎが止められない。しかも身体は竹刀で拘束され、身動きも厳しい。動くことで快感を誤魔化すこともできないのだ。
まともに快感を受け止めさせられてしまい、目の前の景色が霞んでいく。
(うぁぁ・・・これ・・・まずい・・・!)
そう思ったときには、身体が快感に屈服していた。勝手に腰が跳ね、力が入り、官能の昂りに愛液が秘部を潤ませる。
「・・・んふぅ・・・」
吐息を洩らし、首を仰け反らせる。そのままの姿勢でなんとか息を吸い込む。しかし男たちは双葉を休ませるようなことはせず、尚も嬲り責めを継続する。
(ううっ、休ませて、くれ・・・!)
双葉の声が届く筈もなく、男たちは双葉の身体を玩具にし続けた。
「・・・んふぅ、んふぅ、ふぅぅん・・・」
猿轡をされた双葉の口からは、もう弱々しい喘ぎ声しか洩れ出てこない。それに気づいたのは、手で秘部を弄っていたレフェリーだった。
「もうもがくこともできないようだ。竹刀を外してやってくれ」
「それもそうだな。亀河」
「なんだよ、結局俺がやるのかよ」
ぶつくさと言いながら、亀河が双葉の拘束を解いていく。しかし、猿轡だけは残したままだ。
(ようやく・・・外れた・・・)
今が反撃の好機。それはわかっているが、長時間に渡って嬲られ続けた身体は、もう限界を超えていた。
(ならば・・・)
猿轡を外し、屈辱の敗北を宣言する。そう決意したとき、浦賀が圧し掛かってきた。
「こんだけのおっぱいだ、両手で揉みたくなってきたぜ」
双葉の腹の上に馬乗りになった浦賀は、Hカップバストを鷲掴みにし、ゆっくりとしたリズムで揉んでいく。
「手に余る、ってのはこのことか。楽しませてくれるぜ」
浦賀は両手で乳房を揉み、掌で乳首を転がす。
「こっちが楽しむばかりなのも悪いな、どれ」
浦賀は右膝を双葉の股間に当てると、器用にも膝で振動を与えていく。勿論胸揉みは続けたままだ。
「ふっ、んふっ、んふぅん・・・」
徐々に双葉の甘い声が洩れだす。
「気持ち良くなれたか?」
浦賀の問いに、双葉は我に返る。
(そ、そんな馬鹿なこと・・・!)
慌てて首を振るが、それだけですらもきつい。
「ああ、わかってるよ、気持ち良くて堪らないからそうやって首を振るんだろ?」
嫌味なのか本当にそう思っているのか、浦賀はにやつきながら乳房を揉み、膝で股間を刺激してくる。
「どうだ? さっきもここを弄られたのを思い出したか?」
浦賀は愛液に濡れる秘部を膝でぐりぐりと刺激し、両乳房を揉みながら乳首を転がし、言葉でも責めてくる。
(お、思い出したりなんて・・・)
そうは思っても、初めて絶頂するという強烈な体験だったのだ。忘れることなどできはしない。しかも浦賀の言葉が甘い毒のように脳を犯していく。
「俺の膝がどんどん濡れていくぞ。しっかり身体は気持ち良くなってるぞ。お前も本当はわかってるんだろ? 自分が気持ち良くなっていってんのがな!」
(ああっ、違う・・・違、う・・・っ!)
心で否定すればするほど、より快感を意識してしまう。そして意識するたびに官能が高まっていく。
「そら、またイッちまえ!」
浦賀が双葉の腰を抱え、小刻みに膝を当ててくる。しかも右手で淫核を潰してくる。
「ふぅぅぅ・・・・っん・・・っっ!」
先程まではないものの、快感の波に全身が飲み込まれる。愛刀を更に握り締め、身体を震わす。
「イッたか」
身体をひくつかせる双葉に満足したのか、浦賀が立ち上がる。
「次は俺だな」
すぐに入れ替わりでレフェリーが圧し掛かってくる。
「さ、またおっぱいを揉んでやるからな」
レフェリーも双葉の両胸を揉み始める。
「これだけデカいと揉み応えがあっていいな」
横になっても形が崩れない巨乳を揉み、レフェリーがにやける。
「揉むだけじゃ足りないだろう?」
レフェリーは両乳房を下から揉み上げるようにしながら、左乳首に吸いつく。
「んんっ・・・!」
先程達したばかりの状態で乳首を吸われ、思わず仰け反る。双葉の反応に気を良くしたのか、レフェリーは更に乳首を吸い上げてくる。
「・・・よし、次はこっちだ」
左乳首を涎塗れにしたレフェリーは、今度は右乳首を舐め始める。下からの揉み責めも続けながらだ。
「んっ、んっ、んっ・・・」
双葉の腰が勝手に揺らめく。
「なんだ、呉島選手は乳首も弱いのか?」
双葉の反応に、レフェリーは左乳首への扱き責めも加えてくる。
右乳首を舐められ、左乳首を扱かれ、双葉の官能が刺激される。更にレフェリーは右乳首を舐めるだけでなく、唇で咥え、歯で甘噛みし、吸い上げ、舌で突いてくる。この行為で更に乳首が硬く立ち上がり、一層の快感を生じさせてしまう。
(んんんっ、乳首が・・・こんなこと、されて・・・!)
思わず息を吸い込んだその瞬間、右乳首を噛まれ、左乳首を指で潰される。
「ふぅんんんんっ!」
吸い込んだ息をそれ以上に吐き出してしまう。
「やっぱり乳首が弱いんだな、呉島選手は」
厭らしい笑みを浮かべたレフェリーは、更に乳首への責めを強くしてくる。扱き責め、潰し責め、舐め責めを同時に加えられ、またも快感が危険水域を越えていく。
(くぅぅっ、このままじゃ、また・・・!)
