第二試合レポート

 UGCタッグマッチ選手権第二試合、十七歳処女同盟 対 ビューティ・ビースツ。
 茨木美鈴を除く三名がオープンフィンガーグローブを装着。気合が入った表情が多い中、美鈴だけなぜか嬉しそうな表情だった。
 先発は稲角瑞希とビクトリア・フォレスト。オープニングヒットはビクトリアの左ジャブ。鋭いワンツーがいきなり瑞希の顔面を襲う。
 しかし瑞希もやられっ放しではなかった。ビクトリアの右ストレートを左手で弾くと同時に裏拳が炸裂。更に追い討ちのハイキックがクリーンヒット! これでビクトリアが膝から崩れる。フォールに入った瑞希だったが、カットに入った美鈴が瑞希を高々と持ち上げて見せる。そのまま自軍のコーナーにぶつけて瑞希の動きを止め、ビクトリアを引きずって強引に交代。
 改めて試合権利を得た美鈴は瑞希を胴締めスリーパーに捕らえ、左手で瑞希のバストを揉みしだいていた。
 ここで天現寺久遠が出ようとするが、瑞希は相手コーナー付近で捕まっており、救出には余りに距離がある。そのためレフェリーの楓からコーナーへ戻るように注意される。
 美鈴にバストを揉まれ続けていた瑞希だったが、指を極めることで美鈴の拘束を解かせ、鳩尾へ肘打ちを入れる。素早く立ち上がると、苦しむ美鈴の腹部にジャンプからのフットスタンプを突き刺す。怪鳥音を上げて余韻に浸っていた瑞希だったが、美鈴に足を払われてリングで背中を打つ。両者共リングを転がってほぼ同時にタッチし、久遠とビクトリアの対決に。
 ハイキックのダメージが残るビクトリアは動きがまだ鈍く、久遠の連打をガードして耐える。ガードの隙間を狙った久遠の右アッパーを寸前でかわし、その右手を取って自軍のコーナーへと振る。
 美鈴が久遠を後ろから羽交い絞め、というよりバストを鷲掴みにして動きを止め、ビクトリアはボディへの連打で久遠のスタミナを奪う。
 ボディ打ちに悶絶する久遠だったが、ビクトリアを蹴放し、後方への頭突きで美鈴からも逃れる。漸く拘束から逃れた久遠だったが、今度はビクトリアの肩固めに苦鳴を放つ。なんとかロープに到達したが、立ち上がった途端にビクトリアの右アッパーで顎が跳ね上がり、そのままダウン。ビクトリアはフォールに入るが、瑞希がぎりぎりでカットに成功。
 ビクトリアが美鈴とタッチし、美鈴が狂喜して久遠に圧し掛かる。いや、圧し掛かるように見えたが、久遠の巴投げに宙を舞う。久遠は美鈴の髪を掴んで立たせ、DDTでリングに突き刺す。久遠はもう一度美鈴を立たせ、今度はジャンピングDDT! これで美鈴の動きが完全に止まる。
 久遠が美鈴をフォールし、瑞希がビクトリアの突進を二段蹴りで迎撃。このままスリーカウントを奪った十七歳処女同盟が見事勝利を飾った。

十七歳処女同盟 ○(18分3秒 ジャンピングDDTからのフォール勝ち)● ビューティ・ビースツ

 投票数    18 対 11
 メッセージ数  3 対 0


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