第六試合レポート
UGCタッグマッチ選手権第六試合、これが準決勝第二試合目。撫子 対 W・I・B(ウーメン・イン・ブラック)。
W・I・Bの二人はオープンフィンガーグローブを装着。
先発は於鶴涼子とナスターシャ・ウォレンスキー。フェイントを交えながらいいところを組もうとしたナスターシャだったが、涼子は自分に差し伸ばされたナスターシャの手を全て弾いてみせる。涼子の容易ならざる実力に気づかされたナスターシャの表情が引き締まる。
ナスターシャは左ジャブの連打を見せておき、リズムを変えていきなりのバックハンドブロー。しかし涼子は身を沈めることでこれをかわし、左手でナスターシャの足を払う。
受身を取ろうとしたナスターシャだったが、涼子の足が受身を取ろうとしたナスターシャの腕を刈り、これでナスターシャは右肩を強打。右肩を押さえたまま洋子と交代。
洋子の前蹴りが涼子の顔面を襲う。これを仰け反ることでぎりぎり避けた涼子だったが、洋子の右脚はここから踵落しに変化し、涼子の左肩を抉る。これには堪らず、涼子が雪那と交代。この間に洋子はタイトスカートを直す。
リングに出た雪那に、洋子の連打が襲い掛かる。これをガードで耐えていた雪那だったが、洋子のローキックで体勢を崩される。大外刈りに入った洋子だったが、雪那が素早く体をかわしたためこれは失敗。しかも雪那は洋子の右腕を極めに掛かる。
ここで洋子のギアが上がった。俊敏な動きで関節技を外し、強引に投げを打って雪那の体をリングに叩きつける。ここでナスターシャとタッチ。
ナスターシャが引き起こした雪那を捕らえたまま一度コーナーへ下がった洋子を呼び、攻撃を指示する。しかし、洋子のハイキックを雪那がぎりぎりでかわし、ナスターシャの顔面に誤爆。この隙をついて雪那が涼子とタッチ、コーナーには戻らず動揺した洋子を後ろ手に押さえつける。
涼子は顔面を押さえて呻くナスターシャの頚動脈を背後から絞める。ナスターシャのもがく手の動きが緩慢になり、リングに落ちたところでレフェリーの楓が試合を止めた。
これで撫子が決勝進出を決め、十七歳処女同盟と決勝で相まみえることとなった。
撫子 ○(17分24秒 スリーパーでのKO勝ち)● W・I・B
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