性に未熟なため堪えようもなく、絶頂に向かって走り出す。
そして。
「んんっ、んんっ、んんんぅぅぅ・・・っ!」
猿轡を嵌められた口で大きく喘ぎ、ぴん、と突っ張らせた身体を一気に弛緩させる。
「くくっ、乳首だけでイッたなぁ呉島選手」
乳首責めで双葉を絶頂まで持っていって満足したのか、レフェリーが退く。
「やっと交代かよ」
文句を言いながら、今度は亀河が圧し掛かってくる。
「やっぱりデケぇな」
亀河は双葉のHカップを誇る大きさの乳房をまじまじと見つめる。
「さ、また生のおっぱい揉んでやるからな?」
当然見るだけでは終わらず、両手で左乳房を揉み始める。
「くくっ、両手で揉んで丁度いいぜ」
亀河は交互に乳房を両手で揉みながら、時折涎を拭う。
(こいつら・・・いつまで、私の身体を玩具にするつもりだ・・・)
せめてもの反抗で、亀河を睨みつける。
「その目が気に入らねぇな」
亀河は双葉の上から退くと、双葉の尻を抱え上げるようにする。
「くくっ、恥ずかしいところが丸見えだぜ? もう濡れ濡れでビショビショのアソコがな」
亀河の嫌味にも、猿轡をされていては何も返せない。
「それじゃ、アソコを綺麗にしてやるよ」
亀河は双葉の秘部を舐めながら、両手を伸ばして乳房を揉む。
(こいつ、どこまで辱めるつもりだ!)
しかし、亀河を跳ね除けることも、叩きのめす体力も残ってはいない。双葉にできるのはただ喘ぐことくらいだ。乙女の大事な部分を舐め回され、豊かな乳房を揉まれ、硬くなったままの乳首を転がされる。嫌な筈なのに、視線と腰が動くのが悔しい。
そのときだった。
「亀河、そろそろいいか?」
レフェリーの声に、亀河は不満の表情となる。しかし最後とばかりに淫核を舐め回し、両乳首を指で押し潰す。
「あむむむっ!」
双葉の悶え声など無視して震える尻を放り出し、ゆっくりと立ち上がる。
「ちっ、まだ遊び足りねぇってのに」
「お前一人だけが楽しむのは駄目だろ」
自分が最初に楽しんでおいて、浦賀は亀河を責める。
「勿論まだ終わりじゃないぞ」
レフェリーが唇の端を吊り上げる。
「今度は、ロープ磔の刑だ」
「そいつはいいな。亀河」
「へいへい、わかったよ」
浦賀の呼びかけに、亀河は肩を竦めながら双葉を抱き上げる。
「今度も恥ずかしい格好だ、しっかり楽しませてもらうからな」
亀河は双葉の秘部を弄りながら、ロープ際へと連れていく。
「んっ、んんんっ・・・」
もう体力も残っていない双葉は、猿轡のまま呻くしかできない。
「まずはこっちの手からだ」
亀河は双葉の左手を掴み、トップロープとセカンドロープで挟む。右手も同様に広げさせ、ロープで挟み込む。
「うー・・・ふぅぅ・・・」
双葉はロープに背を預け、喘ぐ。もうそれくらいしかできない。
「お次は足だ」
亀河は双葉の右足を持ち、大きく広げさせながらロープに絡めていく。
「へへ、こいつで仕上げだ」
今度は双葉の左足を掴むと、同じくロープで挟む。
これにより、<地下闘艶場>名物とも言える、ロープを使った拘束が完成していた。
(またこんな、恥ずかしい格好を・・・)
屈辱が双葉を襲うが、男たちの視線から身体を庇うこともできない。
汗の浮かぶ項も、ほつれ毛が張りついた頬も、猿轡をされた唇も、筋肉の盛り上がる背中も、豊かな乳房も、立ち上がったままの乳首も、引き締まった腹部も、張り出した臀部も、愛液に煌めく秘部も、鍛えられた太ももも、すべて欲望の視線に晒されている。
その視線を遮るように、浦賀が双葉の前に立った。
「さっきも悦んでくれたからな、今度は俺の竹刀で悪いが、楽しんでくれ」
浦賀は双葉の秘裂に竹刀を当て、ゆっくりと前後させる。
「んむむむっ!」
忽ち愛液に塗れた竹刀が滑りを良くし、容赦なく秘裂へと快感を送り込んでくる。
「呉島選手、自分の竹刀でおっぱいを突かれるのはどうだ?」
「そら、乳首も突いてやるよ」
レフェリーと亀河は「草薙」と「叢雲」を持ち、双葉のHカップの乳房や乳首を突き回してくる。それだけで巨乳が揺れ、男たちの更なる突き責めを呼ぶ。
男たちに竹刀で玩ばれながら、双葉は緩々と首を振る。
(も、もうやめてくれ・・・ふああっ! もうこんなのは嫌だ、お願いだから、もう・・・っ!)
双葉の心の声が聞こえる筈もなく、男たちは魅力的な肢体を弄り回すことを止めようとはしない。例え聞こえたとしても、止めることはないだろう。
剣道着も、袴も、サラシも、そして慣れ親しんだ「草薙」と「叢雲」も奪われ、筋肉美と豊かな肢体を晒された。大勢の観客から視線を送られる中で延々と続く堕淫地獄の中、双葉は剣士としての尊厳を粉々に打ち砕かれ、女としての悦びだけを与えられ続けていた。